あわない食べ物
アルコール以外には特に食事制限をしていませんでしたが、
お腹の調子と相性が悪い食べ物があることに少しずつ気づくようになってきました。
潰瘍性大腸炎というのは極端な食事制限を必要としません。
症状がひどい時は「高エネルギー、低脂肪、低残渣、低刺激」が良いとされていますが、寛解期や症状がほぼ落ち着いている軽度活動期くらいなら何を食べてもいいのです。
なので、食べてもいいとかだめとかいうよりも、これは個人差の問題でしかないようなことだと思っています。
そのまま出てくる
食べたもので、そのまま出てきてしまうものがあることに気づくようになりました。
トイレを血で真っ赤にしていた頃は便の状態なんて見る余裕もなければ、見れる状態でもないわけです。
下血が治まり、粘液(膿みたいなやつ)の量も減ってくると、ちゃんと便が見れるようになりました。
すると、消化されてないぞ。ってものに気づけるようになりました。
当時の私が消化できていなかったものは
✴︎オクラの種
✴︎トマトの皮
✴︎とうもろこし
✴︎ナッツ(素焼きナッツ)
✴︎ひじき
要するに不溶性食物繊維ですね。
調子が悪いと葉物野菜もそのまま出てきていました。
とにかく、食べてから出てくるまでが早い。
でも、綺麗に便の形にはなっている。不思議でした。
そしてこの時にもうひとつ気づきます。
せっかく摂った栄養素、吸収できてないな。
おなかポコポコ
粘液ができる前、大腸の中でポコポコ言い出すんです。
これを食べると百発百中ポコポコ言う!!ってものがありました。
カレーです。
しょっちゅう食べるわけじゃないのですが、
やっぱりたまに食べたくなって作ったり、インドカレー屋さん行ったりしてました。
(不良患者。)
スパイスというよりは、脂の質の問題です。
当時は焼肉に行く機会もなく、気づきませんでしたが、
焼肉でもポコポコなることに後に気づくことになります。
ポコポコなって、お腹が張って、トイレで膿を出す羽目になると分かっていながらカレーを食べていました。
お腹ポコポコくらいなら耐えられるし、そのあとおとなしい食事にしておけばポコポコ言わなくなる。
食べたい。が勝っちゃってました。
食のあり方
食というのは難しいもので「食べたい」という「欲」が絡んでくるわけです。
食べない方がいい
と言われていても、死ぬわけじゃない。と思うと食べたくなってしまう。
今は考え方も、食事のコントロールの仕方もだいぶ変わったというか、
心地よい食のあり方
みたいなものが見つかっています。10年かけて。まだ進化するかもしれません。
でも、当時は「食べたい」「腸子が悪くなる」このふたつの狭間で葛藤していました。視野も考え方も知識も狭かったのです。
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