今日の参拝29 ~謎めいた草の神~
「萱津神社(かやつじんじゃ)」
僕は知らなかったのだが、全国的に、「漬物の神」として有名なのだそう。なんでも、こちらの漬物が、熱田神宮に献上されるらしい。
僕はこちらを、漬物ではなく、
草の神
として訪問した。
理由は、僕が、草を刈っているからであり、将来、その方向の仕事をしたいと考えているからである。
ご祭神は、「鹿屋野比売神(カヤヌヒメカミ)」。
そう、カヤヌヒメである。以前、こちらでご挨拶申し上げている。
さて、こちらの神社、つくりがちょっと変わっている。鳥居をくぐると階段があるのだが、その階段が「下り」なのだ。
出雲?黄泉の国?
そんなことをふと思う。ご祭神的には、全くの無関係なんだけど。
ちょっと、謎めいているよなあ・・・
などと思いながら参拝を続ける。
本殿の脇を進むと・・・
本殿裏の敷地に、いくつかの境内社がある。
そこのご祭神は、カナヤマヒコとか、僕がいうところの、「箱根系」。
何やら意味深な神社である。
境内には、いくつか「ご由緒」を記した木製の看板があるのだが、どれも墨が消えて読めない。唯一読めたのがこちら。
なんというか・・
もともと「農耕神」であったものが、いつしか、「漬物の神」の色彩が強くなっていったのかな?と思える。
まあ、神様もそれをノーとはおっしゃらないだろうし、献上という大切なお役割もあるから、それはそれでいいのだろう。
・・が、僕は、あくまでも「草の神」としてこの神をお参りしようと思う。
しかし・・
僕がこの神にご縁をいただくのは、
たぶん「今」ではない。
本格的に、「草」や「農業」に関わる仕事を始めた時、その時が、正しい時期のようだ。大野神社を訪れた時とは、僕の考えが変わっている。
なのでこの日は、あくまでも「ご挨拶」。それ以上のことはしていない。
こういう参拝は初めてだ。
ところで。
この神社、授与所の脇に「池」があって、「龍神」がお祀りされている。
ちょっと雰囲気が重いように感じた。
きれいな水の湧き出る、澄んだ池にして差し上げたいなあ・・
そう思った。