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「家族は替えが効かない一発ガチャ」

ガチャというのは、もちろん、数百円を入れてガチャガチャとカプセルを出す、アレのこと。

何が出てくるかは、出てきて、カプセルを開けるまでわからない、あれです。  

「家族はガチャ」というのは、ジェーン・スーさんの言葉。 

8月9日に行われた「松居大悟×ジェーン・スー 「息子と父、娘と父。家族ってなに?」 『またね家族』(講談社)刊行記念」のオンラインイベントでのご発言でした。。 

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まあ、うちの実家の家族は、結構「あたり」の方なんじゃないかと自分では思っています。

でも、一般的に言えばあたりもあれば残念な場合もあるわけで、それにとらわれすぎなくてもいいということをスーさんはおっしゃっていたのです。 

今回のイベント、正直言ってわたしはこれまで松居さんのことを存じ上げず、スーさんとどんなお話をされるのか知りたくて、慌ててセミナー直前に松居さんの「またね家族」を拝読しましたが、オンラインイベントではやはりスーさんの発言に注目してしまいました。 

「親のことを考えただけで呼吸が浅くなったりする人もいる。

家族はガチャ。当たり外れってとても大きい。

そういう意味ではうちらはラッキーだったと思う。

『戦闘能力に難あり』くらいのメンバーだったから。」

「(周囲の話を)聞いてると、家族って本当にそれが福音になる人もいれば若干の足かせになる人もいる。

こんなに大切に思っている人もいれば、こんなに邪険にしている人もいる。」

松居さんが

「家族は仲がよいものです、みたいなものがあって・・・」

というと、スーさんは

「ガチャだから無理だよ。替えが効かない一発ガチャだから。」 

とおっしゃったのです。 

 

「替えが効かない一発ガチャ」かあ。 

 

わたしは運のいいことに家族との縁が福音になっていますが、そうではない場合もあるわけです。 


スーさんは毒親と言われるような親について

「コントロールしてくる親なら、うっちゃって逃げるしかない。」

と言い切っていました。

親の期待に応えられないとかいう罪悪感はあるかもしないけれど、(本当に毒親であれば)相手のコントロールにハマる方がダメージが大きいからです。 

 

わたしの知人でも家族との関係に苦しんできた人がいます。

「家族は換えのきかないガチャ」という言葉が、彼女のような人の助けになるかもしれないなと思いつつ聞いていました。 

 

その他にも、スーさんの名言が炸裂。 


「男の人が考えなくて済むのって、景気がいいときだけ。

経済さえうまくいっていれば、自己承認される。

経済が悪いと、自分と向き合わないといけない時がくる。」


「傷ついた気持ちはしっかり受け止めた方がいい。
それをどう捉えるかはその人次第。」


そして、理想の家族について聞かれたスーさんが答えたのは

「愛と尊敬、それがちゃんと保てる家族がいい」

ということ。 

 

愛と尊敬。

(まさにその通りのことをその昔口にしたことがありましたが、相手にはその意味が伝わらなかったようで、その後ユニット解散。)

やはりこのふたつってとても大きな、大切なことですよね。 


スーさんと松居さんが今回初対面ではなく、以前も一緒にお仕事されたりしていたこともあり、また、参加者のみの場でのお話だったので、かなり歯に衣を着せない(良い意味で)お話を伺うことができました。  

 

最後にスーさんと松居さんが記念写真を取らせてくださった時、

スーさんのぷっくりした手のひらを見て

「ああ、これがスーさんの本に書かれていたパパ譲りの手のひらか」

と納得。

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スーさんの「生きるとか死ぬとか父親とか」の中に、スーさんとお父様の似ているところのひとつとして書かれているのが手のひらでした。

「手のひらがクリームパンのように丸っこいのも似ている。

指がぷくぷくしていて、指輪が似合わない。」 

確かに、まるまると可愛らしい手のひらですね(^^) 

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今回のイベントは家族というテーマ自体にも興味があったのですが、スーさんの本の読者としては、画面越しとはいえ、リアルタイムで目の前で話すスーさんにお会いできたのは、とても嬉しいことでした。 

(TBSラジオ「生活は踊る」も楽しく拝聴していますが、RADIKOで聞くことが多く、やはりリアルタイムに目の前でお話が聞けるのとは違いますから)

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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