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第93回 「よくここまで言い切ったな。という感想。内容は『本当はお金持ちの人はみんな知ってるけど言わないこと』」
ここで勉強しなかったら、日本人は貧しくなって本当に終わる!? 教育や経営のガチガチのプロも激推する『夢と金』。
木下勝寿さん(「北の達人コーポレーション」社長)の『夢と金』の感想がアツい!
僕のサロンメンバーさんはご存知だとは思いますが、もちろん、出す(出版する)からにはヒット狙っていましたし、「神頼み」なんて死んでもやりたくないので、「ヒットの準備」も丁寧にやってきました。
ただ、準備したものは、もう全部出したし、いわゆる「ファンが買っている」というのであれば、せいぜい最初の3〜4日で息切れするハズ。
よくあるのは、「発売初日に1位をとって、翌日から徐々にランクを落としていく」というパターンです。
でも、今回はどうやらそうじゃないんです。
僕も正確には読み取れていないのですが、肌感でいうと「ジワジワと拡がっていっている」という感じです。
ヒットはしているんですけども、まだ燻っている匂いもします。
この後に爆発が待っていそうな色気もあるし、テーマに普遍性があるので、もしかすると、低空飛行ではあるけれど読み続けられていく一冊になるのかもしれない。
どうなるかはチョット分からなくて、分かっているのは「これまでの売れ方とは違う」ということ。
今の奇妙な売れ方(謎の持久力)の一つの要因として、「読んでくださった方が、子供や社員にプレゼントしてくださっている」というギフトニーズが発生していることが考えられる。
これがボディーブローのように効いている感じがあります。
木下勝寿さんがツイート「いい本だけど読むなよ、絶対に読むなよ」
あと、もう一つは「インフルエンサー」というよりも、「教育や経営のガチガチのプロが、オススメしてくださっている」というのもありそうです。
先日の藤原和博先生しかり、一昨日は、東証プライム上場企業の「北の達人コーポレーション」社長の木下勝寿(きのしたかつひさ)さんが『夢と金』についてツイートしてくださいました。
すごく素敵なツイートだったので、木下さんへの感謝も込めて紹介させてください。
「私は正直、いい本を人に紹介したくない。 ライバルが増えるからだ。
ただ、自分も本を書く立場として、本当にいい本を読んだら、著者へのリスペクトから読んでほしいという気持ちが湧き、紹介してしまう。
そんな私が
『いい本だけど読むなよ、絶対に読むなよ』
と言いたい本がまた見つかった。
GW中に西野亮廣さんの『夢と金』を読んだ。
う~ん、よくここまで言い切ったな。という感想。
内容は『本当はお金持ちの人はみんな知ってるけど言わないこと』。
この内容をストレートに言ってしまうと世間ではバッシングに合うから普通は知ってても言わない。
西野さんはこれをいきなり出したのではなく、ファンを作り、ファンのリテラシーを高め、リテラシーの低い人からバッシングが起きてもリテラシーの高いファン層が互角に討論できるくらいの状態にしてからこの本を発売した。
そこを含めると執筆期間は数ヶ月かも知れないが、この本は数年がかりで作って世に出したと思われる。
本を作って読者を作るというより、読者を作ってから本を出すという壮大な試みだ。
そういう目線で読むと二度楽しめる。
また『プレミアムとラグジュアリーの違い』はD2C業界全体で共通認識にしたい概念だ。
これを理解することで無謀なプレミアム戦略が減ることを望む。
もう一度言う。
『いい本だけど読むなよ、絶対に読むなよ』」
勝手に読み上げちゃったので、このあと、木下さんのこのツイートを拾いにいってリツイートやら、フォローやらをしてください。
お願いします。
【木下勝寿さんのTwitter】
YouTubeにも上がってますが、木下さんのお話って本当に面白くて、過去、うちの全スタッフに共有したこともあるんです。
もちろん、僕と同じように、木下さんの動向を追いかけている経営者さんや、チームリーダーは少なくないハズで、「木下さんがそこまで言うなら」は絶対にある。
そういう人が発信してくださっている…というのも今回のヒットには大きく影響してそうです。
ここで勉強しなかったら、俺たち、本当に終わるぞ
あとは、やっぱり時代ですね。
もう最近は否が応でも耳に入ってきますが、日本が世界から取り残されている感じ、ヤバくないですか?
今年の春に東京駅前にオープンしたブルガリのホテルとか、たしか一番安い部屋で一泊25万円とか?高い部屋だと一泊400万円とか。
こんなの、ほとんどの日本人は手が出ません。
このホテルに限らず、最近はいろんなサービスから「お金を持っていない日本人を相手にしてもお金にならないから、日本に来る外国人観光客を相手に商売をしましょ」が透けて見える。
前々から「日本は貧しくなってるよ」と言われていましたが、とはいえ、日本から出たことがない人からすると実感が無かったと思うんです。
だけど、コロナが明けて、外国人観光客が戻ってきて、ホテルの値段とかも爆上がりして、日本の高級ホテルが外国人ばかりになって、海外に出稼ぎに行く人が増えて、「寿司屋をやるなら海外でやった方が稼げるよね」というニュースとかを目にするようになり、「海外は高いから」という理由で海外旅行をする日本人が激減したりして…いよいよ皆、気づきはじめた。
「あれ、もしかして、俺らって貧乏なんじゃね?」と。
そして、「考えてみりゃ、日本人は大人になるまで(大人になっても)お金の勉強を1秒もしてないんだから、当然の報いだよね」と。
皆が「いや、お金のことを『汚い』とか『はしたない』とか言いまくってたけど、やっぱりちゃんと勉強しないといけないのかもしれない」という雰囲気になったタイミングで、『夢と金』が出た。
だからやっぱり「タイミングが良かった」というのはあったのだと思います。
ただ、僕がそのタイミングを計っていたか?というと、実はそうでもなくて、個人的に、お金の勉強をせずに、誤った知識・誤った価値観を子供達に植え付けて、子供達の未来を潰し続ける親や学校の先生方を見て、
「いいかげんにしろよ。親が学校の先生が、てめえの勉強不足を理由に子供を貧しくするってどういうことだよ! 素人がバカみたいにコメンテーターを気取って、不祥事を起こしたタレントに意見してないで、お前の子供を守ることに時間を使ってやれよ。『子供を守る為に勉強する』なんて安いもんだろ」
という悲しみにも似た怒りが爆発したタイミングで出したら、たまたま、時代の針と重なった感じです。
というか、僕が時代(今の日本の現状)に引っ張られたんでしょうね。
「ここで勉強しなかったら、俺たち、本当に終わるぞ」という多少の愛国心です。
何かがヒットする時というのは、いろんな要因が重なるということ、そして、その要因の中にはやっぱり「作り手の強い思い」がないといけない…ということを今回、再確認しました。
この本、一体どうなるんでしょうね?
今後の動きを是非、見届けていただけると嬉しいです。
最新刊『夢と金』は、冗談抜きで全ての日本人が目を通しておかなきゃいけない内容となっています。
読んだら、大切な人、守りたい人、そして子供達に贈ってあげてください。
西野亮廣
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