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第73回 「夢」と「お金」を分けて考えるなんて、絶対に間違っている。そして、その真実を子供達に教えないのも絶対に間違っている。

最新刊の件で界隈がザワついております

僕の最新刊『夢と金』の件で界隈がザワついております。

今、とくに話題になっているのが「Amazon総合ランキングで1位になったけど、まだ一文字も書いてない」という部分ですね。

これはパフォーマンスでも何でもなくて、本当に、まだ一文字も書いてないんです。

「締切を設けないと西野が逃げ続ける」というところから始まって、ただ、僕の場合、締切を設けても「締切を先延ばしにする」という権力めいたものを既に獲得してしまっているので、

締切なんてあってないようなものなので、「だったら発売してしまおう」ということになりまして…

まだ一文字も書いてないビジネス書の予約をスタートさせてみました。

今、担当編集者さんはメチャクチャ、ソワソワされているみたいです。

だって、予約をスタートした商品が、まだ1ミリもできてないんだもん(笑)

大変ですよね。

ただ、書く内容はもう決めているんです。

1%の努力じゃ幸せになれないし、『脱・成長』に賛同したところで、世界は構わず成長し続けるから相対的に自分が貧しくなるだけで、

結局のところ、『お金の勉強』をキチンとして、適量の努力をして、しっかり成長しないと、

貴方は勿論のこと、貴方の子供もかなりマズイことになるから、ちゃんとお金の勉強をしましょうね…というものです。

それを評論家が書くのではなくて、現場で「夢」を作って、現場で「お金」を触っている人間が、

「世間的に正しいと言われているコレを試してみたけど、嘘でした」とか、

「意外とコレは役に立ちましたよ」という体験記を書こうかと思っています。

ワイドショーのコメンテーターが語るNFT論よりも、実際にNFTを触って、実際に取引量世界一をとった人間が語るNFTの話とかの方が響くじゃないですか。

なので、日本中の子供達と、子供を守りぬきたいけど「お金」の知識がないばかりに、「お金」の話を子供達に教えてあげられない日本中の大人達に向けて、

机上論じゃなくて、憶測じゃなくて、夢とお金の現場から声を届けようと思っています。

Amazonで『夢と金』で検索したところ、西野の最新刊しか出てこない

さて。
「まだ一文字も書いてないのにAmazon総合ランキング1位」でお馴染みの最新刊『夢と金』ですが、

Amazonで『夢と金』で検索したところ、西野亮廣最新刊の『夢と金』しか出てこないんです。

これはあまり知られていませんが、
本って、1日平均200冊ぐらい出版されているんです。

つまり年間で7万2000作品の新刊が出てるんですね。

10年間だと、72万作品です。

なので2000年代に入ってからだと、150万作品が出ている。

にも関わらず『夢と金』というシンプル極まりないタイトルが使われてないんです。

正直、「どうせ、同タイトルの本が数十冊ぐらいあるだろうけど、

まぁ、内容で違いをつけられるし、かぶってもいいや」ぐらいに思っていたのですが、
どっこい、同じタイトルの本が一冊も無かったんです。

『夢と金』というタイトルが、過去に一冊も出てなかったんですよ?

ビックリしません?

これについて、担当編集者さんが言ってて「なるほどなぁ」と思ったんですけども、

つまるところ、「日本人は、それだけ『夢と、お金』というテーマを後回しにしてきた」ということだと。

夢の話をする人はいるし、お金の話をするファイナンシャルプランナー的な人もいる。

だけど、この二つをセットで語る人がいない。

というか、やっぱり日本人は「夢か金」という考え方で、ず〜っときていた。

でも、「まえがき」にも書きましたが、お金が尽きたら、夢は尽きるんですね。

必ず。

「夢」と「お金」を分けて考えるなんて、絶対に間違っている。

そして、その真実を子供達に教えないのも絶対に間違っている。

「『夢と金』というシンプル極まりないタイトルが過去に一度も使われていない」というのは、すごく象徴的な出来事だなぁと思いました。

あと、もう一点。

自分が『夢と金』というタイトルに決めた時に、「つけにくいタイトルだなぁ」とは思いました。

というのも、「夢」と「お金」を並べてしまうと、「お金の為にやってんのかよ」「結局、金稼ぎかよ」という日本人ツッコミが飛んでくることが容易に想像できちゃうので。

それに対して、「いやいや、誰よりも大きな夢を追いかけて、順番に作っていってますけど」と返せる人間じゃないと『夢と金』というタイトルはつけられない。

「夢」の部分の割合が大きいことが大事なんですね。

お金のプロが「夢と金」というテーマで本を書いても、どこか説得力に欠ける。

西野とか、スタジオジブリの鈴木敏夫さんみたいな人が書かないとシックリこないというのがありそうです。

このあたり、面白いテーマだなぁと思っています。

第1章の一番最初のラフ原稿、オンラインサロンで公開


これから書く本なので、色々と世間の反応を見ながら、自分が伝えたいことを書いていこうと思います。

ちょうどさっき、第1章の一番最初の「たったの知識不足で命を落とすな」のラフ原稿を書き上げたので、オンラインサロンで公開しました。
「3574文字」です。

冒頭から、熱くなってます。
よろしくお願いします。

西野亮廣

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