次に北海道に帰省したら、いちばん行きたい!「ウポポイ」
わたしは北海道出身なのですが、北海道の登別市には、「ポロトコタン」という、
北海道の先住民族アイヌについて学べる施設があり、北海道民なら学校の社会見学や修学旅行などで一度は訪れたことがあるのでは、と思います。
そこが閉館し、「ウポポイ」という新しい施設に変わることを知りました。
ウポポイは北海道の先住民族・アイヌの言葉で、「大勢で歌う」という意味です。
もともと、この場所には「ポロトコタン」という施設がありました。
「ポロトコタン」は、アイヌ語で「大きな湖の集落」を意味し、
アイヌについての施設・博物館としては日本最大でした。
かつてポロトコタンの場所にはアイヌの人々の集落があり、
そこでかつてのアイヌ民族の暮らしや文化が再現されていました。
53年間にわたり、たくさんの方達が訪れていたのですが、
ある大切な目的のため、
ポロトコタンは2018年に閉館しました。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのために
来日する方達にさらにアイヌ文化を紹介するという目的だけでなく、
アイヌ文化の復興等に関するナショナルセンターとして、
アイヌの歴史・ 文化の理解促進や、将来へ向けてアイヌ文化を継承し、
新たなアイヌ文化の創造発展につなげるための拠点として
同じ場所に新しい博物館「ウポポイ」が建設されたのです。
今年の春、GWの前にオープンする予定です。
ウポポイでは、アイヌの文化面、例えばその歴史や音楽、
工芸品などを学ぶことができます。
訪れた人たちは楽器を演奏したり、伝統的な手工芸品を作ることができます。
子供達がアイヌ文化を学べるコースもあります。
ウポポイをPRするPRアンバサダーは、アイヌ民族にルーツのある俳優の宇梶剛士さん(56)。
(宇梶さんのお母様は白老ではありませんが、浦河町ご出身でアイヌ文化の継承活動をされています)
宇梶さんは昨年、ご自身が主催する劇団「PATHOS PACK 」で
アイヌ民族のルーツを持つ青年を主人公にしたオリジナルの演劇「永遠ノ矢=トワノアイ」を作られたそうで(作、演出、出演)、見たかったなあと思います。
地元・北海道でもウポポイを盛り上げようとする動きがあり、北海道民ならどこかでお世話になっている北海道銀行は、行員がウポポイを初めて訪問する場合に休暇扱いとする「ウポポイ休暇」を創設するそうです。
(有給休暇とは別なのだとか。)
「行員と扶養家族による初回訪問分の入場料も全額補助し、ウポポイの客数増に一役買う。」 というサポートまであるそうですよ。
わたしは北海道出身で、子供の頃からアイヌの昔話やアイヌについての本も読んでいましたが、日本国内ではアイヌについてはそれほど知られていないかもしれません。
ですから、これをきっかけに、アイヌ文化について、もっと知られるようになったら良いなと思います。
ウポポイ、かなり大規模なようでもあり、わたしも帰省時に行って見たいと思います。
白老方面にはしばらく行っていませんし、(ちなみに、白老は和牛「白老牛」でも有名です)とても楽しみです✨
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。