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映画を撮って2年が経った報告と感謝。


本日、2024年10月13日で映画を撮って2年が経ちました。

2年前の同じ日である2022年10月13日に
『エンドロールまで追いかけて』を
撮影していた。

この作品が、やお80映画祭に選ばれて、
この1ヶ月後に人生はじめての映画祭デビューをした。

なので、キャリアの始まりは、ここからを数えている。

正確にいうと人生ではじめて映画を撮ったのは
2020年11月。
出演している女優だけで、映画を撮った。
完成した映画をみんなで見て、満足してすぐ辞めたのだ。

そこから約2年ほど私は本当に何もしてなかった。
普通に働いて、普通に日常に退屈していた。

なんのきっかけか、
映画をもう一度撮る機会が回ってきて、
私は2年前の今日に映画を撮った。

そこから、この2年で私は15本の作品を作ることになろうとは全く想像してなかった。

全国各地の様々な個性豊かな映画祭に10個ほど行く事ができた。

グランプリも貰ったし、優秀賞も頂いたし、観客賞も頂いた。

U-NEXTさんやジーンシアターさんで自分の作品を配信してもらえた。

WSも初めて開いた。

この2年で、沢山のことを経験できた。
映画を撮らずにいた2年間と、映画を撮ってからの2年間はまるで別の人生のようだ。

この2年間で私はまるっきり、周りに居た人間関係ががらりと変わった。
この2年ほどでも沢山の出会いと別れを経験した。

その度に痛みを知り、愛を知り、優しさを知った。

この2年間、お世話になった人たちに多大なる感謝を。

そしてこれからも、よろしくお願いします。

まだまだ未熟なので、どうぞ仲良く、そして時に色々と教えてください。
2年経ちましたが、正直映画の事は分からない事だらけです。

目標はこれからも映画祭で賞を獲ることと映画や映像や、何かしら自分の出来ることでお金を貰うことを目標に日々頑張ってます。
自分の世界観を追求していきます。

この2年で撮った映画を撮影順に記録として並べておきます。
良かったら成長の過程を観ていってください。

初監督作品『透明な君と』
2020年11月に撮影

周りに居た女優たちが制服を着たいと言ったので台本を書いて撮りました。
なぜか初めてなのに29分の長さの作品を撮りました。

監督2作品目『エンドロールまで追いかけて』
2022年10月撮影

人生初の映画祭に行けた作品。
カメラマンさんに沢山助けてもらったので、私の実力ではないです。
脚本が意味わからんと言われて絵コンテで全部最初から最後まで説明しました。
ポカリスエットのCMに憧れて走らせたかった。

監督3作品目『君の世界はカラフル』
2022年11月撮影

この撮影の3日後くらいに、やお80映画祭に入選したとの連絡を頂きました。
この当時はまだ作品で何をしたいのか?
何が好きなのかもよく分かっておらず、周りのアドバイスを聞いて、私の作品では珍しく男性の方が出演比率が高いです。

この作品を撮って改めて、私は男性よりも女性を撮りたいなと気が付けた作品でした。

監督4作品目『水槽にて、呼吸する』
2022年12月撮影

日付を見て驚きましたが、2022年の年末に私は毎月映画を撮っていたんだなと思い出しました。
この作品は、大阪の雑多な景観を映したかったのと幻想的な雰囲気と混ぜてカオスな作品にしたかった。
と、社会派というか当時も今もこの映画に込めたメッセージを危惧してます。

ちなみに撮影してから、編集に満足いかず、一時お蔵入りしてましたが、他の作品を見てくれたお客さんとの会話の中で編集のヒントを掴み、約一年後の2023年の9月に完成しました。

監督5作品目『深夜高速』
2023年3月撮影

運命の作品です。
この作品を撮って自分の中で、やっと監督として周りと繋がれたと思えたきっかけの作品です。
シアターカフェさんでグランプリを頂く他、関西クィア映画祭でクロージング作品に選んで頂けたり、全国の映画祭に飛んでいけました。

U-NEXTさんにも配信が決まったりと、
間違いなく自分の代表作となりました。

映画祭に行っても、名前よりも先に『深夜高速の監督の……』と他の方から声をかけて頂く機会が増えたので名刺代わりの作品になりました。

監督6作品目『夢が始まる』
2023年9月撮影

『深夜高速』から半年空いてるのは、『深夜高速』撮って、映画を辞めようと思ってからです。
(全然結果が出ないし、周りが結果出てて余計に辛くて)
なんですが、あれよあれよと映画祭に受かってグランプリ貰ったり、クロージング作品に選ばれたりしたので、続けようと思ったので半年ぶりに映画を撮りました。
応援歌みたいな映画を撮りたいなと思い母娘の映画を撮りました。
明るくて、爽やかで、ほんのりコメディで、
私のお気に入りの作品です。

監督7作品目『甘美な死骸』
2023年10月撮影

年末近くになると、映画を撮るやる気が出てくるみたいで立て続けに撮ってる印象です。
この作品は、初めて自分の知り合いではない人たちと撮りました。
6作品目までは、元々の知り合いの人に声をかけて出演してもらっていましたが、この作品は初めてオーディションで出会った人達と作品を撮りました。
新鮮で楽しかったし、この作品でやっと自分の撮りたいテイストや好きなものが分かってきたような気がします。

