ヨーロッパ最大のカリビアンカーニバル!「ノッテイング・ヒル・カーニバル」
英国のノッティング・ヒルといえば
日本でも大ヒットした映画「ノッティング・ヒルの恋人」
で有名ですよね。
毎年、8月の最終週には
このノッティング・ヒルで
「ノッティング・ヒル・カーニバル」
という、
毎年100万人以上の人々が参加している
ヨーロッパ最大のカリビアンカーニバルが
開催されます。
(カーニバルの写真・地図は下記のサイトより
お借りしています
https://www.thelondonnottinghillcarnival.com/)
今年は残念ながら
新型コロナウィルスのために
開催が中止されましたが、
「ロンドン最大のサマーフェスティバル」
「世界最大のストリートフェスティバル」
とも言われています。
「英国でカリビアンカーニバル?」
と不思議に思われる方も
いらっしゃるかもしれませんね。
このカーニバルが行われる
ノッティングヒル地域は
1950年代にはカリブ系の移民が多く住んでいました。
50年代後半には人種間の差別や対立のために
大規模な暴動が起こり、
多くの死傷者が出る事態に至ります。
その問題の解決策の一つとして
屋内でのカリブ文化をテーマとした
イベントが行われるようになりました。
その後、それが
スティールパンのバンドが
子供達を連れて練り歩く
他のイベントと合体し、
次第に今の形に発展していったと
言われています。
ちなみに、わたしが初めて
このカーニバルのことを知ったのは
布袋寅泰さんがMCをつとめていた
NHK FMのラジオ番組でした。
今は布袋さんはロンドンにお住まいですが、
その頃はまだ本格的に移住される前で、
仕事やプライベートで
ロンドンに滞在したときのことを
番組で話すことがありました。
そんなお話の中で、ある時
ノッティング・ヒル・カーニバルの話を
していたのです。
このヨーロッパ最大の
カリビアンカーニバルの話は、
ラジオで聞いていただけでも
わくわくしてくるくらいに楽しそうでした。
1997年に自分が英国に滞在していた時
8月にノッティング・ヒル・カーニバルが
開催されると知り、その時聞いた話が蘇り、
「あのカーニバルが見られるんだったら、
行かなくちゃ!」
と思ったのです。
カーニバルが行われているノッティングヒルは、
スティールパンの楽しげな音楽が鳴り響き、
マーチングバンドだけでなく、
鮮やかな色合いのコスチュームのダンサーたちが
次から次への現れます。
メキシカン、チャイニーズ、インディアン、
といろいろな食べ物の屋台もたくさん。
わたしもフライド・ダンプリングという
エスニックな揚げ団子を食べ、
それだけでお腹がいっぱいになりました。
パレードに、スチールパンに、
そこらじゅうで踊る人々。
人の多さ・カーニバルの勢いにも圧倒され、
カーニバル期間中は
地下鉄の駅も閉鎖されているところもあり、
移動するのには少し難儀しましたが、
「これがノッティング・ヒル・カーニバル
なんだなあ」
と思いながら街を歩いたものです。
(もちろん、見て歩く時には
すりなどにあわないよう、要注意です!)
50年以上前に、
人種差別・対立をきっかけに始まったイベントが
文化の多様性を楽しむ
世界的なカーニバルに発展していること、
すごいことですよね。
今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
*「人生よかったカルタ・こども編」
今回は、「は」、
「走るのがおそくてよかった」。
どんな理由でも良いので、
(フィクションでもいいので、)
「よかった」理由を考えて見てくださいね。
わたしの解答例は
「走ること以外で頑張ろう!
と勉強を頑張れたから、よかった。」
あなたはどんな「よかった」理由を考えますか?
ぜひ、聞かせてくださいね。
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