名前のない病気④
続きです。
お酒を飲んだ帰り道、歩けなくなった話の続きです。
それから、私は、発作だけでなく、道で歩いている時によく転ぶようになりました。
《10月10日》
彼とプラネタリウムに行きました。
プラネタリウムまで時間があったので、横にあったゲームセンターでホッケーゲームをしました。
すごく楽しかったのですが、1戦交わしただけでもすごく疲れたのを覚えています。
やはり体調が優れないのか、薬の副作用なのか、それは未だ分かっていません。
そして、彼がトイレに行っている間に自動販売機で飲み物を買いました。
事件が起きました。
自動販売機って、下から飲み物が出てきますよね。しゃがんでそれを取った直後、足の力が抜けて、尻もちをつく状態で転びました。
ジュースは手から離れ、後ろへ飛んで行きました。後ろを歩いていた人がそれを踏んで、危うくその人までも転ぶところでした。
(うまく回避してくれました。)
自分もびっくりしたし、その方もびっくりしたことでしょう。申し訳ないです。
これから、他人にも迷惑をかけるのかもしれない。
悲しい気分になりました。
その後のプラネタリウム。
普通のプラネタリウムとは違って映像を見ていく感じ。
とっても綺麗でとっても楽しくて、今でも鮮明に思い出せる素敵な映像でした。良き思い出。
ただ、プラネタリウム、寝っ転がりますよね。
寝っ転がる姿勢は、発作が多発します。
ちょっとお出かけ選択をミスりました。(笑)
この時も、周囲の方、気になっていたらごめんなさい。
「体の異変は人間関係を崩していく」と以前書いたかと思いますが、関係のない人にまで迷惑をかけるのかとどんどんネガティブモードに入っていった頃でした。
《10月12日》
初めての赤十字病院での受診。
【脳神経内科】での受診です。
脳波を取ると思っていたのでかなり緊張し、落ち着くためにプラネタリウムの写真や9月末に行った花火の動画を見ながら待合室で待ちました。
総合受付→神経内科受付→名前を呼ばれて診察室へ。
私は勝手に、元の神経内科から申し送りがあり、すぐにでも脳波を取ってもらえると思っていたのですが、なんと初診は問診だけ。
かなり拍子抜け。
話した内容は、
・発作について
・よく転ぶ件について
・飲酒後、足に力が入らなくなった件について
お医者さんからは、
・やはりてんかん発作が疑われる
・意識があると言っているが、実は一瞬意識がなくなっているかもしれない
・運転は絶対にしないこと
・お酒は飲んではいけないわけではないんだけど....
ちなみに、薬局でも、飲酒のことを話すと「絶対に(お酒を)飲まないでください。」とのこと。
どちらを信じるかは難しいところでしたが、とにかく怖い思いをしたので、外で飲まないようにしました。
話を戻し、お医者さんの問診は、ほぼ元の神経内科と変わらない話と答え。何のために来たのだ...とも思ってしまいました。
とにかく早く結果が知りたかったので、次の日に脳波の検査を入れてもらいました。
いよいよ脳波検査。
続く。