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茶道:お稽古場の風景。

今日は、茶道のお稽古の風景を感じてもらうべく、
私の感じていることも交えつつ、語ってみたい。
私の主観で書いているので、感じ方は人それぞれ違っているかもしれないが、茶道に興味のある方の参考になれば嬉しい。

お稽古場に着くと、挨拶の前にお稽古の準備をしておく。
棗にお抹茶を入れる、お茶碗を出す、お菓子をさらに並べる。。
茶道には前準備が必要で、ちゃんと準備していないとお稽古を始めたときに、「あれ、お道具がない」という事態に陥る。
「備えあれば、憂いなし」というわけだ。

準備が完了すると、お稽古場に入ることになる。
ちなみに準備は、水屋という裏手で行って、お稽古場に道具をもって運ぶ。
お稽古場に入るときは、一礼して、お床のそばまで行き、軸・花・香合を拝見する。窯も設置してあるので、最後に窯を拝見して、席につく。
ご挨拶をして、始まり。

お稽古は、炭点前から始まる。
炭点前とは、炭を窯の下に置くお点前のことで、炭を持ってきて、置いて、香合の中の香木・練香を置くところまでの一連の流れを言う。
これが難しくて、ポイントは炭の置き方や窯の動かし方などだが、段々わからなくなる。時々怒られながら、何とかこなす。

炭出前が終わると、お茶のお稽古に入る。
今時期だったら、風炉(5月~10月に使用する窯の事)の薄茶・濃茶の平点前をまず行う。茶道は許状を受けてお稽古をするという制度があり、どの許状を受けているか、によってできるお稽古が変わってくるので、それぞれが自分のペースでお稽古をすることになる。

この自分のペースでお稽古できる、というところが茶道の好きなポイントだ。大人になってからの趣味で、競争を強いられると、どうしても学生のころからやっている人のほうが上手なので疲れる。
のんびりと自己研鑽できる茶道は私に合っている。

ざっと一連の流れを書いてみたが、特段動きがない文章なので、
読むのに疲れてしまいそうだ。
実際のお稽古は、ここまで淡々と進むわけではなく、お稽古中にはそれぞれの日常の話をしたり、おもしろかったことの話に花が咲いて、楽しい。
先生に人生相談めいたことをしてみたり、お稽古場に来ている方に言われた言葉にハッとさせられたり、「一期一会」の出会いがたくさん待っている。

明日からお茶碗や棗などお道具を語る文章もあったらいいな、
と思うので、ぽつぽつ書いていきたい。

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