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わ:わがままでも受け入れられるには。

最近見ている呪術廻戦のはなしを
続けてしたい。

ハマっているものについて語りたくなってしまう
性分なので、しばらくこの話は続きそう。

呪術廻戦には、一人の天才が出てくる。

五条悟だ。

私が見たコンテンツの中でも
こんなに最強キャラは今まで見たことないかも、
というほどハイスペックである。

それは、敵に倒せないかも、
といわしめるほどで、
敵が倒せない、とあきらめるくらい強かったら、
物語にならないんじゃないか、と思う。

強いからこそなのか、
めちゃくちゃ軽薄であまり人の気持ちを
考えていないというか、
分かっているけど考慮する気がない。

作中で周りの人をこっそり気遣うシーンも多いから、
賢いタイプで人の考えていることに
気づかないわけがないけれど、
適当だから考えなくていいや、と思っているタイプ。

絵にかいたような天才で、
なかなか現実に存在しないタイプだからこそ、
なんだかこの作品で魅力的に感じられる。

もちろん、「才能がある」という時点で
「かっこいい」と思わされるから、
それで追いかけているところもあるのだけど…

そういう天才って、
なんとなく「人に理解されない」ことや
「孤独」に悩むイメージが私の中ではあるのだけど、
この人はそういう様子が作中で全くない。

最強だが、その力を他人のために使うから、
人に好かれていて、嫌な感じがしない。

わがままでいい意味で性格悪く書かれている彼だが、
そのわがままは誰かを助けるためだったりするので、
人をからかったりするけど、許されている。

彼の「わがままを通せる力」が純粋にすごいな、と思った。

わがままを通すには、

①権力がある事
②こうしたい、と自信を持って言える事

が必要だと思う。

対外的に押し通すために、
権力が必要で、周りの人がついてきてくれないといけない。
②は、自分が揺らいでしまうと
できることもできなくなってしまうから、
意志をもって主張ができる事、が
わがままを通すためには必要だ。

私は、①はさることながら、②を持つのが難しい。

つい、他人はこういっているから…と人任せにしてみたり、
自信がなくてやっぱり違うかも、と意見を引っ込めたり
突き通せることがほとんどない。

①は力があればなんとかなるけど、
自分はどうしたいか?は力がある・ないというより、
どれだけ自分を信じてわがままを通すか?
だからへたしたら何も能力なくてもできる事かもしれない。

話は戻るけど、

五条悟は、
「呪術界をリセットする」という目標を掲げている。

呪術師が家柄の問題で才能をつぶされたり、
保身に走るあまり呪霊を払うという本来の目的が達成できなかったりと
自分たちのことばかり考える呪術師が多いという
現状があるから、変えたい。ということらしい。

最強だから、自分一人で勝手に動いて
スキにお金稼ぎをしていれば楽なのでは、と思うものの、
自分より弱きものを助けて、呪術の世界を変えようとしている。

才能がある人だからこそ、
自分の世界を変えたい、変えられると思うのか、分からないけど、
そういう大義をもって自分のやるべきことは何か?を
自分に問いているのだと思う。

わがままでないと、自分のスキな世界すら守れない。
けれど、そこに納得して強くならないといけないのだな、と
作中で五条が出てくると、考えてしまう。

強いくせに愛嬌もある最強キャラだからこそ
なんだかこの先どうなっていくのか、
先が気になってしまうのである。


わがままを通すには、権力と意志、そして愛嬌が必要。



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