「博多祇園山笠」のメインビジュアルを制作

2024年7月5日 17:23

西元祐貴の拠点、福岡にて700年以上続く祭『博多祇園山笠』。

毎年7月1日から14日にかけて開催され、今年で783回目を迎えます。

この祭りの象徴とも言える「飾り山笠」は、
13の地域それぞれに博多人形師による絢爛豪華な人形が飾られ、
壮麗な風景を作り上げます。

　
その中でもひときわ人々の目を惹く「十四番山笠ソラリア」では、
2016年から毎年、
西元の墨絵がメインビジュアルとして展示されています。

今年のテーマは、『黒田鍋島天神大普請（くろだなべしまてんじんびっぐばん）』。

現在の天神地区の繁栄の礎となった歴史的な大事業を元に制作されました。

時は慶長年間。

黒田長政は関ヶ原の戦いで西軍についた鍋島家を徳川家康に執り成し、
東軍に引き入れました。
その恩義に応えて鍋島直茂とその子勝茂は、
福岡城の普請（＝工事）に際し、天神地区から福岡城に向かって「肥前堀」を掘りました。

この「肥前堀」は、現在の福岡市役所の西側からソラリアプラザ一帯にあり、城下町福岡の発展の礎となったのです。

西元は、
その大普請の陣頭指揮を執った黒田長政を力強く描きました。

飾り山笠と並び、まさに圧巻の光景が広がります。
ぜひ会場でその迫力を体感していただけると幸いです。

▼博多祇園花笠公式HP
https://www.hakatayamakasa.com/

本日は以上になります。
ご高覧ありがとうございました。

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