子どもたちの笑顔と、オールドダッカの路地歩き【バングラデシュ旅行記2】
こんにちは!yukiです。
今日は、
バングラデシュ旅行記の
2回目となります。
「バングラデシュって、
何がある国なの?」
と感じられている方も
いらっしゃると思います。
バングラデシュの観光資源は、
お隣のインドより遥かに少ないです。
観光客の受け入れ態勢も、
整っているとは言えないでしょう。
しかしその分、
人と人との温かいつながりを
実感できたのです。
今日は、
首都・ダッカの旧市街の様子と、
現地の方との交流について
書いていきますね!
楽しんでいただけますように。
旧市街・オールドダッカを歩く
ダッカには、
「オールドダッカ」
と呼ばれる旧市街があります。
あなたは、
路地を歩くのはお好きですか?
僕は大好きです。
オールドダッカはまさに、
薄暗い路地が迷路のように
入り組んでいるらしいのです。
楽しみすぎる!
バスに乗って、
オールドダッカへ向かいます。
前回の記事で、
カオスな電車や街を紹介しましたが、
バスも無秩序です。
マジで勘弁してほしい笑
郷に入っては従わねば…
バスを降りたときには、
体力がゼロに近づいてました。
しかしオールドダッカに入ると、
「おーこれは楽しい!」
がぜん元気が出てきます。
薄暗い路地。
どこからか漂ってくる、
エキゾチックな香りがたまりません。
日本語で話しかけられる緊張感
歩いていると、突然、
日本語で声をかけられました。
「こんにちは。
日本人ですか?」
旅行者…じゃない。
見るからに現地のお兄さん。
スラっとして、
知的な雰囲気です。
日本語を使って話しかけてくる人は、
日本に好意を持っている人か、
一儲けしようと考えている人。
心の中で警戒モードに入ります。
・・・カメラは見られていないはず。
「こんにちは。
日本語話せるんですね!」
「はい、僕は日本が好きなんです」
そこの食堂でチャでもどうですか、
と誘われました。
(チャとは、現地の人が1日に
何度も飲む、激甘の紅茶です)
バングラデシュを歩いていると、
道ばたのチャ屋台で「飲んでいきな!」と
ご馳走してくれることは多いです。
一方で、アジアでは、
“睡眠薬強盗”という事件が
よく発生しています。
もちろんバングラデシュでも。
これは、外国人を誘って
睡眠薬の入ったお茶やお酒を飲ませ、
金品を盗むというもの。
実際に被害に遭った方にも
出会ったことがあります。
人通りのある屋台ならまだ安心ですが、
室内のうえ人も少ない食堂は、
さすがに危険が大きすぎます。
しかもこの状況だと、
日本語なのが逆に怪しくなってくる…
「誘ってくれて嬉しいんですけど、
これって危ない状況ですよね笑」
あえて聞いてみます。
「そう思いますよね笑
無理にとは言いませんので、
よかったら」
彼の空気感からは、
怪しい感じは全くしません。
善良なオーラが漂っています。
できるだけ現地の方と
交流したい思いもあるし…
結局、お誘いにのって、
チャを飲みにいくことにしました。
結論からいうと、
美味しいミルクティーをいただいて、
楽しい時間を過ごすことができました。
彼が出してきた話題は、
太平洋戦争と、
東京の物価について。
まじめですね!
念のためカメラは出しませんでした。
このケースでは、
僕はついて行く判断をしましたが、
海外で人と関わる時は、
当然ながら注意が必要です。
僕にとっては交流がとても大事なので、
直感で判断して一緒に行動したりします。
しかしそれは、
“まず間違いなく良い人”という
心の声が聞こえたときだけです。
運良く、事件などに
巻き込まれたことはありません。
しかし現実には、
悪い人もたくさんいます。
警戒しすぎても楽しめないし、
気を緩めすぎても危険…
うまくバランスを
取っていきたいですね。
これから旅行される方は、
十分にご注意ください!
オールドダッカの子どもたち
日本語のお兄さんとお別れし、
オールドダッカを歩いていると、
子どもたちが興味深そうに
こちらを見ています。
笑顔で挨拶すると、
かまってくれる人だと思ったのか、
集まってきました。
「チャイナ?」
「ジャパンだよ!」
「わー、ジャパン!!」
毎度のように、
近くの大人も集まってきます。
写真撮らせてもらいました!
この子は中学生くらいかな。
子どもと遊べるように
けん玉を持ってきていたのですが、
楽しんでくれて良かった!
「フォトー!」と
はしゃいでてかわいいです。
ちゃんと角度をつけてキメ顔。
よく分かっていらっしゃる笑
この子たちは
大通りに出るところまで
ついてきてくれました。
かわいかった〜!
元気をくれてありがとう。
濃ゆいお兄さんに連れられて
今日のもうひとつの目的地は、
「スターモスク」という礼拝堂。
星形の装飾が施された、
すてきなモスクらしいのです。
騒々しい大通りを歩いていると、
赤Tシャツのお兄さんに
声をかけられました。
「やあ。
君はどこの国から来たの?
これからどこへ行くんだい?」
僕の行き先を告げると、
「おお、ちょうどその近くの病院に
行こうとしてたんだよ。
良かったら案内するから、
一緒に行かないか?」
彼は、ラッセルといいました。
見た目はちょっとイカつい系ですが、
雰囲気は優しそうです。
せっかくなので、
一緒に行くことにしました。
今日は、お母さんのために
薬を買いに来ているのだそう。
彼が探しているのは
インドの薬らしいのですが、
病院の周りの薬局はどこも品切れ。
やれやれ、と苦笑いするラッセル。
「もう今日はいいや。
時間かかってごめんな。
スターモスクに行こう。」
いやこちらこそ申し訳ないのですが。
歩きながら、
屋台でおやつを買ってくれました。
グアバにマスタードがかかったもの。
でも青くさいし固くて、甘くない…
てか屋台の生ものってのが怖いです。
(この夜、熱が出たんですが、
このグアバのせいだと思ってます笑)
ひとつ食べて、
後はラッセルにあげました。
「アハハ、マズかった?」
と笑われます。
目的のスターモスクは、
壮大なものをイメージしてたんですが、
けっこうスモール。
装飾かわいいですよね!
驚いたのは、
松と富士山が描かれた
タイルがあったこと。
ちなみにバングラデシュの国旗って、
日本の国旗と酷似してます。
白色と緑色が違うだけ。
なんだか親近感を感じますよね。
モスクを見学した後は、
ラッセルと夕飯を食べに行きました。
「案内してくれてありがとう、
お礼にご馳走するよ!」
バングラデシュも、
お隣のインドのようにカレーを
よく食べます。
面白いのは、
具がご飯に埋められた状態で
出てくること。
そして、基本は手食です。
僕、けっこう手食好きなんですよね。
熱さとか料理の感触が伝わるので、
より食事を楽しめている気がします。
手で食べるコツは、
人差し指から小指の4本を
スプーンのように使って、
親指で口の中に押し込む感じです。
慣れれば簡単なんですよ。
「食べるのうまいじゃん!」
と褒めてくれました笑
お店を出て、ラッセルとお別れ。
無骨だけど、
親切でいい人だったなあ。
楽しい時間をありがとう!
バングラデシュの旅では、
ここに書ききれないほどの
人々との交流が、
毎日何度もあったのです。
首都・ダッカの滞在は、
まだ続きます。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!
それでは、今日もよい1日を!
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