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粗放的有機農業⑧ ~目印棒を立てる~

5月も下旬になり、気温も安定した。もう低温害に陥ることはないであろう。

種をまいた作物たちも、生長を開始した。
周囲の雑草たちも、エンジンがかかったようだ。
定点観察している部分では、「植被率(しょくひりつ):植物が地面を覆った割合のこと)」がほぼ100%になったと思われる。

植被率(ほぼ)100%

なので、そろそろ、作物に「贔屓(ひいき)」をするために(笑)、雑草の生育をコントロールし始めよう。

その前に、作物の「ありか」を明確にするために、簡単な「目印棒」を立てることにする。
なんのことはない。色を塗った割り箸を立てるだけだ。

フダンソウ
トウモロコシ:周りがイネ科雑草だと、マジわからん!(笑)
トマト
キュウリ:色が濃い緑なので、判別しやすい
エダマメ
見、見にくい・・

こうやって棒を立ててみると、いろんなことがわかる。

1 トウモロコシとフダンソウの成績が悪い。
この理由は、発芽時の低温だろう。どちらも発芽時の気温は高いほうが望ましい。フダンソウに至っては、発芽適温が25℃!にもなるのである。

よって、この二つは

まき直し


を行うこととする。

ちなみに・・であるが、

種まき時の日数差は、収穫時にはおよそ3分の1に短縮される。

つまり、種まきが1週間遅れても、収穫は2日ほどの遅れに短縮される、ってこと。
で、その遅れた「収穫期」が、気温なんかの「収穫適期」のゾーンに入っていればOK!というわけ・・だ。

トウモロコシに若干の不安が残るが、ま、大丈夫でしょう!
決断したら、さっさとやること・・である。

2 畝の北側の成績が悪い。
日当たりなんかもあるんでしょうね。
ま、そういうことだ。

さて。
雑草の生育コントロールだが、これは、

刈り込み


で対処する。
まずは、庭木用の「刈り込み鋏」を使ってみよう。
これでジョキジョキやるわけだ。

刈り込み鋏

写真ではわかりづらいが、仕上がりはこんな感じ。
作物が「アタマ一つ」抜け出る感じに雑草を刈りこむ。

手間がかかるところだが、これが、「粗放的有機農業」特有の作業プロセス・・ってことですね。

画面右側にキュウリがいるが、若干「徒長(ひょろのび)している

刈り込まれた雑草は引き続き地面を多い、切られて落ちた葉っぱなんかは

有機物


として土に還っていく。
この循環量を増やしたいところだ。

このあたりは「粗放的有機農業」のキモなので、改めてnoteすることとしよう。

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