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単位を落としたくない①

管理栄養士養成校の授業はほぼ必修です。

興味のある授業を選んで◯単位取ればいい。ってわけではないのです。

授業のほとんどが、将来国家試験を受けるために必要な必修の授業。

要するに、単位を落とせば留年。国家試験の受験資格を与えられない。

というところへ繋がってしまうのです。

確か、遅刻5回または欠席3回で単位がもらえなくなる。だった気がします。


※ここから先は潰瘍性大腸炎に伴う症状の様子なども記録しています。お手洗いでの様子のことなども記載があります。苦手な方はここまでにしておいてください。

薬の効果<環境の変化

注腸薬を使うようになって最初のうちは症状が落ち着きました。

でも、それもつかの間で、本格的に授業が始まってしばらくすると、症状が強く出るようになってきました。

相変わらずお腹が緩むことはなかったのですが

下血量、粘液量(膿みたいなやつ)が増えました。

そして、これの厄介なところは、我慢できないということです。

ポコポコいいながら徐々に溜まっていって、「あ、出そう」って思ったら、そこからわずかしか耐えられないのです。

「あ」って思ったらトイレに直行です。

トイレに列なんかできていようものなら、冷や汗かきながら全神経を直腸に集中させて堪えていました。

トイレに入れたら間髪入れずに大量のガスとともに血と粘液が出てくるのです。

もう、これはため息つくしかありません。

なんとか間に合ってホッとした一息と、なんでこうなっちゃうんだというため息が混じった、でっかいでっかいため息です。


間に合わない

間に合わないことも、ありました。

多かったのは、大学から家まで帰るとき。最後の最後、駅から家まで歩いているときに「あ」っとなって、

部屋のトイレまで持ちこたえられない。という状況です。

トイレまでなんとかたどり着いても、下着をおろすのが間に合わないということもありました。

悪夢です。

なんなんでしょうね。大学ではなんとか間に合うのに、大学を出ると失敗する。

これが、気持ちの持ちよう。

とかっていうやつなのでしょうか。


誰にも言わない

そしてこの状況を誰かに伝えることはありませんでした。

親にも、友達にも、

主治医にも。です。

「膿みたいなやつはちょっと出るかな〜って感じです」とかなんとも適当なことを言っていました。

患者の態度としては最悪です。

というのも、間に合わないことはあっても、授業には出られている。常にお腹が痛いわけじゃない。熱もない。

「あ」って思った時以外はそれなりに普通。

親や主治医に言って、大学を休むことになったり、入院することになったりだけは、絶対に嫌でした。

「新しい環境に慣れて、生活リズムにも慣れれば落ち着くはず」

と言い聞かせて、なんとかやり過ごしたのです。



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