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僕は本当は無職になりたかったのかもしれない


僕は本当は
無職になりたかった
のかもしれない。


愛しの電動自転車で
ホームセンターに向かう途中
ふと、
思いました。


厳密に言えば、
働かず、
別のことをして
生きていたかったんだと
思ったんですよね。


なぜそう思ったのか、
というと、


僕、
人に養って
欲しかったんですよ。


主夫になりたいって
ずっと思っていました。


高校生の頃から。


家事はやるから、
外での仕事は任せたいって
本気で思ってました。


しかし、
当時は自分のことを
ノンケだと思ってて、
(実際はQuestioning)
女性のヒモになるなんてよくない
と思ってたので、
無理だよなぁ、
と思っていたんです。


だから、
完全に諦めてしまって
いつの間にか
忘れ去っていました。


それを、
ふと思い出したんです。


そこで、
昔から自分が好きだったことも
思い出しました。


数日前の記事では
好きなことがわからない。


あるいは、
好きなものが
コロコロ変わってしまって
どうしたらいいのかわからない、
と言うような記事を書きました。


でも、
僕にもあったんです。


ずっと昔から好きで、
今も続いてるものが。



それは学ぶこと


僕は昔から
学ぶことが好きでした。


小学生の頃には
宇宙や大地、
植物に関することに
興味を持って
図鑑や書籍を
読み漁るくらいには。


それは、
将来のことを考えてのこと
ではなく、
ただただ
学ぶのが好きだったんです。


学んで
自分が変えていくのが
好きでした。


なので、
中学生の頃には
自己啓発本に
手を伸ばすように
なっていました。


最初に手に取ったのは、
「7つの習慣ティーンズ」。


「7つの習慣」で有名な
スティーブン・R・コヴィー博士の
息子さんが書いた書籍です。


それを
ボロボロになるまで読んで
自分なりに実践していたのを
思い出します。


今振り返れば
ませてるなぁ、
と思うのですが、
当時は真剣に考え、
学んでしました。


その後も、
いろんな本を読んでは
実践するのを
繰り返していました。


身についたものは
あったりなかったりしたけど、
そうしてるのが
とても楽しかったのを
思い出します。


あとは、
薬草学の本とか
サバイバルの本とか
いろんな本を
読みました。


好奇心に任せて
知識を
ひたすらに
入れ続けていたんですね。


とても楽しかった。


それを思い出したわけです。


なぜ今まで
思い出せなかったのかと言えば、
お金を稼ぐことと
結びつかなかったからでしょう。


大人になると、
みんなお金のことばかり
考えるようになる。


これは、
坂口恭平さんが
この記事で
言っていたことなのですが、

僕も例外なく
大人になったら
仕事をしなければならない、
お金を稼がなければならない、
と思い込んでいました。


だから、
それに関わらない事柄は
頭の中の隅っこの方に
追いやっていたようです。


でも、最近、
無職でもいいのかもなぁ、

いや、いっそのこと、
生活保護をもらいつつ、
生活するのもありなのかもなぁ、

なんて、
思うように
なってきたんですよね。


なぜかというと、
最近、空き家に
移住したんです。


それで、畑仕事しながら、
創作活動に集中しているのですが、

仕事なんかせずに、
この生活をずっと続けたい
って思うようになったんです。


そう思う自分を
許せるようになりました。


だから、
思い出したのかもしれません。


お金にならない、
お金を稼ぐことに結びつかない
昔からの夢を。


昔からの夢といえば、
田舎暮らしもそうでした。


少し薄暗い台所。


そのシンク下には
たくさんの漬物や
果実酒が所狭しと並んでいる。


外をみれば、
たくさんのハーブや野菜が
植えられていて、
必要に応じて収穫し、
料理に用いる。


年季が入っているけど、
手入れのされた
味のある
木の家具とともに
生きる生活。


中学生の頃から
僕はそんな生活に
憧れていました。


それはおそらく、
池田あきこさんの
ダヤンシリーズに
ハマっていたからなのも
あるでしょう。


ダヤンのおかしな国のお菓子の本とか
クリスマスまでの12日は、
僕の愛読書でした。



あと、
そのほかにも、
漬物の本や
果実酒の本などにも
ハマりました。


中学生でしたので、
さすがに果実酒を仕込んで
飲むことはしませんでしたが、
いつかはしてみたいと
意気込んでいたのを
思い出します。


でも、この夢も
お金に結びつかないので、
記憶の彼方に
追いやっていました。


こんなことやったって、
お金にならないし、

そもそも、
お金がなけりゃ
こんなことできやしないよ、

そう思って、
諦めていたのです。


諦めて、
忘れ去っていたのですが、
学ぶことが好きだったことを
思い出した時、
芋づる形式で
思い出しました。


そう。


僕にもあったんです。


昔からずっと好きなこと。


それがお金を稼ぐことに
繋がらなかったために
忘れ去ってしまっていた
だけでした。


大学を卒業するときには、
自分で食っていくこと
(=お金を稼ぐこと)
ばかりに
頭がいっぱいになって
しまいました。


無職=悪だと考え、
生活保護を受けることは
いけないことだと考え、
なんとか自立しなきゃと
ずっと考えていました。


だけど、
別に無職でもいいんじゃない?


生活保護も必要なら
じゃんじゃん使っていいじゃんと
思うようになりました。


だって、
日本国憲法で基本的人権の尊重が
謳われているし、
制度として定められているんだから
制度を使うことに
後ろめたい思いをする必要は
ないじゃないですか。


あと、
この本を読んで、
さらに心の荷が軽くなったので
紹介しときますね。


これには

年間一人当たり100万円以上の税金を納めていない人は、逆に言うとお荷物。
(中略)
専業主婦と小さな子どもを抱える人は、年収800万円ぐらいまでだと税金から生活保護費は出ていない。

あたらしい生き方 pp.22-23

とあって、
ほっとしました。


なぜなら、
100万円以上の
税金を納められるのって、
年収600万円いかないと
無理ってことですから。


これなら、
「お前は俺の税金で生きてるんだぞ」
って責められること
なんてないですもん。


遠慮なく鏡を向けられます。


だから、
お金がなくなって
会社に行くのが嫌なら、
生活保護をもらいましょ。


僕も、
貯金がなくなったときに、
仕事したくなくなったら
生活保護を申請しに行きます。


そして、
田舎暮らししつつ、
創作活動に打ち込みます。


それで、
何かの拍子に評価をもらえて
創作活動で
めちゃくちゃ
稼げるようになったら、
その時は
誰かに還元しようと思います。


なので、
作品を出したら
買ってください。笑


販売ページ置いときますね。笑



それはさておき。


えーと、
何の話をしていたんでしたっけ。


そうそう、
僕は昔から
働きたいと思ってなかった
って言う話を
していたんでしたね。


本当にね、
家のことだけ
していたいんですよね。


家っていうか、
生活に必要なこと。


ご飯を食べたい
→料理をする


汗臭くない服を着たい
→洗濯をする


綺麗な部屋にいたい
→掃除をする


こんなふうに、
必要なことだけ
していたいです。


していたいなぁ〜。





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