佐藤ゆき

日本で社会学部卒業後、東京での会社員生活を経て、2012年からドイツ在住。 テックライターを経て、ソフトウェアエンジニアに。現地スタートアップで日々奮闘中。 イタリアの自然や食が大好きで、よく訪れてます。

佐藤ゆき

日本で社会学部卒業後、東京での会社員生活を経て、2012年からドイツ在住。 テックライターを経て、ソフトウェアエンジニアに。現地スタートアップで日々奮闘中。 イタリアの自然や食が大好きで、よく訪れてます。

マガジン

  • イタリアをゆっくり旅する

    大好きなイタリアの旅日記。現地で感じたことを写真と共に紹介します。

  • ベルリンでエンジニア

    2018年にライターからエンジニアにキャリアチェンジした時のこと、その後のこと

最近の記事

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プログラミングを1000時間勉強して、ソフトウェアエンジニアになるまでにやったこと

注)こちらの記事は、旧ブログに2018年11月に投稿したものです。 1000時間プログラミングを勉強して、未経験からソフトウェアエンジニアの仕事を得ました。 こちらの記事で、勉強した内容と意識したこと、かかった費用などを共有したいと思います。 未経験からエンジニアとして就職するまでに必要な勉強内容、またその方法というのは、場所によっても人によっても異なるので、一つのベストプラクティスがあるわけではないですが、参考程度にご覧いただければと思います。 そもそも、なぜ1

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    • 別れと出会い

      Xでこんなことをふと呟いたら、意外と反響があった。 結構な年月を共にしたパートナーとの別れから半年が経って、その期間を振り返ってみると、自分でもどこから湧いてきたのか分からないエネルギーに押されながら日々を過ごしてきたなと思う。 彼との別れは予想外で突然のもので、私は傷ついたし悲しみもした。 そして同時に、降ってきた新たな挑戦に立ち向かおうという気持ちもすぐに湧いてきた。これは意外だった。 新たな部屋探しを始めて、仕事と並行しながら、物件の問い合わせやら内見をいくつもこな

      • 2022年の振り返り - イタリア、レイオフ、リモートワークetc

        年末恒例(?)の一年の振り返りを今年もやってみたいと思います! ざっくり各月の個人的なハイライトを振り返るとこんな感じ。 1月🍵 年明けデトックス 2月🌊北イタリアの港町ジェノヴァでリモートワーク 3月🇮🇹南イタリア、ナポリとイスキアを旅行、ベルリンで春を待つ 4月🐣イースター休暇 5月🇳🇱アムステルダム、ザクセンスイス、そして久々の日本へ 6月😷風邪が長引く、勤め先でレイオフ実施 7月🏕️ブランデンブルクをサイクリング、キャンプ 8月📚ちょっと体調不良、ドイツ語で読書 9

        • イスキア島を散策していたら、海の天然温泉と噴気孔を見つける

          イスキア島は温泉リゾートとして有名で、今回はガラガラだった島も観光シーズンは多くの客で賑わうそうだ。特に、ドイツからの観光客がとりわけ多いそうで、今回の旅でも英語は通じなくともドイツ語が通じるという場面に何度か遭遇した。それだけ、現地の人はドイツ人旅行者とのやりとりに慣れているのだろう。 そんなイスキア島に誰でも無料では入れる海の天然温泉が一つだけあると聞いた時、心が躍った。その無料開放されている唯一の天然温泉が「Baia di Sorgeto Ischia」。イスキア港か

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        • イタリアをゆっくり旅する
          3本
        • ベルリンでエンジニア
          7本

        記事

          ナポリからフェリーで1時間、イスキア島は期待以上に楽しい島だった

          2022年、3月にイスキア島を訪れた。 ナポリからフェリーで1時間かかるその島を訪れることに決めた理由は、「都会の喧騒から離れてゆっくりできそうな場所で休暇をすごしたい」という単純な理由だった。 それまでジェノヴァに1ヶ月滞在していた私たちは、少し南に下ることで温暖な気候にも恵まれるのではないかという期待もあった(実際は、寒波のおかげでかなり肌寒い陽気の中で過ごすことになったものの)。 イスキア島の中心的な港に降り立って、観光客向けのショッピング大通りをAirbnbで予

