
もしあなたに子供がいて、がんの移転を知ったとしたら。
あなたはラジオはお好きですか?
わたしは何かしながらラジオを聞くのが好きです。
最近では好きなラジオ番組を録音しなくても
エリアフリー・タイムフリーできける
「Radiko」(ラジコ)や
長い番組の一部をCMなどなしできけるアプリ
「ラジオクラウド」などもあり、
好きな番組を楽しんでいます。
大好きなラジオ番組の一つが、
「ジェーン・スー 生活は踊る」。
(写真は番組サイトから https://www.tbsradio.jp/so/ )
もともと、ジェーン・スーさんの
小気味いいエッセイが大好きだったんです。
この番組では
生活情報から人生相談まで
本当に毎回楽しく聞いています。
相談コーナー「相談は踊る」では、
家族の間での問題や
職場の人間関係など、
毎回様々な相談が寄せられます。
かなり深刻な内容もあるのですが、
パーソナリテリティのジェーン・スーさんが
毎日日替わりでパートナーを務める
アナウンサーさんたちの
意見もききながら
毎回見事に回答されます。
中でも、7月23日木曜日の放送の相談は、
ラジオクラウドで
何度も繰り返し聞きました。
それは、中学生のお子さんが二人いる、
40代後半の女性からの相談でした。
「6年前に乳がんの手術・治療を受けたのですが、
この春に骨(腰や骨盤など数カ所)に
転移していることがわかった。
今後は治療と向き合いながら、子供達にどう伝えて、
夫にもどのように協力を求めてゆけばいいのか・・・」
というお悩みでした。
お医者様に余命について聞くと
「(いまは)余命について考える必要がない」
と言われたそうです。
でも、やはりそのことが頭をよぎり、
(自分が亡くなるとしたら)
「残される子供達のことを思うと、
お皿を洗っているとき、掃除している時、
何度も涙が出てきます。」
とのこと。
そして、
「もし余命が数ヶ月なら、自分が管理している家のことも
しっかり夫に引きつぎたい。」
という焦りもやはりあるそうで。
また、このかたは最初に乳がんを発症された後に
お父様をやはり癌で亡くされているそうです。
おそらくそのこともあり、
「もしかしたら自分は子供達が成人する姿を見られないのかもしれない。
自分がやせ細って日々不機嫌になる姿をなるべく見せたくない。」
という思いもあり、親子関係のことも考えられるようです。
「私がいなくなった後は
子供達には自分に自信を持って強く行きて欲しい。
そのために、夫に子供にもっと寄り添ってほしい。
どうしたら、やらされるのではなく、
自分で父親として自主的に関わってくれるのでしょう?
子供達にはどういってあげたら私がいなくなったことを
ネガティブに取らず強く生きていってくれるのでしょうか?」
不安や悩みを抱えながら、
これだけの相談をきちんと言葉にして
整理して送られたこのかたもすごいと思いました。
(かなり端折って書いていますが、
本当はもっと細部にわたります。
ご自分のことも分析されていて、
時にはユーモアも交えながら書かれていて、
きっと知的な、素敵な方なのだろうな、と思います)
わたしは子供を産んだことはありませんが、
もし自分が中学生の多感な子供がいて
がんの再発がわかったら、どんな気がするだろう、
・・・きっと心配でたまらないだろう、
となんとも言えない思いになりつつ、聞いていました。
このかたはお父様をガンで亡くされているので、
亡くなるまでにどのような状態になっていくか
どんなことが起こるのかも
リアルに全て分かっているので、
不安や心配が止まらなくて当然だと思います。
そして、いま自分が病気だと分かっているのに
頼りにしたい夫が全く自分からは動いてくれないとしたら
・・・・。
この相談を聞いたジェーン・スーさんの回答が、
お見事でした。
長くなるので続きはまた次回に。
今回、このお話を書こうかどうしようか
しばし悩みましたが、
もしかしたら、形は違えど、
似たようなことで悩んでいる方も
いらっしゃるかもしれない、と思い、
ご紹介することにしました。
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
*昨日は実家から母心満載の小包が。
母の漬けた梅漬けから
北海道名物味噌ぱん、
昆布醤油からメロンまで
幾つになっても親心はありがたいです(^^)
*「人生よかったカルタ・こども編」
今回は、「け」、
「ケガをして試合に出られなくてよかった」。
どんな理由でも良いので、
(フィクションでもいいので)
「よかった」理由を考えて見てくださいね。
わたしの解答例は
「今回悔しい思いをした分、
けがが治ったら一生懸命練習して
絶対試合に出るんだ、と決意できたからよかった。」
あなたはどんな「よかった」理由を考えますか?
ぜひ、聞かせてくださいね。
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