イスラエルからやってきた印象派 「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」
この冬、いくつか気になる美術展が
開催されています。
でも、年末年始の忙しさに紛れているうちに
そのうちの一つ、三菱一号館美術館の
「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」
が1月16日(日)に終わることに気づきました。
これはまずい!
でも、最終日とその前日の土日なんて、
混んでいるに決まっています。
運よく金曜日は夜間開館をしているので、
インターネットでチケットを購入しようとしたら、完売している・・・。
「と言うことは、もう見られないの?」
と焦りつつ、電話で問い合わせをしてみると、
当日券を購入できるとのこと。
少し残業してから美術館に向かいましたが、
それでも充分ゆっくり見学することが
できました。
「イスラエル博物館からの印象派作品」
と言うだけで
「貴重」の二文字が頭に浮かびますよね。
この展覧会の見どころとしてあげられているのが
1)日本初!イスラエル博物館が所蔵する印象派の名品選
2)印象派の光の系譜をたどる珠玉の作品群
3)モネ、ゴッホ、ゴーガン等画家たちのピーク時の傑作が一堂に
の3点。
初来日作品も多いと聞いていたので、
とても楽しみにしていました。
(写真は展覧会ちらしと写真撮影可能な
展示室で撮影したものです)
確かにゴッホの作品でも
「これは言われなければ
ゴッホの作品とは気がつかないなあ」
と言う作品もありましたし、
ピサロの作品
「エラニーの日没」など、
初めて出会って
わたしにとっても新鮮な美しさに
足を止めて見とれたりしました。
また、イスラエル博物館の所蔵する
モネの「睡蓮の池」の他に
特別展示「睡蓮:水の風景連作」として
東京富士美術館など
日本国内の他の美術館が所蔵する
モネの睡蓮が集められ、
贅沢な展示を見ることができました。
そして、今回特に楽しみにしていたのが
プロイセン(現在はポーランド)出身の画家、
レッサー・ユリィの作品。
日本では知名度は低かったと思いますが、
昨年展覧会が始まった後に
ある方がラジオでこの方の作品を激賞されていて
「一体どんな作品なんだろう?」
と思っていたのです。
この写真はこの方の「風景」と言う作品。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、
この方の線や色の使い方は、
ど素人のわたしが見ても
際立っているのです。
この方の4点の作品のうち、
わたしが一番好きだったのは
とても都会的な印象の「冬のベルリン」。
(残念ながらポストカードもなく、
写真も撮れませんでした)
「この方の絵、好きだなあ」
としみじみ拝見いたしました。
やっぱり、諦めずに見に行ってよかった!
今またコロナ感染が拡大していて、
楽しみにしていた別の展覧会が
延期とのニュースも聞きました。
これからもまだ
コロナ対策を続けるしかありませんが、
やはり見たい美術展はコロナの状況を見つつ
できるだけ足を運びたいと思います。
こんな時だからこそ、
美しいものに触れて感動することは
心の健康を守ってくれるので。
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
*久しぶりの東京駅は
とても綺麗に見えました✨