栄谷悠紀【音楽ライター・編集者】

『ROCKIN'ON JAPAN』『Fanplus Music』の編集部を経験。モットーは「メディアとファンの両立」。ロックバンド、アイドルグループを中心に、お笑いや吹奏楽・クラシックなど興味のあるカルチャーについて綴っていきます。

栄谷悠紀【音楽ライター・編集者】

『ROCKIN'ON JAPAN』『Fanplus Music』の編集部を経験。モットーは「メディアとファンの両立」。ロックバンド、アイドルグループを中心に、お笑いや吹奏楽・クラシックなど興味のあるカルチャーについて綴っていきます。

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ポートフォリオ(~2024.6)

『ROCKIN'ON JAPAN』『Fanplus Music』の編集部を歴任。 インタビュー、ライブレポート、ディスクレビュー、コラムなどの執筆、その他編集、文字起こし・文字校正など、ご依頼お待ちしております。 ご要望の構成、トンマナにあわせて対応させていただきます。 得意ジャンルはロックバンドやアイドルグループ、吹奏楽・クラシックあたりですが、それ以外もお気軽にご相談ください。 ご連絡は下記メールアドレスまで↓ yuki.sakaedani@gmail.com (201

    • 【最近のお仕事】ムロフェス速レポ担当しました!

      ひさしぶりの更新となります。 1か月以上前のことですが、昨年に続き「MURO FESTIVAL 2024」の速レポを担当しました! 渋谷Spotify O-Crest店長の室さんが手がけるムロフェス、今年は2日間とも担当することになり、日頃からライブハウスで刺激を受けながら現場で感じる喜びを発信したいと考えているぼくにとってとても貴重な機会でした。 速レポを担当したのは以下の19組。 それ以外にも移動中に演奏が聞こえてきたアーティストも数えると倍近くいて、朝から晩まで何を

      • 【LIVE FOCUS】藤川千愛 BIRTHDAY LIVE 2024「音楽それは最も甘美な浮かれポンチ」

        とことんアツく、とことんゆるく――妥協を許さない藤川千愛、バースデーライブに見たロックの精神性(写真提供:コレットプロモーション) まえがき  1か月以上の時間が経ってしまったけれど、あの日の一体感と初披露された新曲の興奮を忘れられずに、何か記録を残しておきたいと思い立ってPCに向かってます。岡山出身のぼくにとって藤川千愛のライブに行くことは、岡山に帰省するのと同じような感覚で、ましてや今回は毎年恒例のバースデーライブ。ゴールデンウイークのひとときを最大限に楽しむための絶

        • おとなりにぎんが計画『やさしい地図を描くんでしょ』【Daily Recommend 17】

          今日は「おとなりにぎんが計画」というバンドを。 3月27日に1stミニアルバム『やさしい地図を描くんでしょ』を初の全国流通盤としてリリースした名古屋のバンドで、オフィシャルサイトの表記を借りれば、メンバーは初音(Vo/Gt=スーパーさくしさつきょくぼーかる)、清水紀花(Dr=スーパーハイセンスドラマー)、実優(Key=スーパーキーボード)、嘉壱(Ba=スーパーベースリコーダ)の4人。 2023年2月23日に結成されたばかりだそうだ。 このバンドのことを半年くらい前に知ったと

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          岸本ゆめの『BLUEMOON BLUES』【Daily Recommend 16】

          昨日紹介したナツノコエからの流れで、ぜひ紹介しておきたい曲があって。 元つばきファクトリー・岸本ゆめののソロデビュー曲、ナツノコエが楽曲提供した“BLUEMOON BLUES”だ。 つばきファクトリー時代の“きしもん”は、メンバーの中でも高身長で誰よりもアグレッシブなダンスと、鋭くエッジの効いた歌唱が魅力的だった。 2023年11月6日に日本武道館公演で行われた卒業公演をもってつばきファクトリーを卒業し、その動向が注目されていたなか、24歳の誕生日に配信リリースとなった“B

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          ナツノコエ『magic hour』【Daily Recommend 15】

          名古屋から夢を追いかけて上京してもうすぐ7年になる。 友人のほとんどが名古屋にいたので物理的に離れることになり、なかなか頻繁に連絡が取れなかったりライブハウスで会う機会も無くなったりで、時間も経てばやむを得ず疎遠になってしまうもの。 だけど、その記憶はいつまでも色あせないのと同じように、当時聴いていた音楽やアーティストのことも脳内に色濃く染みついている。 最近、懐かしいアーティストのアルバムがリリースされたので、ぜひ紹介しておきたい。 愛知県は名古屋を拠点に活動するシンガー

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          BACKDAV『INNOVATION』【Daily Recommend 14】

          2年ほど前、とあるフォロワーさんが猛プッシュしていたことがきっかけでチェックするようになったBACKDAVというバンド。 現在はヒカル(Vo/Gt)、ペイジ(Gt)、コイチ(Dr)、の3人に、サポートメンバー・あさひ(Ba)という体制で活動しているようだ。 そのフォロワーさんと共通して応援してるバンドと似たような方向性のバンドかなと思いきや、BACKDAVはもっとディープなサウンドを鳴らしていて、「あ、これ好きなやつや」と気づいてからは一気に惹き込まれていったんよ。 まずは

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          バックドロップシンデレラ『桜。轟音にのせ』【Daily Recommend 13】

          “バクシン”ことバックドロップシンデレラは、メンバーの豊島“ペリー来航”渉が提唱した「ワチャ系」を自ら代表するパンクバンドで、文字どおりワイワイワチャワチャ飛び跳ねたりぶつかったりして盛り上がれるライブが最大の魅力だ。 でんでけあゆみ(Vo)はそのジャンプ力を活かしたパフォーマンスでフェスのステージ袖によじ登ったり天井にぶら下がったり時折コサックダンスしたり、豊島“ペリー来航”渉(Gt/Vo)はメインコンポーザーでありコロナ禍でも「ハミングならOK」と新たなコール&レスポン

