UC再燃中の就活
不思議と自分の体調を受け止めて就活に望むことができました。
インフルエンザ予防の徹底。
トイレの場所の把握。
トイレを済ませてから面接に臨めるような時間的余裕。
薬は飲み忘れ、使い忘れなく、睡眠時間を十分に確保する。
「入院は絶対しない」
就活中もこの一心でした。
リクルートスーツと安全ピン
最初の問題は、就活のためにサイズを合わせて買ったリークルートスーツが
ぶっかぶかになってしまったことです。
入学式の時に買ったパンツスーツもありましたが、これもぶかぶか。ベルトを締めたらシワが寄って恐ろしくみっともない。
体重は再燃前より5kg落ちていました。
スカートが・・・落ちる。
ベルトを締められるタイプのものではないし、直しに出している余裕もない。
結果、ブラウスにスカートを安全ピンで止めて、ジャケットを羽織って隠す。というなんとも情けないことに。
トイレ探し
駅構内のどこにトイレがあるか
面接会場のどこにトイレがあるか
面接会場は行ってみなければわからないところも多いので
早めに行って、トイレの場所を確認してから受付をする。
駅のトイレは何両目に乗ればトイレまで最短距離かまで考えて電車に乗る。
電車に乗っている間に、やばいかも。と思ったのは2〜3回でした。
家を出る前にトイレ。
乗り換え前にトイレ。
電車を降りて駅から出る前にトイレ。
会場に着いてからトイレ。
それぞれのタイミングでトイレに行く時間も考慮して電車の時間を決めていました。
そこまでしなきゃけないの・・・?
と、思われるかもしれませんが、ここまでやっていることが面接中の安心に繋がっていました。
疾患について面接で話すのか
複数の会社を受けましたが、あえて言うことはしませんでした。
ただ、最終的に採用をいただけた会社には
面接が進む中で「言いたい」と思って、お伝えしました。
2次面接くらいで、伝えたような気がします。なぜか、自然とは話していました。
いくつも会社の面接を受けた中で、疾患について伝えておきたいと思ったのは、唯一この一社だけでした。
伝えるか伝えないか、どちらが正解かはわかりません。
どちらのやり方もあると思います。
今でもはっきりと覚えているのは
最終面接で社長、取締役、採用担当、たくさんの面接官がいる中で
「最後に一言ずつ意気込みを」に対して答えたこと。
私は治ることのないと言われている疾患を持っています。
健康ですと自信を持って言うこともできなければ、
体力面で自信があるとも言えません。
でも、だからこそ、疾患や怪我を患いながら、健康になりたいと願い
◯◯に通われる方々に寄り添うことができると言う強みにもなります。
私だからこそ提供できる価値を、◯◯で広げていきます。
最終面接にたどり着くまで担当してくださっていた方が
「うんうん」と頷きながら聞いてくださっているのが視界に入り、
泣きそうになるのをこらえるのに必死でした。
なぜ、採用してもらえたのか
担当してくださった方から、お電話をいただきました。
「難病を持っているハンデがあることを踏まえても、大島さんと働きたいと思いました。」
嬉しくてたまらなかったです。「伝わった」と思いました。
4月2日 内定決定 私の就活は終了です。
どんな風に見られていたかはわかりませんが
再燃中とは言えど、できる限り、コンディションを整えて望んでいました。
げっそりした顔色を隠すメイクをし、声は明るく、口角はあげる。
そうするだけで、気持ちも勝手についてきてくれました。
そして、意識的にポジティブな言葉を話す。
これだけポジティブに就活に臨めた理由は自分の力だけではありません。
ある人との出会い、その人からもらった言葉にものすごく力をもらいました。
それは、また、次のnoteで。
結果的に私はこの会社を1年で辞めます。
恩知らず、最低だ、と思わなかったわけではありません。
でも、新卒でこの会社に入れたこと、この会社で働けて事は私にとって大きすぎる財産です。
今でも、これからも、ずっと感謝しています。
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