見出し画像

沖 昌之写真展「これネコ それネコ?」@フジフィルムスクエア

xで写真を拝見していた猫写真家の沖昌之さんの写真展「これネコ それネコ?」が開催中と知り、夫と見に行くことに。

六本木・ミッドタウンのフジフィルムスクエアの会場は猫の写真でいっぱい!

「これ、どうやって撮ったんだろう?」
という一瞬を捉えた写真や、まるで漫画のようにドラマチックな表情の猫など、見る猫見る猫それぞれに見入ってしまいます。

会場には写真家の沖さんがいらして、まもなく発売になる新写真集
「これネコ それネコ?」
を購入すると、サインを入れてくださいました。

サラサラと猫の絵を書いてしまうのがさすが!

そして、14時から沖さんのギャラリートークが始まるとのこと。
これはラッキー!とそのままその場で参加。

もともとアパレル会社に勤めていた沖さんが、この日着用されていたシャツの胸にどーんと写真が載っていた猫、「ぶさにゃん先輩」に出会って猫写真を撮るようになったことなど、まずは自己紹介。

そして、会場に展示されていた写真について
撮影した時の様子やその周囲の人たち・猫たちの様子も含めてお話ししてくださったので、写真がより一層味わい深くなり、お話の後、もう一度会場全体を見て回り、写真を味わいました。

例えば、神社の脇でニ匹の猫が立っている写真を見て、わたしは「壁ドン」、夫は「カツアゲ」と思ったのですが、沖さんも「カツアゲ」派。
他のお客さんの中にも「壁ドン」派が。

沖さんは
「その人が持っているバックグラウンドによって感じ方は変わると思う」
と話していました。
(確かに!)

また、写真で見て不可思議な姿勢の猫を見てわたしも夫も「????」と思っていた写真もあったのですが、
「葉っぱに止まっていたちょうちょを取ろうとして失敗して後ろにあったオブジェとそっくりな形でのけぞった猫」
だったことが判明。

また、港でおばちゃんが魚を猫に奪われて驚愕している写真もおばちゃんの表情があまりに
「驚愕」の二文字で思わず笑ってしまいました。

沖さんによると、この方は漁師さんの奥さんで、猫に毎日魚をあげている心優しい方なのですが、あげる時にわざとあげるふりをしてあげなかったり猫の手が届かないくらい上に魚を掲げたり、と猫にちょっとした意地悪をすることがあるのだそうです。

この日も猫の手が届かない高さに魚を掲げて見せると、猫がまさかのジャンプ!で魚を奪われてのあの表情だったのでした。

「その瞬間」を捉えた方だからこそ知っている
撮影のお話、とても面白かったです。

この展覧会に使われている写真は新刊の写真集に使われているものも未収録のものもあるとのこと。

「写真集を作る時は自分が良いと思うものだけではダメで、ディレクターや編集者の視点が入ることでたくさんの人に楽しんでもらえる本ができる」
というお話も、なるほど、と思いました。

会場の装飾も楽しくて(そして写真撮影&SNSシェアOKだったので)、次々と写真を撮影。


帰り際に沖さんにご挨拶して、夫と
「楽しかったね〜」
と会場を後にしました。

東京でのこの展覧会の開催は3/6(木)までですが、この後大阪・札幌・名古屋に巡回します。

札幌の妹も猫好きなので、展覧会のチラシを送って教えてあげようと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

*昨日は3月1日だったので、帰り際に乃木神社におついたち参り。
梅が咲く中、夫と2人でお参りしました。
夫の願いが叶いますように✨

いいなと思ったら応援しよう!

櫻木 由紀 Yuki Sakuragi
カフェで書き物をすることが多いので、いただいたサポートはありがたく美味しいお茶代や資料の書籍代に使わせていただきます。応援していただけると大変嬉しいです。