見出し画像

AT THE BENCHを見に行ったお話。

きっかけ

以前僕のnoteで奥山由之さんの撮影した広瀬すずさんの写真集を取り上げたんですが、僕の写真を始めた過去をお話するのには欠かせないぐらい尊敬するカメラマンさんが奥山由之さんなんです。
その奥山由之さんが監督を務めた作品が公開されたので冬休みのどこかで見に行こうと思い見に行ってきました。

あらすじ

とある川沿いに一つのベンチが佇んでいる。
ある日の夕方、そのベンチで久しぶりに再会する幼馴染の男女が座っている。2人が小さなベンチで、どこかもどかしいけれど、愛おしい会話をしていた。
このベンチには他にも様々な人々がやってくる。
お寿司を例えにして別れ話をするカップルとそこに割り込むパンを食べるおじさん、
家出をした姉とそんな姉を探しにやってきた妹、
ベンチの撤去を計画する役所の職員2人組。
そんな一つのベンチを舞台に繰り広げられる様々な人のライフスタイルを切り抜いたオムニバス映画です。

スタッフ/キャスト

監督:奥山由之
脚本:生方美久(第1/5編)
   蓮見翔(第2編)
   根本宗子(第3編)
   奥山由之(第4編)
キャスト:広瀬すず(第1/5編)
     仲野太賀(第1/5編)
     岸井ゆきの(第2編)
     岡山天音(第2編)
     荒川良々(第2編)
     今田美桜(第3編)
     森七菜(第3編)
     草彅剛(第4編)
     吉岡里帆(第4編)
     神木隆之介(第4編)

感想

それぞれ脚本家は違えど一つのベンチから生まれる愛おしい会話や様々な人の物語で、
1編1編が20分前後でとても見やすかったです。
淡々と過ぎゆくに日常とベンチの周りの変わっていく姿
登場人物の物語が丁寧に描かれていて
ベンチの周りの誰かの日常を覗き見ているかの様な作品でした。
作品が終わる頃には心の中にベンチの気持ちがわかる様になってくる作品で
変わりゆく街の過去がどこか恋しく感じました。

僕の地元の街も帰れば変わっている景色、便利になり、見かけないお店ができ、勿論いいこともある、いつの間にか無くなってしまっている景色を懐かしむ間もなく、記憶に新しい物語が生まれる。
日常の景色が今だけのものなのかもしれないと思わされました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集