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きっと性別なんてものはない。LGBT「Q」が示すセクシュアリティのメッセージ。

男・女 そして今はそこにプラス「どちらでもない」という選択肢をよく見かけますよね?

これだけでも僕らLGBTの当事者からするとありがたい事なのです。

でも実は三択だけではない。僕はそう感じています。

なぜなら、LGBTの中でもくくれないからです。実際に近年LGBTの名称もLGBTにQがついてLGBTQというのが正式ともいわれていますね。

このQは

「クエスチョニング」「クィア」という二つの言葉の頭文字で、どんな子が当てはまるのかというと性自認・性的志向について「まだ決まってない」「決めない方が生きやすい」「わからない」などに当てはまるのがこのクエスチョニング

「クィア」は元々「奇妙な・風変りな」という意味。異性愛以外の性に理解のなかった時代に「変態」の意味合いを持って「ゲイ」を表現する言葉として使われていた。これを聞くと、なんか悪い言葉のように思いますが、20世紀終盤以降はこの言葉を向けられていた当事者であるセクシャルマイノリティが中心となって、あえて自分達を指す言葉として使うようになり、それによって運動や研究が展開され始めた。

簡単にいうと性別どうののくくりではなく「自分」「人間」であるといった考え方だろうか。

僕の場合はLGBTでいうところの「T」の部分に当たる。

性別を超えたという意味の「トランスジェンダー」を指し、「女」から「男」のトランスなのでFTMと呼ばれます。

同じFTMの中でも、男として男が好きな子もいます。ゲイの気持ちと言えばわかりやすいだろうか。ナベホモと呼ばれる事もあります。

そして僕らの逆でニューハーフと言われるMTFの子の中でも、女として女が好きな方もいます。カマレズと呼ばれたり。

命懸けで元の性別を変えても「性的対象」は変わらない。「同性愛」を求めます。

レズビアンの中でも女っぽい子が好きな子、ボーイッシュが好きな子と分かれるし、

ボーイッシュだけど「受け身なネコ役」ボイネコ

フェミニンで女らしい外見でも「攻めなタチ役」のフェムタチ

外見だけの男装・女装だけで満足する子もいる。そして男装はするけど性的対象は「男」・女装をしても性的対象は「女」という人も。

最近多いのは、自分を中性という子です。年齢が比較的若い子に多いですが、

読んで字のごとく性別を聞くと「どっちでもない」or「どっちでもいい」という。そして好きになる恋愛対象も男か女か尋ねると「その時好きになった方」という感じ。本当にどちらでもないのです。

これが最初に書いたLGBTQのQの部分に当たるのかなと思います。

沢山のLGBTとくくられている子たちの話を聞いていると、一人ひとり違うと言っても過言ではない。そんな気までしてきます。

このように、性自認・性的志向は様々。それを「性癖」というのか、「性別」というのか。

僕は長く「性別違和」に悩んだ結果「性別変更」をした。「性別」というものにとらわれてきたこれまでの人生だった様に思う。

でももっと自由で良い。自分の性別も好きになる人の性別も。

LGBTから進化した呼び名のLGBTQが示すように。

「人間」として自分が生きやすく生きていけばいい。そしてそれを非難、否定する権利は誰にもない。


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