こ:媚びるか、媚びないか。

私は、どちらかというと、
好き嫌いがはっきりしているほうだと思う。

なんとなく人に合わせたり、
媚びたりすることをコミュニケーションと思わないし、
そういう人が好きではない。

なんでもっと自分の芯となるものや基準を持たないのかと思うし、
自分の立場をはっきりさせることにためらいがない。

そういう姿をかっこいいとすら思う。

しかし、そういう好きだった「自分らしさ」
社会人になって、疑うようになった。

上司や先輩に媚びる人は多いし、
そういう姿を自分で嫌だと思っていないようだったからだ。
しかも、媚びられたほうもまんざらでもないらしく、
なぜか、媚びる人がうまくいく、ということが多い。

今までいいと思ってやってきた
「こびない姿勢」が否定されてしまって、
価値観の再構成が必要となった。

再構成が必要と感じたのは
私にとって「仕事で評価されること」が
とても重要なことだったからこそだ。
せっかく大学まで頑張ってこだわってきたのだから、
ここまで来て評価されないなんて、絶対に嫌!
という気持ちがあったからこそ、
「評価される人間になるには?」ということを
改めて考え直すこととなった。

その結果、結局私は人に媚びない人間を突き通している。

人に媚びる人が大半だけど、
その陰に努力して実力をつけ
媚びなくても評価される人が一定数いる、
という事実に気づいてしまったからである。

そういう人の努力は計り知れないのだろうな、
と思いつつも
自分もそうなりたい!
自分らしさを貫きたい!かっこいい!
と思ってしまうのだ。

人に評価される、とか
仕事ができるというのにもいろいろあって、
人それぞれ「こういう人を評価したい!」と思う
人物像は違っている。
それが、環境を変えればうまくいく、の根拠だと思う。

私の場合、
媚びるという手段を使う
(人とコミュニケーションをうまくとるという手段を使う)
よりも、実力や数字で評価されたほうが嬉しいし、
どこでもやっていける!という自信がつく。

だからこそ、はじめはこれを目指すべきなのではないか、
と思ってしまう。

20代半ばで実力も何もないのだが、
(だから大きな口なんてたたけない…)
実力が伴わない媚びないは、
かわいげがない後輩でしかない。

それでもここで努力したことがのちに生かされるのだ、と信じて
前向きに努力していきたいなというのが今の考えだ。

幸せなことは今努力していることから生まれ、
不幸なことは過去にやらなかったことから生まれる
ような気がするから、
なんにしても、現在を大切に地道に努力することが、
結局は幸せへの近道なのだと思う。




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