女王在位70周年記念映画 「エリザベス 女王陛下の微笑み」
今年は、英国のエリザベス女王の在位70周年の記念の年。
英国史上、最も在位期間の長い君主となられました。
6/2-6/4までは英国各地でそのお祝いの「プラチナジュビリー」という記念式典が行われ、SNSなどでもその華やかな様子を目にした方は多かったのでは。
この女王の在位70周年を記念するドキュメンタリー映画、「エリザベス 女王陛下の微笑み」が6/17日(金)に公開されます。
一足先に、この映画を試写会で拝見して参りました。
1952年、父王のジョージ6世の崩御により、25歳の若さで即位された女王の70年、
そして即位されるまでの子供時代も含めると96年を様々の映像や音声、音楽で振り返るコラージュのような映画でした。
なにせ女王の音声や映像は膨大にあり、コラージュ元には困ることがなさそうです。
有名な初めてのラジオ放送の音源もあれば、クリスマスのテレビスピーチの前に
「服と背景の色は合っている?」
などと確かめる映像や、競馬場で夢中になってレースを観覧する姿も。
女王が英国内のSAMSUNGを訪問した際、会社側が粗相がないようにと従業員用に用意した事前学習用の映像や(もちろん、陛下をお迎えするための)、叙勲などで女王に拝謁する人たちに対する事前注意(言葉の使い方、お辞儀の仕方など)の映像までありました。
特に印象深かったのは、王室の海の宮殿となった船、「ブリタニア」にまつわる映像。
進水式からお役御免になるまでの間、この船で女王は様々な国を訪れ、船上ではくつろいだ様子で、鬼ごっこ?のような遊びを楽しむ映像も。
そのブリタニアの維持には多額の費用がかかるため、1997年の香港の中国への返還の式典に女王の名代として参加したチャールズ皇太子を英国まで送る旅が、最後の航海となりました。
その年のブリタニアの退役式典で、女王は初めて人前で涙を見せたのです。
この船との様々な思い出が、脳裏をよぎったのかもしれません。
その他にも数え切れないほどの印象深い場面があったのですが、女王が若い頃から世界各国を訪問したり、来賓の訪問を受けて、どれだけたくさんの方に会い、どれだけたくさんの花束を受け取ってきたことか。
でも、それも英国の女王であることの一部に過ぎないのです。
長い年月の間には華やかなこと、嬉しいことばかりでなく、戦争や家族の不幸、王室として困難なこともあり、それを全て背負ってこられたこと、本当に「凄い」のひとことでした。
God Save the Queen👑
監督は「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督。
実は昨年9月、この映画を撮り終えた後、65歳で急逝されたとのこと、びっくりしました。
「ノッティングヒル」は大好きな映画で、この映画の舞台となったノッティングヒルに初めて行った時の嬉しさ、忘れられません。
そして、今回の試写会の会場は、映画製作・配給会社、アスミック・エースの試写室。
この会社から配給された様々な映画を見てきたので、そちらの試写室で見られたことにも感慨深いものがありました。
会場に掲示されていたポスター の下には、「エリザベスバービー」が。
女王の服装をしているだけでなく、お顔もよく似ていました✨
女王在位70周年の記念映画、「エリザベス 女王陛下の微笑み」は6月17日(金)に公開されます。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。