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教科書や本で見ていたあの肖像画も!ナショナル・ポートレート・ギャラリー「King&Queem展」

昨日は先日の祝日出勤の振替休日をいただき、
ずっと終わらせたかったことをやり遂げ、
夕方から上野の森美術館に出かけました。  

King&Queen展


10月から開催している
「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵
KING&QUEEN展ー名画で読み解く英国王室物語ー」
を見るためです。 

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こちらも事前に日時指定のチケットを購入しておく必要があるのですが、
今回初めて「グッズ付き鑑賞券」(11月使用)を購入してみました。 
 
例えば、「トートバッグ付き」「図録付き」
などのチケットを購入すると、単品購入するよりお得にだけでなく、
「11月の平日なら(混雑していなければ)いつでも入場可能」
なのです。 
 
ですから、
「必ずこの日のこの時間に行ける」
と決められない場合は、自分の行きたい日時に合わせて行けるので便利なのです。 

昨日は到着したのが平日の17時過ぎだったので、全く混雑もしておらず、
すんなり入場・見学できました。 

実はこの展覧会、公式テキストがあるのですが、
それが「怖い絵」などで有名な
中野京子さんの
「名画で読み解くイギリス王家12の物語」。 

本当に、事前に読んでおいてよかったです。 

本としてももちろん面白いのですが、
今回の展覧会をより楽しむには
それぞれの人物が誰の子で、
どんなことをした人で・・・
ということを
大まかにでも理解しておいた方がいいですから。 

そうでないと、ただ
「誰のものかよくわからない肖像画や
写真を見ただけ」
になってしまいます。 

恥ずかしながら、わたしが1997年に
ロンドンの
ナショナル・ポートレート・ギャラリー
に行った時がまさにそんな状態だったのです。 

今回の展示では
チューダー朝、
ステュアート朝、
ハノーヴァー朝、
ヴィクトリア朝
のそれぞれの家系図もわかりやすく
展示されていて、見る人が
「この人はどういう繋がりか、
何をした人なのか」
を理解しながら見ることができるよう
配慮されていることを感じました。 

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(会場では他の王朝の家系図もダウンロードすることができました)

それにしても、展示されていたのは
「よくこんなに大事な絵をまとめて貸してくださいましたね」
という作品たち。 

英国の歴史では
ヘンリー8世によって
いくつもの大きな変化が起こりました。 

今回の展覧会には
ヘンリー8世、
2番目の妻でエリザベス1世の母である
アン・ブーリン、
エリザベス1世
という親子三人の肖像画(一人一人別々のもの)も来ていたのですが、
どれも教科書や本で見たことのある有名なもの。 

そのほかにも、かなり有名な作品も来ていて、
「こんなに大事な作品を
三ヶ月も貸し出していただけるなんてすごい!」
と思いました。 

また、肖像画だけではなく、
家族でのクリスマスの様子の写真などもあり、
家族のくつろいだ雰囲気を感じることも
できました。 

英国の歴史上重要な肖像画や肖像写真を
日本でこれだけまとめてみられることは、
とても貴重なこと。

今回、見学できてよかったです。 

この展覧会は1月まで続きますが、
映画や展覧会って、
気がついたら終わっていたりするものですよね。 

興味のある方は、
「しまった、まだまだ続くと思ったら、もう終わっちゃった!」
とならないうちに、
お早めに行かれることをお勧めします。 

今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。 

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*昨日はお休みをいただき、電子書籍「1997」シリーズの
二冊目を書き上げて電子データ化の依頼をしました。 

Vol.2の出版が決まりましたら、改めてお知らせしますね。 

それまで、まだVol.1をお読みでない方は
先にVol.1を読んでお待ちいただけると幸いです。 

「1997~英国で1年暮らしてみれば~vol.1」
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