見出し画像

第162回 本編のアクセスを上げるための「ショート動画」の作り方は「切り抜き」だけじゃない!? なるほど納得!の「もうひとつの選択肢」とは?


【YouTube⇔Voicy】【ショート動画⇔本編】どちらも生かしてエンゲージメントを上げる方法

西野亮廣が“当てに”行って、800万回再生! 「1つ当てると打ち手が増える」動画マーケティングの正解とは

今日は【1週間で800万回再生! 密着ドキュメンタリーの裏話】です。


一発当てると、流れが生まれるよね


先週金曜日、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の密着ドキュメンタリーの第二話の配信(@YouTube)がありましたが、ご覧になられましたでしょうか?

今日は、その密着ドキュメンタリーの第二話のネタバレをガンガンに含む内容となりますので、まだ第二話をご覧になられていない方は、先に密着ドキュメンタリー(第二話)をご覧ください。

というわけで、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の密着ドキュメンタリーのお話でございます。

まずは「一発当てると、流れが生まれるよね」という話からさせていただくと…9月6日金曜日から始まったファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の密着ドキュメンタリー(毎週金曜20時)が今、やたらと盛り上がっておりまして……というかCHIMNEY TOWNが明らかに当てにいっておりまして、9月8日日曜日にアップしたショート動画(本編の切り抜き)は5日後には【270万再生】を記録しており、10日後には【570万回再生】を突破する勢いです。

ここから本編に流れてくるお客さんも少なくなくて、本編動画もものすごく盛り上がっており、僕らが一番意識している「エンゲージメント(視聴者がどれだけ積極的に動画を見ているか?)」もかなり高い数値を叩き出しています。

「1つ当てると打ち手が増える(流れを作りやすくなる)」というのは確実にあって、先日スタッフと話したのですが、ショート動画は「本編の切り抜き」というのも選択肢の1つとして持っておいた上で、「本編に差し込めなかったシーン(未公開シーン)」をショート動画で流す…という選択肢もアリで、そうすると、「ショート動画から本編に流れてくるお客さん」もいれば、「本編からショート動画に流れるお客さん」もいて、良い相乗効果が生まれるんじゃないかなぁと。

第二話でいうと、最終決戦で「小野ちゃん」と「かんな」が歌いましたが、「かんな」の歌は明らかに予選の方が気持ちがのっていて、審査員も皆、「予選の方が良かった」と言っていたんですね。

小野ちゃんは予選も本戦も高いレベルをキープしていて(安定感があって)、10歳のかんなは気持ちの作り方次第で若干のムラがあったのですが、審査員はそこに可能性を感じ、成長を信じることができたのですが、本編ではカットされている「予選パート」も見せることで、そのへんも視聴者さんに面白がってもらえるかもなぁという話になりました。

それもこれも、「メインストーリーに人が集まっているから、サブストーリー(スピンオフ)にも価値が出てくる」という話で、ヒット企画を生むことの凄みをまざまざと思い知っています。

そして、「一発当てると、流れが生まれるよね」でいうと、まさに今日の記事がそれなんですけども、ナインティナインさんの『めちゃイケ』と『オールナイトニッポン』が蜜月の関係であったように、毎週土曜日のVoicyは「昨日の密着ドキュメンタリーの振り返り」という形をとることができて、ここでも一つ、独自のコンテンツが生まれています。

これにより、YouTubeからVoicyに流れる人もいれば、VoicyからYouTubeに流れる人もいて、とにもかくにも「ヒットさせる」というのは問答無用で正義で、たくさんの人を救っています。

「否定」と「悪口」の違いについて解像度を上げて共有しておく


次に、先日の密着ドキュメンタリーの中身の話をさせていただくと、動画のコメント欄のコメントは全て見させてもらっていて、「明らかなアンチコメント」や、「言葉を選ばない意見」を投げてこられる方は一発でブロックさせていただいているのですが(情け容赦ない西野氏)、一方で、オーディションで泣く泣く落ちてしまった俳優さんの名前を出して、「その人(落ちてしまった人)の方が良かった」というのは個人の意見だし、好みや見るポイントが分かれるのは自然なことで全然良いと思っていて…というか、むしろ、そこまで感情を入れて観てくださっているのは本当に最高だと思っています。

何より、審査員は勿論こと、動画の編集チームも視聴者さんから審査されているのは圧倒的にフェアだし、僕らにも緊張感が走るので凄く良い。

密着ドキュメンタリーの制作スタッフはコメント欄のコメントをメチャクチャ参考にしているので、コメント欄に参加してくださっている方もクリエイター(セカンドクリエイター)で、こうなってくると、僕らは「否定」と「悪口」の違いについて解像度を上げて共有しておいた方が良いと思います。

僕は良いものを作るためには「否定」は必要だと思っていて、たとえば僕が出した案に対して、演出の吉原光夫さんが「いや、僕はその意見には少し反対で…」と言うのは全然健康的だし、全然前向きな議論なので、クリエイティブの現場には必要なアプローチですが、「○ね! タコ!」というのは『否定』ではなくて『悪口』で、それはクリエイティブの現場には必要ありません。

当然、密着ドキュメンタリー動画のコメント欄にも必要ない。

金属バットを振り回す『成人式で荒れる若者』みたいなヤツが会議室に必要ないように、「憂さ晴らしをしたかったり、論破をしたいのなら、よそに行ってください」といったところです。

ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の密着ドキュメンタリーは、そんな約束で回していきたいと思っておりますので、何卒、宜しくお願いいたします。

観に来られるファミリーにも密着したい

最後に。
今回の密着ドキュメンタリーは俳優さんにも密着しますし、クリエイターや運営スタッフにも密着しますが、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』を観に来られるファミリーにも密着したいと思っていて、たとえば、ファミリー応援シートを購入されたお父さんお母さんがどんな想いで「家族みんなで観に行こう」と思われたのか、どんな想いで「息子や、娘に見せてあげたい」と思われたのか…そのへんの物語もキチンと追いかけようと思っています。

また、どこかのタイミングで密着ドキュメンタリーに協力してくださるファミリーを募集させていただきますので、是非是非、ご参加ください。

「絶対に悪いようにはしません」ということと、まだ子供が小さかった頃の家族の思い出が一生残るように、ゴッリゴリのプロが本気で映像作品を作りにいきますことをお約束します。

そんなこんなで、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の密着ドキュメンタリー、今週は荒れに荒れた「アントニオ・レベッカオーディション」を配信。

そして、再来週は光夫さんがそこそこブチギレているので、お楽しみに(笑)

ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の密着ドキュメンタリーは西野亮廣チャンネル(@YouTube)です。
チャンネル登録宜しくお願いいたします。

西野亮廣

いいなと思ったら応援しよう!