『U-29 20代のための大人入門書 20代のボクらが欲しいモノ』
枻出版社の雑誌。タイトルに惹かれて買ってしまった。
この雑誌を読んでいくと、冒頭に下記冒頭文がある。
『モノ1つで人生は簡単に変えられるが、20代で買えるものは、正直なところ経済的に限界がある。本誌は、諸先輩方の愛用品を紹介しながら、改めて身のまわりの’モノ’の価値を見直すこと、そして世代をつなぐことでこれからを担う若い世代の豊かな人生を後押しすることを目指します』
この雑誌で取り扱っている’モノ’は、どれも魅力的で素晴らしいものばかりだった。
そしてそれぞれの'モノ'に精通した雑誌編集長や、セレクトショップオーナーなどが、当時購入した経緯などのエピソードを語っている。
読み進めていてふと思ったのが、自分がもしこの雑誌の諸先輩方の立場だった時、
何を出すだろうということだった。
少し時間をとって考えてみたものの、なかなか浮かばなかった。
というのも、ここでの’モノ’は、10年20年と所有してなお、いつも自分の気持ちを豊かにしてくれる'モノ'であるからだ。
モノを買う際、私は他の人よりも時間をかけて買う方である。
もちろん、他のモノと比べて機能面がどう違うのか。優れているものはなにか。自分に合いそうなのはこっちなど判断して決めている。
ただ、一目惚れしたり心揺れるほどの’モノ’には出会っていない。
枻出版社の角社長はこう言う。
''自らを充実させるために、どこにお金や熱意をかけるべきか、塾考し、賢い選択をすること。つまり、心を豊かにする『賢いもの選び』が重要だと。’'
ただ私の場合、モノよりも’コト’、つまり体験の方が心揺さぶることが多く
なかなかモノ単体だけで動くことがないのだ。
もちろん今後視野を広げていったり、お金をかける場面があれば'モノ'でも出てくるかもしれない。
ただ、モノにはエピソード。つまり体験が入ってこそ愛着も湧く。
そうなるとモノよりも体験が重要なのかもしれないとふと思った。
ということで言いたいのは、モノより体験だということ。
今日は以上。