今日の参拝61 ~「時短」の意味~
2月23日。
暦の良い休日、僕は、「伊富岐神社」に向かう。
・・が、その前に立ち寄らないといけないところがある。それは、
「南宮大社」。
ここに、伊富岐神社の御朱印がある。
おふだはないから、これがその代わりなのだ。
朝、明るくなってから除雪を済ませ、鳥の餌台にごちそうをセットし、南宮大社に向かった。
途中の高速は雪だったが、現地に近づいても辺りは雪景色。
この地に雪が降るイメージはなかったから、これはちょっと意外だった。
到着。
駐車場に車を停めた頃、社殿のほうから太鼓の音が聞こえる。ご祈祷が始まるようだ。ここは大きなお宮だから、次々にご祈祷がこなされていく。
いつものことだ。
御橋を渡る。看板に、2月の行事が書いてある。
どうやら今日は、「天長祭」ってのがあるようだ。そうか、天皇誕生日だもんね。
・・その程度の認識でしかなかった。
ところで・・・
1週間前、僕は夢を見ている。「舞殿」が出てきた夢だ。
実はここ南宮さんには、舞殿がある。ちょうど拝殿の前だ。
「夢に出てきたよなあ・・」
舞殿を横目に見ながら、僕は拝殿に向かい、お参りをする。南宮大社は、右ウイングと左ウイングにも境内社があるから、順繰りに。
お参りを済ませたら、いよいよ、伊富岐さんの御朱印をいただく。おふだ代わりだから、書き置きで。
そういや・・と思い、僕は巫女さんに尋ねる。
「天長祭、ってありましたけど、何か行事があるのですか?」
「はい。10時から拝殿で行ってます。早ければご参列いただけたんですが、もう15分ほど過ぎていますので・・・。けど、外からご覧いただくことはできますよ。」
そうなんだ。
すると、拝殿から雅楽が聞こえ始めた。謡(うたい)もある。
しかも雅楽は「生」だ。
行ってみよう。
僕はそう思い、再び拝殿へ。
ちょうど、二人の巫女さんが、「舞」を奉納していた。
あっ・・!
記憶がフラッシュバックする。
そう、あの「夢」だ。
場所が「舞殿」ではないけれど、舞殿の近くで、舞が奉納されている。
雅楽隊に、神職の方々、そして、参加者の人々。
美しく、静かでにぎやかに。
謡の歌詞が聞こえる。
神の恵みぞ、尊きや
あの夢は、「時短」ってなってたけど、それは僕が遅刻(?)して、
「全部は見られない。」
って意味だったのだ。
そんな予感がしていたけど、やはり今回も予知夢だった。
しばし、外から天長祭のご祈祷を拝見し、最後に「宝物殿」を拝観して、僕は南宮さんを後にした。
立派な扁額と刀が印象的でしたね。
写真を撮り忘れたが、夢の舞殿は白木。南宮さんのは朱塗り。
けど、その近くに、白木の「絵馬」がたくさん、列をなして奉納されていた。
白木のイメージは、これだったかもしれない。
さあ、伊富岐神社に向かおう。