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「両手に抱く、一番幸せな時間」
母親としての一番の幸せ。それは両腕に息子たちを
「ぎゅっと」抱きしめる寝るうでまくらの瞬間。
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お昼寝のじかんがやってくる。
「こっちおいで」と、優しく呼びかけると小さな足音がリビングに響き、
彼らは私のもとにやってくる。
二人は無邪気に私の腕に飛び込む。
小さな体が私の両腕にぴったりと収まり、その瞬間、優しい色が広がる。
何とも言えない幸せに包まれる。
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「さ。寝よっか」とささやくと、二人は安心したように目を閉じる。
小さな寝息が聞こえてきて、その音が私にとっての心地よい音色となる。
この一瞬一瞬が、私にとって何よりも大切で、一番幸せな時間だ。
この瞬間が、私が母親として感じる一番幸せの時間だ。
両腕で二人の息子を抱きしめることができるこの時間が、
私にとっての最高の宝物。
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いつか彼らが大きくなり、この腕枕が必要なくなる日が来るかもしれない。それでも、私はこの瞬間を永遠に忘れない。
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もし、かみさまが
「人生で一番幸せな時間はなんだった?」と尋ねたら、
迷わず答える。
「二人の息子をうでまくらして寝る時間でした」と。
言葉では言い尽くせないほどのあたたかい気持ちが広がる。
二人の息子たちと過ごすこの時間はとても短い。
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この両手に抱く今、幸せな時間を、私はずっと味わいたいと思う。
二人の寝顔を見つめながら、この小さな体をいつまでも守り続け、
いつまでも忘れられない「一番幸せな時間」