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ふ:二人でいること。

自粛が続いている。
家から出ることは少なくなり、友達となんて1か月以上顔を合わせていない。Webミーティングやチャットで会話こそしているが、みなどうしているのだろう。ふと友人たちの顔がよぎる。

もともとHSP気質ということもあり、誰かと長時間一緒にいることが苦手だった。大勢で遊びに行くのも好きでないので、お休みの日も仲良くしている友達と会うくらいで、「人と会う」ことを重要視したことがなかった。
だから、自粛となった時に、大勢の人たちで集まるイベントに参加しなくてよいということに、少し安堵してしまった。
私は一人が好きだから、多少は大丈夫、とも思っていた。

だが、1か月以上自粛期間が続いて、「人と会わないこと」にストレスを感じ始めた。人と会うのが好きだから、それを控えないといけないストレス、というより、「刺激がない」ことに対して、緩やかにストレスをためていった。気づかないうちに少しずつ毒が回っているように、少しずつ心の中に積もっているものがあるような気がする。

このストレスは、自粛がきっかけだったのか、それとも社会人になってから少しずつためていたものなのか、わからない。
ただ、この自粛期間は、人との距離感を、物理的・精神的に見直すきっかけになったと思う。私はとあることがきっかけで人との距離感がわからなくなったせいで、物理的にも精神的にも極力距離を置いて普段生活しているが、そういう生活をするのも限界かな、と感じる。

一人時間が長くなると、誰かと一緒に、他愛のない会話をすることがいかに重要だったか、気づかされた。

一人でいる時間と誰かといる時間、バランスよく配分しないと、心地よく人生を生きられないのだろう。自分にとっての程よいバランスを探して、人との距離感をこの自粛期間に考えたいと思う。

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