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心にしみる音楽・ビューティフルハミングバード

「ビューティフルハミングバード」は鳥の名前ではなく、
ボーカルの小池光子さん、
ギターの田畑伸明(タバティ)さん
の男女デュオ。 

2023.02.04 タワーレコード渋谷のインストアライブにて

学生時代に出会ったお二人がビューティフルハミングバード(通称「ハミンバ」)
を結成したのが2002年とのことで、昨年が結成20周年の記念の年だったのこと。

わたしが彼らの曲をきちんと聴き始めたのは最近になってからなのですが、ドラマやCMなどの曲も担当されているので、知らずに耳にしていたはず。

NHK「みんなのうた」や「おかあさんといっしょ」、NHKEテレ「シャキーン!」の曲も担当されているので、お子さんのいる方ならなおさら、どこかで出会っているかもしれません。

わたしは音楽に詳しい方から「ハミンバ」(長いのでここからこの名前で書きます)のことを教えていただき、まずSportifyで聞いてその心地よさにびっくりしました。 

びっくりするほど心が落ち着くメロディにボーカルの小池光子さんの歌声があまりに柔らかくて、伸びやかで。 

タバティさんのアコースティックギターもとても優しくて、いつまでも聞いていたくなりました。

じっくり聞きたくて、まずは昔の作品のCDから入手して聞いてみたのですが、ハミンバの曲は和むだけでなく気持ちよく眠りに入るのにぴったりで、ほぼ毎日のように聞いて眠るように。

そして、2月4日(土)にタワーレコード渋谷店でハミンバのインストアライブが
開催されると知り、
「滅多にない機会!」
と楽しみにしていたのです。

CDやSportifyで繰り返し聞いていたお二人の曲を、本当に目の前で聴けるなんて!

MCをつとめた長門芳郎さん(PIED PIPER HOUSE)はハミンバの アルバム『HIBIKI』(残念ながら現在は廃盤)のライナーノーツを書いていらしたとか。

「僕は洋楽のライナーノーツなら何千枚も書いてるんだけど、邦楽はほとんど書いていない。
(ハミンバ以外では)大貫妙子さん、かなあ。」

おお、長門さん、そんなにすごい人だったのか。
(インストアライブまで予備知識ゼロでした)

ちなみに、「Hibiki」にはユーミンの曲、「瞳を閉じて」のカバー曲が収録されているのですが、その曲はまだデビューから間もなかったユーミンが長崎県五島列島の奈留島の女子高生が
「自分たちの学校の校歌を作って欲しい」
という手紙を受け取り、実際に作った曲。

ハミンバの小池光子さんは祖父母が五島列島の出身でそのエピソードを知っていたのだとか。
この日MCをつとめた長門さんは、その「瞳を閉じて」が収められたユーミンの2枚目のアルバム「MISSLIM(ミスリム)」のレコーディング現場に立ち会っていた方だそうで、ハミンバの「Hibiki」のライナーノーツにはそんなエピソードも書かれたようです。 

(それを聞いたら読みたくなって、わたしは中古の「Hibiki」を探して発注したところです)

そんなトークの後のインストアライブでは最新アルバム「Sincere(シンシア)」から数曲を聴くことができました。

(アルバムはこの日買うと決めていたので、曲は先にSportifyで予習)

ひたすらに心地よい「空のなかに」が聴けたのも嬉しかったのですが、このアルバムでいちばん好きな「クロタラリア カニンガミー」を目の前で聴けたのは本当に本当に嬉しかったです

そして、曲のお話を聞けるのも楽しくて。

この日会場で音響スタッフ?をしていたのが小池光子さんの弟さんだったのですが、光子さん曰く、
「私には弟と妹がいて、妹はぼんやりしていて、よく傘を忘れるんです。」

そんな妹さんと飯田橋の遺失物センターに傘を探しに行った体験から生まれたのが
「傘」という曲。 

お話を伺ってから「傘」をライブできいて、この曲が一層好きになりました。

ちなみに、歌詞の一部だけ転記しますね。

「傘

いつかなくした あの傘は
どこかでまだ きっと待ってる

その声が
呼ぶ声が
きょうの朝

一日じゅう 呼び続けるけど
聞こえないわたし
イヤフォンから 雨の曲
口ずさむ手には
新しい傘

どこかではぐれた あの傘よ
いまでもまだ わたしをおぼえてる?」

なんだか絵本のお話のようですね。

ライブの後は購入者特典でアルバムにサインをいただき、その時にお話できたのもとっても嬉しかった✨

夢のような贅沢なひと時でした。 

もちろん、今もハミンバのアルバムを聞いています。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

*立春のこの日は、インストアライブに出かける前に武蔵野八幡宮と井の頭弁財天にお参り。
良いお天気にも恵まれました。


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櫻木 由紀 Yuki Sakuragi
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