水田の畦畔管理104 〜いよいよ佳境へ〜
昨日から、新たなフィールドに入った。ここは市内で最も山の方にあるエリアである。
市全体が「中山間地」ではあるものの、その中でも最も難関なフィールドになる・・ということですね。
もとより僕は、中山間地の農家さんを助けたい、といった動機でこの仕事を始めたわけだから、このフィールドを攻略することはmustなのである。
さあ、まずは小手調べ・・ということで、近いところから始めよう。
手元のマップによると、標準的な田んぼの面積は10〜20aってところ。そう、傾斜があるから、大きな田んぼが造成できなかったということだ。
そのそれぞれの田んぼに、2mほどの法面が付属している。もちろんもっとデカい法面もあるわけなんだけど、要は、田んぼの上からも下からも刈払機が届かない大きさの法面だということ。そうすると法面に立って、傾斜に耐えて作業しなければならなくなる。
当然、単位時間にこなせる面積は小さくなる。だから、いかに速くこの法面を刈るかということが課題になるわけだ。
この日は30℃を超える暑さだったが、熱中症に気を払いながらD氏と作業を進める。すると、1日あたり、通常のフィールドの半分くらいしか作業できないことがわかった。
一人当たりがこなせる面積を大きくするのには、「機械力」が必要だと思われる。具体的には、小ぶりで扱いやすい「リモコン式草刈り機」である。
「たすかる」をもってしても届かない法面の真ん中あたりは、リモコン機が使えればありがたい。
今は資本がないから導入は無理だけど、デモ機があればお借りして、どれくらいうまくいくのかを検証しようと思っている。
足元は、安全地下足袋がいい感じだ。結構な傾斜に耐えられる。
けれども、刈り進むスピードが上がるわけではないので、「武器」が必要なんですね。
さあ、どんどん知見を積み重ねていこう。
仕事はいよいよ佳境に入る。
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