「両手に抱く、一番幸せな時間」
母親としての一番の幸せ。それは両腕に息子たちを
「ぎゅっと」抱きしめる寝るうでまくらの瞬間。
お昼寝のじかんがやってくる。
「こっちおいで」と、優しく呼びかけると小さな足音がリビングに響き、
彼らは私のもとにやってくる。
二人は無邪気に私の腕に飛び込む。
小さな体が私の両腕にぴったりと収まり、その瞬間、優しい色が広がる。
何とも言えない幸せに包まれる。
「さ。寝よっか」とささやくと、二人は安心したように目を閉じる。
小さな寝息が聞こえてきて、その音が私にとっての心地