          ナポリからフェリーで1時間、イスキア島は期待以上に楽しい島だった

          イタリアで1ヶ月「ワーケーション」をやってみて感じたこと

          イタリアの食や自然が大好きなドイツ人パートナーと、なんとなく「1ヶ月ぐらいイタリアに住みながら働いてみたいよねえー」と話したのが昨年の夏の終わり、9月始めごろだったと思う。わたしも彼もその年の夏は別々にイタリアでの休暇を楽しんで、その魅力に取りつかれていたのでそんなアイデアが自然と口に出た。ちなみにわたしはソフトウェア開発、彼もデータ関連の仕事をしていて、リモートワークに制限のない会社に勤めているので、ドイツ国外から1ヶ月ほど仕事をするのは問題ない。 「イタリアに滞在するなら

          イタリアで1ヶ月「ワーケーション」をやってみて感じたこと

          2021年の振り返りー長い長いロックダウン、旅と出会いとドイツ

          年末なので、振り返りを書いてみたいと思います。今年はあっという間に過ぎ去ってしまったのですが、毎年同様、今年初めの時点ではまったく想像していなかった変化の数々を経験することになりました。 長い長いロックダウンの冬振り返ると、今年初めの時点では、ドイツはまだ厳しいロックダウンの中にあって、多くの飲食店や小売店は閉店を余儀なくされていました。気軽に友人とも会えるような状況ではなく、厳しい規制は何度も何度も延長され、なんと5月の中旬まで続くことになりました。2020年の11月から

          2021年の振り返りー長い長いロックダウン、旅と出会いとドイツ

          最近、わたしがやめたこと

          日本を出て、ベルリンに暮らすようになって10年近くになる。 その間にやめたことというのはたくさんあって、それはたとえばパンプスとストッキングをはいてオフィスに行くことだったり、朝にメイクをすることだったり。それから、誰の話に対してもできるだけ笑顔で相槌を打とうと試みることだったり、相手の主張に同意できないときにも曖昧な笑顔でごまかそうとすることだったりもする。 ある社会の中で「スタンダード」とされている価値観が、他の社会ではまったくそうではないことはよくあることで、だから

          最近、わたしがやめたこと

          ブートキャンプで教わらないこと: ベルリンでソフトウェアエンジニアになろうと思ってからの3年間を振り返る<2>

          こんにちは。ベルリン在住エンジニアの佐藤ゆきです。 今回は、前回のつづきになりますが、半年強の自己学習&ブートキャンプでの準備を経て、ジュニアバックエンドエンジニアとして就職をしたわたしが現場でぶちあたった壁について、書きたいと思います。 前回の記事: 前回の記事では、ブートキャンプで勉強しても「現場で通用するレベルに達することができるかといったらとても難しい」と書きましたが、改めて考えてみると「現場」にもよるなと思いました。就職先で課されるタスクによっては、割とスムーズ

          ブートキャンプで教わらないこと: ベルリンでソフトウェアエンジニアになろうと思ってからの3年間を振り返る<2>

          半年でキャリアチェンジって可能?:ベルリンでソフトウェアエンジニアになろうと思ってからの3年間を振り返る<1>

          こんにちは。ベルリン在住エンジニアの佐藤ゆきです。 わたしがエンジニアを目指し始めたのは3年前、既に30代半ばの頃でした。それまではコードを書いた経験がゼロ。それから、独学とブートキャンプで1000時間勉強をして、ベルリンのスタートアップにエンジニアとして就職しました。 約2年、エンジニアとしての経験を積んだ今、振り返って思うことを何回かに分けてまとめておきたいと思います。エンジニアにキャリアチェンジすることに関心がある、独学やブートキャンプで学んだあとの勉強方法やキャリ

          半年でキャリアチェンジって可能?:ベルリンでソフトウェアエンジニアになろうと思ってからの3年間を振り返る<1>

          贅沢とはなにか?

