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お盆にお参りができなくても、手を合わせて感謝を伝える。
お盆も最終日ですね。
今年はコロナ禍で帰省やお墓参りができない方も多いと思います。
わたしも東京の自宅で過ごしていますが見えなくても、
きっとわたしのご先祖様もこちらの世界に
帰ってきているはず。
ひとり住まいの部屋にはお仏壇もありませんが、
手を合わせて
「おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう。
ご先祖さま、ありがとうございます。」
と言葉に出して伝えています。
亡くなった方に手を合わせて
「ありがとう」
と感謝の念を送ることも
供養になると聞いたことがあります。
また、亡くなった方を思い出すことで、故人が喜ぶのだそうです。
ですから、お墓参りができなくても、
お仏壇にお線香をあげられなくても、
せめてもと思い、
亡くなった祖父母のことを思い出し、
手を合わせて
いつも守ってくれていることを感謝しているのです。
今日は終戦記念日ですが
母方の祖父は戦時中は南方に行っており、
孫たちに折に触れて戦争の話を
聞かせてくれる人でした。
祖父母の家に行くと、
孫たちを迎えてこれから食事、という時に
祖父が戦地のことや
戦時中は食べるものにも不自由していたことなどを
話し出すこともありました。
そんな時、
「ゆき、どう思う」
と聞かれたりすると、
「いまは、ぜいたくしてると思う」
などと答えながら、子供心に
「今ここでそんな話をしなくても・・・」
と思ったこともありました。
でも、祖父の話が現実だった時代があったのだと
祖父は何も知らない孫たちに
伝えておきたかったのでしょう。
祖父にとっても辛い話だったと思いますが、
「自分が話せる時に、孫たちに話しておこう」
と決意していたのだと思います。
祖父が帰国した時にはマラリアにかかっており、
高熱にうなされながら
「戦友が踏切のところに迎えにきている」
などと口走っていたのを
当時子供だったわたしの母も覚えていて
なんども聞かせてくれました。
そんな辛い時代も、
わたしの祖父母や両親が生き抜いて
わたしが生まれてきたのです。
ご先祖様がいたおかげで
わたしが生まれてきたこと、
辛い時代も祖父母たちが一生懸命に生きて
わたしの両親が生まれ育ち、
わたしの今につながっていること。
心からありがたい、と思います。
そして、今の平和が当たり前ではなく、
本当に「有り難い」ものなのだと感謝して
今日を過ごしたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
*美しいマスクケースは
「想彩工房」さんの手染め友禅和紙を使った、職人さんの手作り。
ケースには
「少しでもマスクの生活を楽しめるようにとの想いで作っておりますが、
早くマスクケースなどは必要がなくなり、
みなさまが安心に笑顔いっぱいに過ごせる時が
来るのを願っています。」
とのお手紙と、マスクケースと同じ柄の和紙で作られた
鶴も同封されていました。
こういう心遣い、嬉しいですよね。
詳しくは、こちらでご紹介しています。
https://ameblo.jp/cozy-room-japan/entry-12617947999.html
*「人生よかったカルタ・こども編」
今回は、「な」、「仲間はずれになってよかった」。
どんな理由でも良いので、
(フィクションでもいいので、)
「よかった」理由を考えて見てくださいね。
わたしの解答例は
「無理に人に合わせずにマイペースで行こう!
と思えたので、よかった。」
あなたはどんな「よかった」理由を考えますか?
ぜひ、聞かせてくださいね。
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