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          超☆社会的サンダル『漂☆流』【Daily Recommend 12】

          バンドものは特に熱心に追いかけてるだけに、やはり生のライブを観ないといいも悪いも語れないというか語りたくないというのが正直なところだけど、まだライブを観れてないバンドで特に惹かれているのがこのバンド。 その名も「超☆社会的サンダル」。 リットリンクのURLを見るに、英字表記だとsupersocialsandalのようだ。 あっでも問い合わせのメールアドレスはsuperstarsandalになってる。 まあどっちでもいい。 ぼくが出会ったのは“うさぎちゃん”という楽曲、その

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          WON『ピーターパンしんどローム』【Daily Recommend 11】

          前々から気になっているソロシンガーの中に、WON(ウォン)というアーティストがいる。 SAKANAMON、マカロニえんぴつ、ヤユヨらが所属するエッグマンはmurffin discs内のレーベル「TALTO」と、トイズファクトリー内に2020年末に設立された新規レーベル「VIA」がタッグを組んで世に送り出す女性ソロシンガーである。 この「VIA」は、レーベルサイトによると「新世代のストリーミング特化型アーティストにフォーカスし、SNSなどのデジタルコンテンツを最大限に駆使しなが

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          FRUITS ZIPPER『NEW KAWAII』【Daily Recommend 10】

          アイドルグループに疎い方でも、FRUITS ZIPPER=ふるっぱーという名前を1度は聞いたことがあるんじゃないかな。 きゃりーぱみゅぱみゅや新しい学校のリーダーズが所属する事務所・アソビシステムの新プロジェクト「KAWAII LAB.」から誕生したアイドルグループで、プロデューサーは元むすびズムのリーダー・木村ミサ。 「実を結ぶ」を意味する“FRUIT”と、「元気を与える」を意味する“ZIP”の組み合わせで名付けられ、コンセプトは「原宿から世界へ」。 2022年2月結成

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          ガストバーナー『デンジャー』【Daily Recommend 9】

          今日はガストバーナーの新曲“デンジャー”を紹介したい。 デストロイはるきち(Vo/Gt)、加納 靖識(Gt)、辻斬りっちゃん(Ba/Cho)、16ビートはやお(Dr)の4人からなるロックバンド。 まずは聴いてもらったほうが早いと思うので、こちらをどうぞ。 ガストバーナーで、デンジャー! どうですか?やばいでしょ? BPM200近くで駆け抜ける速さのあまり、ジャケ写のネコちゃんもカエルくんもびっくり驚いてる。(アザラシくんは驚きすぎてあ然としてるよ……) こういう曲はもうライ

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          ゴホウビ『GOHOBI QUATTRO -sweet-』【Daily Recommend 8】

          今日はゴホウビというバンドを。 スージー(Vo/Key)、cody(Vo/Gt)、405(Ba)、むんちゃ(Dr/Cho)の4人からなる男女混成4ピースバンドで、 2023年1月にメジャーデビューを果たし、地上波タイアップを続けて獲得するなど精力的に活動中だ。 ゴホウビとの出会いは、2022年夏に配信リリースされた楽曲“友達だったよね”。 東京カランコロンとかシナリオアートとか、激しめのだとHello Sleepwalkersとかそこに鳴るとか、それまでも男女ツインボーカル

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          可愛いって言わないと呪う!『初めまして、かわのろちゃんです。』【Daily Recommend 7】

          《可愛いって言わないと呪うよ》 《可愛いって言わないと呪うよ》 《可愛いって言わないと呪うよ》 《こぼれたインクみたいにじわじわ》 《可愛いって言わないと呪うよ》 《可愛いって言わないと呪うよ》 《可愛いって言わないと呪うよ》 《見て見ぬふりは1番大嫌い》 これは、とあるアイドルグループのデビューシングルの歌詞。 字面を見ると震え上がるほどに、ひたすらに呪ってくる。 ただ不思議と、楽曲を聴けば聴くほど可愛いやつやんって思えてくる。 呪う呪うって脅されてるからじゃないよ!

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          レイラ『つづく』【Daily Recommend 6】

          今日はレイラという横浜のバンドを。 もう何度もライブを観てて、 観るたびに感情を揺さぶってくるレイラは、 現在は、有明(Vo・Gt、ありあとよむ)とみうらたいき(Gt)のふたり+サポートメンバーという体制で活動中。 レイラのライブで特に印象に残っているのは、去年の「MURO FESTIVAL 2023」でのライブ。 地元横浜の赤レンガ倉庫エリアの一画に設けられた、夕暮れ時の海沿い=シーサイドのO-Crestステージ。 あのシチュエーション、ムロさんのセッティング完璧やった。

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          マイナスジジョウ『甘い追憶』【Daily Recommend 5】

          突然ですが、数学の問題です。 「マイナスジジョウ」を解け。 ……って何度聞いても数学用語のイメージが拭えずに、数学嫌いなぼくは敬遠してしまいそうになるけど、カタカナ表記のバンド名なんです。 メンバーは、さとみん(Gt・Vo)、レンムラオカ(Gt)、おーつか(Ba)、たから(Dr)の4名で、事務所には所属しないまま活動しているようだ。 それもそのはず、つい先月まで東京都立桜町高校に通っていた同級生で結成されたバンドなのだ。 この桜町高校軽音楽部は知る人ぞ知る若手バンドの宝庫で

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