
新規のご契約をいただく
先日、今仕事をしている市とは別のエリアの農家さんから、打診をいただいた。
複数の市町に圃場を持つ大規模農家(法人)さんである。
なんでも、拠点から離れたエリアの畦畔管理が困難になってきているとのことで、そこに僕達の噂を聞き、ご連絡を下さった・・というわけだ。

とある日の夕方、僕達は事務所を訪問し、ご挨拶をして、会長さんのお話を聞く。
だが僕は、話じゃなく、会長を一目見て直感した。
この人をお助けしないといけない。
もう、スピ全開なのである。(笑)

会長はとあるエリア圃場図を開き、管理を打診された。
では一度現場を見て、見積りを出させていただきます。
この日はそれで失礼した。
日を改め、僕とD氏は現場に足を運ぶ。家が近かったD氏は、事前に詳細な調査を済ませてくれていた。
それで積算するとですね・・
相当な金額になる。
僕達は顔を見合わせる。
草刈りは慈善事業じゃないし、儲からないと会社が続かない。それはよくわかっている。
だが僕には
これを受けられなければ、誰も救えない。
という強い思いがあった。

そこで、積算法を見直し、理論的にも社会通念的にも説明できると思われる金額を弾き出した。
だがそれとて、会長の得心を得られなければ、なんの意味もない。
月曜日、再び僕達は会長の元を訪れ、初めての「見積書」を提示した。
・・いかがでしょうか。
緊張が走る。
少し前置きがあって、会長は仰った。
ウチが願っていた金額のとおりです。
やった!
僕達は、顧客の思いに沿ったドンピシャの案を提示できたのである。
可能なら他のエリアも考えてほしい。
追加のオファーもいただいた。
これで自信がついた。
奢ることなく、事業を拡大していこう。