監督8作品目『グッバイ、ブルー』
2024年3月撮影

また半年近く空いたのですが、理由は映画祭に2023年の年末は行きすぎて、すっかりお金がなくなってしまい映画を撮れることが出来なくなってたのと、何を撮りたいのか?全く思いつかなかったからです。
5ヶ月ほど、働きながら支払いをどうにか払い、何を撮りたいか?を考えていました。
そして、2月に8時間以内に女優だけで短編映画を撮る企画のoctopus laboを企画立案しました。
6作品目『夢が始まる』7作品目『甘美な死骸』とプロのカメラマンさんと映画を撮り、それはそれで楽しかったのですが、
5作品目『深夜高速』でやった、女優2人だけで映画を撮った手法が楽しかったので、それをとことんやり切る1年にしたいなと思い、立ち上げました。

season01は、3本用意してオーディションを開きました。
第1回目で、企画自体の全容も完成作品もないのにも関わらず、沢山の応募が来てくださいました。
撮影したのは、なんの因果でか1年前に『深夜高速』がオールアップした3月12日に撮影しました。

監督9作品目『自由へ道連れ』
2024年3月撮影

春分の日に撮影しました。
寒かった。
私の好きなテイストはこれだなと、確信を持って撮影しました。
映画『そばかす』を見て、全編のほとんどがロングショットで完結する潔さとオシャレさに憧れて、意識してます。

監督10作品目『我妻來の食事録』
2024年3月撮影

深夜の飯ドラに憧れて撮りました。
『忘却のサチコ』『きのう何食べた?』『今夜すきやきだよ』が私の三種の神器の飯ドラなんですけど、私も飯ドラ撮りたいなと思い、撮りました。

明るいドラマを撮るのは楽しいですね。
元気になる作品は撮っていて良いなと手応えを感じます。

監督11作品目『この人生は夢だらけ』
2024年4月撮影

season02が始まり、オーディション?というよりも、Xで呼びかけて知り合いの人で挙手してくれた人の中から選んで撮りました。

ここから、撮影に慣れてきたのか照明などが上手く当たってるな〜と思って満足してます。
 
この作品でまたシアターカフェさんで上映してもらい、ジーンシアターさんから配信が決まったりと、octopus laboで初めて結果が出た作品でした。

監督12作品目『きみは私のもの』
2024年5月撮影

現状、なぜかYouTubeで7.3万回再生を叩き出してます。
嬉しい反面、なぜ?の方が強くて今だに分かりません。
サムネが少しエロティックで人の好奇心をくすぐるんだと推測してます。
撮影場所が良くて、出てくる絵は好みでした。

監督作品13作品目『パーフェクト・ムーン』
2024年6月撮影

ビジュアルに振り切った可愛いが詰まった映画を撮りたくて、撮りました。
MV風に撮ってます。
可愛いけど、話自体は可愛くないの対極を目指しました。
ちょっと世にも奇妙系かもしれません。
本当は『 PERFECT BLUE  』を意識してます。

監督作品14作品目『おやすみ、よい夢を。』
2024年7月撮影

友人の監督からの紹介で、はじめましての女優さんと撮りました。

愛してるを言わせないで、愛してる以上の愛の話をやりたいなと思い、この作品を書きました。

色合いがとても綺麗に出せた作品です。

監督作品15作品目『運命の女』
2024年8月撮影
監督作品16作品目『今日までは恋人。明日からは、他人』
2024年9月撮影

どちらもまだ公開してないので、
DEMOREEL内の映像だけですが。

どちらも私の好みの幻想的で、そして女性美を追求出来たかなと思います。
『運命の女』に関しては、octopus laboのテーマ性のひとつである、ファムファタールを存分に取り入れました。
octopus labo 記念すべき 8作品目に相応しい作品になったと思います。

9作品目の『今日までは恋人。明日からは、他人』は、
『透明な君と』より前に書いた脚本でした。
まだ監督すらもやってない時に書いた作品を4年越しに映像化できました。

2024年9月29日に、
ずっとやってみたかったWSを開催できました。
WSは参加する事は多々あれど、自分で開催するのは初。
とても楽しかったし、勉強になりました。

octopus labo の7作品目の『おやすみ、よい夢を。』を使って、WSしました。
自分が出てないので、全く違うような作品を見ているようで不思議でした。
キャスティングって大事だなぁと改めて実感できました。


2年間、本当に沢山の人に支えてもらって助けてもらって、自分の実現したいことを実現できました。

私に優しくしてくれたり、時に厳しく叱ってくれる人たちに感謝してます。
これからもよろしくお願いします。

そして作品を観てくださる方々、
作品に出てくれる人たち
一緒に作品を作ってくれる人たち、
私の質問や悩み相談に乗って親身にアドバイスをくれる監督たち
お世話になった映画祭の皆様、
配信先でお世話になってる方々
本当にありがとうございます!

これからも、皆様に楽しんで頂けるよう頑張りますので、よろしくお願いします!


2024年10月13日

西尾友希


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西尾友希
タコ次郎🐙のエサ代にします。 それか映画制作費にします。