健幸ごはん
健幸ごはんとは
健幸ごはんは、今日の美味しい幸せと、未来の健やかをつくる食事です。
健康とは
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)
「健幸」に込めた想い
初めて「健幸」と書いたのは大学3年生の終わり頃。
持病の潰瘍性大腸炎(国の指定難病)が再燃し、ステロイドを内服しながら就活を始めた頃でした。
完治のない病を患ってしまった私は、誰にでも当たり前に権利があるように語られる「健康」への願いや憧れ、そしてもう二度と「私は健康です」と自信を持って言えないことへの失望ともどかしさ。その狭間で自分に自信が持ちたくて、どうにか前を向きたくて、ふと思い浮かんだのが「健幸」の2文字でした。
「健康」とは自信を持って言えなくても、健やかな幸せは自分次第でつかめる。
「私は健幸です」と心から言える人生を歩むことを決めました。
健幸+ごはん
なぜ、健幸に「ごはん」がくっついてきたのか。
それは私が管理栄養士だからであり、
公認スポーツ栄養士だからであり、
食の力に助けられている張本人だからであり、
食が大好きだからです。
大学を卒業して管理栄養士となり、ずっと目標にしてきた公認スポーツ栄養士の試験にも合格し、「食」に関する知識は増えました。「パフォーマンスアップ」のために食・栄養素の力が大きな支えとなることを身を持って実感してきました。
ただ、知識だけで心が満たされることはありませんでした。
健康のためにはこうしたほうがいい。バランスの良い食事とはこんな食事だ。
教科書上の理想論はもちろん大切なことです。
でも、理想論だけで変えられることは、あまりにも少なすぎました。
理想はあくまでも理想で、続かない。やる気さえも奪ってしまうこともある。
作り手のわがままと苦労に寄り添いたい
管理栄養士として、公認スポーツ栄養士として、関わりを多く持ってきたのは「食べる本人」ももちろんですが、「作り手(食事を用意する人)」の方々です。
「仕事をしながらは大変」
「食べ盛りの野球部の息子と、お父さん、同じ量はダメだよね?どうしたらいいの?」
「そもそも料理が得意(好き)じゃないのに・・・」
このような相談を受けることは数え切れないほどありました。
その度に、出来る限り簡単に、生活に落とし込んで、と思って伝えてきた「つもり」でした。
でも、本当にその気持ちや意味が理解できるようになったのは、私自身も仕事ではなく「誰かのための作り手」になってからだと思います。
実家での生活や結婚してからの生活の中で、誰かのために食事を作る立場になり、作り手としての「わがまま」に気付きます。
せっかくつくるんだから「美味しい」と言ってもらいたい。
でも美味しいからといって毎日ハイカロリーな好きなものばかりの食事で不健康になって欲しくない「健康でいてほしい」
さらに!そんな相反する欲求の両立を「できる限り簡単に」。
美味しいばかりを追い求め、好きなものばかり作っていたら、健康からは離れていってしまうこともある。
健康ばかりを追い求め、嗜好を蔑ろにすると、美味しいからは遠ざかってしまうこともある。
美味しいと健康のために時間をかけて丁寧に料理を作ることが良いことなのは分かっています。
でも、仕事をしながら、他の家事をしながら、子育てをしながら、自分の時間も持ちながら、、、
料理にかけられる時間はそう長くはありません。
そんな環境のなかでも簡単に作れて「美味しそう!」「すごい!」って言ってもらえたら。
嬉しいし、言ってもらいたい!!
作り手の「わがまま」かもしれません。
それでも大切な家族に喜んでもらえて、健やかな毎日を守れるご飯が作りたい。
健幸ごはんの3つの要素
管理栄養士として。かつ、日々食事を作る主婦として。
自分と家族の健康を守りパフォーマンスを高く、健やかに幸せに毎日を送るには。
その土台となる食事にするための要素3つを叶える食事を「健幸ごはん」と名付けます。
☑︎栄養素がチームワークで働く食事であること
☑︎腸内環境を整える食事であること
☑︎飽きない、優しい美味しさを感じる食事であること
この世に、これさえとっていれば大丈夫!という食べ物も栄養素も存在しません。もし、今後「このパンには1日に必要な栄養素が全て入っている」というものが現れたとしても(出はじめていますが)、それだけでこころまで満たすことはできないでしょう。栄養素がチームワークで働くからこそ、私たちのカラダとこころは健やかに保たれます。
しかし、いくら栄養素のチームワークを考えて摂ったとしても、きちんと消化して吸収できなければ、意味がありません。腸は第二の脳とも言われます。腸内環境が整ってこそ、私たちのカラダとこころは健やかに保たれます。
そして料理として味わう時。やはり、美味しくなければ食はすすみません。作り手の想いがのせられた美味しい料理だからこそ、しっかり食べることができ私たちのカラダとこころは健やかに保たれます。
食べる人にとっても、作る人にとっても「健幸ごはん」
健幸ごはんは、今日の美味しい幸せと、未来の健やかをつくる食事です。
これからこのnoteでは健幸ごはんについてお伝えしていきます。
たくさんの人に健やかな幸せが訪れますように。
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