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あなたの悩みは、悩みではないかもしれない

昨日、残業を最小限に抑えて、
仕事のあと、イベントに出かけました。

女性向け雑誌Oggiが現在日本橋三越屋上で
期間限定イベント「Oggi Park」を開催中なのですが、ご存知ですか?

11/6(金)はそのイベントの一つとして
コラムニストのジェーン・スーさんの
出版記念トークショー「あなたのお悩みに答えます!」が開催されたのです。

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スーさんの本は以前から読んでいましたが
今年の春から全国のラジオ放送を
時間・エリア関係なく聞ける
「radiko」のユーザーになり
スーさんのラジオ番組「生活は踊る」も
聞くようになりました。

とにかく面白く、
言葉のセンスや使い方も素敵で、
ポッドキャストでは
かなり赤裸々な話も
聞かせてくださる。

そして、スーさんのラジオ番組の
人生相談コーナーは
丁寧に相談者の悩みや気持ちを
読み取って、
寄り添って話そうとされています。 

時には厳しいこともおっしゃいますが
それでも相手の方に愛があることを
感じます。

「いつか直接お話を伺える機会があれば」
と思っていたら、
意外と早くにやってきたのが
今回のイベントでした。

屋外のイベント(日本橋三越本店屋上)でしたが、ありがたいことに、
昨夜は比較的暖かくて助かりました(^^)

今回のイベントはOggi誌上でスーさんの
お悩み相談の連載から生まれた
「女のお悩み動物園」
の出版記念イベント、ということもあり
参加者にはスーさんのサイン入りのこの本が
プレゼントされました(嬉しい!)

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そして黒のダウンにボーダーのスカートの
スーさんが登場。

1時間、たっぷりお話を伺いました。

まず、相談される「悩み」は
(雑誌でも、ラジオでも)
4つに別れる、
とのこと。

1)本当の「悩み」
2)相談者の「わがまま」
例えば、「相手にもっとこうしてほしい!」など
3)介護や福祉など、「社会的な制度やサービスを頼るべきもの」
4)女性がなかなか昇進できないなど、「社会構造の問題」

単に「悩み」と捉えてしまうと、
視野が狭くなり、
実際はその「悩み」が何なのかが見えにくくなります。
 
だからこそ、俯瞰して
「鳥の目」で捉えることが大切なのです。
 
そして、今回出版された「女のお悩み動物園」で

https://amzn.to/2U3eP7u

スーさんは悩みをカテゴリー分けするのではなく、
ヒツジさん、ヒョウさん、トリさんなど、
悩んでいる人の特徴と傾向を動物に例えています。

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スーさんはこの本をまとめるにあたり
それぞれの動物の特徴を調べられたそうですが、
お話を伺っていると、確かに面白い!

例えば、ヒョウ。

ヒョウは同類の仲間の中で
チーターほど足は速くなく
ジャガーほど体が大きくもない。 

ですから、せっかくの獲物も
他の動物に横取りされることもあるのです。

そのため、ヒョウは木登りができ、
夜行性で狩をして
とった獲物を木の上に運んで
横取りされずに食べることもできるように
進化しているそうです。

また、適応能力が高いので
森林地帯ではクロヒョウとして進化するなど
(狩りに有利なので)
地域に合わせて進化を遂げているため
ネコを除くネコ科動物の中で
アフリカからシベリアまで、
もっとも広い地域に生息しているのだとか。

こんなヒョウをスーさんは
「自分が持つ能力を最大限に活かし、
厳しい環境で生き抜く、強かで格好いい」
存在として取り上げています。

ね、面白そうでしょう?

また、スーさんはこの本で
二つのことを書きたかったそうです。

1)      きれいごと
「頑張れば誰かが見ている」
など、「きれいごと」と言われたり
最近は揶揄されたりしますが
スーさんはやはりこの「きれいごと」をまっとうだと信じているといいます。

2)      野良ごと
ラジオでは「ストリートの話」「街場の話」
などともおっしゃいますが、
いわゆる「きれいごと」や「建前」とは違う、
「そうは言っても、現実はこうだよね」
ということ。
(例えば、職場の根回しなど)

スーさんは
「『きれいごと』を全うするために
『野良ごと』がある」
とおっしゃいました。 

確かにきれいごとだけでは生きていけない。
でも、生きるための方便、
現場をうまく回すためのあれこれも、
最後には人の努力が報われる世の中になってほしい。
そのことが当たり前になってほしい。

スーさんの真摯な思いが伝わってきました。

参加者は事前に質問を送っていたので
スーさんは会場で
その中の数名の質問にも答えてくださいましたし、
残りの時間で直接会場の質問にも答えてくださいました。

一人の方の質問に対して仰っていたのは
無意識に自分が親から強く影響を受けている考え方が
悩みの原因になっていることもあるということ。 

でも、様々な考え方・生き方があっていいし
今は様々な解決法もあるということ。

えんえんと悩むより、「とにかく調べて見ること」
がスーさんのおすすめ。

具体的に、何通りもシミュレーションして
その中で自分にとって最適な形で
問題解決していくのです。
 
そして、もし相手のあることなら
(パートナーとの関係や子供を持つかどうかなど)
相手ととにかく話し合うこと。

ただ「困った、どうしよう」と悩んでいるよりも
そのほうがずっと建設的ですよね。

また、
「欲望をなめてはいけない」
ともおっしゃいました。

本当にしたいと思ったことや
「いつかやってみたい」と思ったこと、
あなたは実際に行動に移してみましたか?
 
「勇気がなくて諦めていると
ずーっと線香のようにくすぶり続けて
いつか大やけどすることがあります。 

自分がやってみたい事の欲望をばかにしない方がいい。

やってみたいこと、
やってみたらいいんです。

それをしないと、他の人が
好きなことをして生き生きしているのをみると
恨めしくなります。」
 
何か新しいことをするのには
勇気やちょっと面倒なことが必要だったりも
しますが、だからと言って
「本当はあれがやりたかった」
と思いながら、
輝いている他の人を見て嫉妬したり
難癖をつけるのは、
本人が不幸になるだけですものね。

そして、人生100年時代が見えてきたいま、
わたしたちが今後もたくましく生き抜いていくために
スーさんがもっとも必要なものだと断言したのは
「筋トレ」。 

確かにそうですよね。

厳しい社会の中で、
まずは健康であること。

健康であれば、年を重ねても
自分の好きなことや仕事も
続けていけるのですから。 

一時間のイベントは、
あっという間に終わりました。

実は以前、スーさんと他の方のオンラインイベントにも
参加したことがあったのですが、
やはりご本人を目の前にすると、
直接エネルギーをいただけますね。

そして、サイン本だけでなく、
たくさんのお土産にもびっくり!

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ウェルカムドリンクならぬ
ウェルカムクラムチャウダー
(スライスしたフランスパンと
存在感のあるあさり入り)のサービスもあり、
・お茶
・ファミマスイーツ(新作3点)
・入浴剤
・化粧品サンプルいろいろ
・カイロ
などなど、盛りだくさん。

ほっこりと嬉しく、
「よし、またがんばろう!」と
元気をいただけたイベントでした✨

今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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