          贅沢とはなんなのか? 最近思うことについて、書いてみたいと思います。 90年代や2000年代、私が東京にいたころの価値観では、贅沢というのはブランド品を買うとか、高級車を買うとか、あとは郊外に素敵な一戸建てを買うとか、そういう社会の中での希少価値やステータスに基づいて高く評価されるものを手に入れることだったと思います。 私も少なからず、そういう価値観の影響を受けていて、 長時間労働の対価としてもらった3桁のボーナスで、ハイブランドの鞄を買ってみたりとか、していた時期もわず

          贅沢とはなにか?

          2020年の振り返りと、2021年の抱負

          年末がバタバタしていたので、今更ながら去年の振り返りと今年の抱負について考えている。 去年はコロナ禍によって、色々な活動に制限が課されてしまったので、逆にこうした非常事態中でも心身の健康を保つために何をすべきかというのを徹底的に考える機会が得られた。具体的にいうと4月。それまで通っていたジムにも行けない、友人にも気軽に会えない、旅もできないという状況になって、何か対策をしなければ多分心身共に病むと思った。なので、健康を維持するための習慣を自分に課すことにした。 具体的には

          2020年の振り返りと、2021年の抱負

          壁の色に惹かれる

          ドイツでは、今日から再びロックダウンが始まって(といっても春のロックダウンよりは緩やかなもので、フランスのような外出禁止令も出ていないし、営業しているお店も多い)、カフェやレストラン店内での飲食は今月末までできなくなった。 夏ぐらいから、自粛していたカフェ通いを再開していた自分にとって、これはちょっと辛い。でも、ここ数週間でドイツ国内の感染者数は激増しているし、私が住んでいるエリアもまたハイリスクエリアになっていて、ロックダウンを今のタイミングで実行して、クリスマスまでには

          壁の色に惹かれる

          満天の星空をながめる

          ものすごい感動が押し寄せてきた。自分が自然の一部になって、無になるような感覚を得たのは、15年ほど前にカナダのロッキー山脈で体験したとき以来だ。そんな体験を自宅から100kmほど離れた場所で経験できるとは思っていなかった。 ベルリンから西に100km離れた場所にある西ハーフェルラント自然公園内のギュルパー湖の近くで、友人たちと一緒に星空を眺めた時のことだ。 自然保護区の野鳥観察を終えたあとに、午後8時ぐらいに携帯用のライトを灯しながら外でスープをいただいたあと、灯りをすべ

          満天の星空をながめる

          私が英語をがんばろうと思ったきっかけ、そしてやったこと。

          注)こちらの記事は旧ブログに2015年11月に掲載した記事です。5年前に書いたものですが、今もたまに読んで、過去の自分に励ましてもらうことがあります。 ✍️ 「どうやったら英語を身につけられるんですか?」 こういう質問を頻繁にいただきます。10年前ぐらいから。 「とにかく練習すれば身につきますよ!」などといった、曖昧な(でも真実)お返事をしてきたのですが、つい最近自分が英語をがんばろうと思ったきっかけについて人に話す機会があって、結構興味深く聞いていただいたので、ここに

          私が英語をがんばろうと思ったきっかけ、そしてやったこと。

          内向型の私が、『内向型を強みにする』を読んで考えたこと

          注)こちらの記事は旧ブログに2015年に書いたものになります。 面白い本に出会ってしまいました。今年読んだ良書ベスト5入りは確実の本です。 その本は『内向型を強みにする』(マーティ・O・レイニー著、務台夏子訳)です。 なぜこの本を手に取ったかというと、ここ最近、ああー自分は内向的なんだなと思うことがよくあって、そんな自分の特性に興味が湧いてきたからです。 一人で過ごす時間を増やしたら、パワーがみなぎり幸福感に包まれた自分が内向的だと思ったきっかけというのは、先月あたりか

          内向型の私が、『内向型を強みにする』を読んで考えたこと