粗放的有機農業⑫ ~開花、結実~
畑の作物に花が咲いている。
どれも小さな体で、立派な花を咲かせている。
美しい生命の営み。
だが、これが収穫に結び付くかはわからない。
慣行栽培的に言うと、この段階での栄養不足は、花が落っこちたり、実にならなかったり、実がなっても小さかったり・・といった結果を招く。
また、明らかに生育が遅い。
これも収穫に影響するであろう。
やはり、土壌の有機物と、エンドファイト等の土壌微生物を十分に増やしたうえで栽培を行うことが不可欠と思われる。
さて、7月に入り、本格的に暑くなる。作物もキツくなってくる。
なので、最低限のエネルギーは与えないといけない。何せ、それが土中に乏しいのであるから・・・
というわけで、少量の肥料を施用してみる。芝に使った「マグアンプK」。
これで「色」が出るだろうか?
今回は株元に施したが、根域はもっと遠くに広がっているだろう。であれば、効果は顕著でないかもしれない。これも観察のポイントである。
施肥を行うことは残念であるが、これも経験の蓄積のためだ。
とりあえず、これで様子を見ていこう。
なお、フダンソウは、結局草に勝てなかった。
初期の生育が遅い作物は、苗を作ることが無難
と結論する。