勉強嫌いのいとこを、3ヶ月で私立中学の特待生の合格に導いた話②
この記事では、いとこの参謀として
受験日までの計画を立てたことと、
オリジナルのテキストを用意して
授業を開始したことを書いた。
今回は、
どのように授業を進めていったか
について書こうと思う。
教師として授業ででしたことは
シンプルだ。
勉強嫌いの彼女が
楽しく勉強できるように配慮しながら
問題の解説をしただけである。
具体的にはこのようなことをした。
まず、授業時間の10分前ほどに
家に訪問する。
そうしたら彼女と話す。
おじやおばがいたら、
挨拶がてら雑談をする。
軽く雑談をして、
彼女の気持ちをほぐすのだ。
これは僕の気持ちを
家の雰囲気に慣らす意味もあって
毎回していた。
そして、
勉強時間になったら
彼女の自室に移動して
雑談から始める。
いきなり勉強するぞ!
だと気持ちが乗らないので、
雑談をして気分を高めるのである。
今日は何があった?
どんなことを学校でした?
などと聞いて、
気持ちのエンジンを温める。
話し好きの彼女は
面白おかしくそれに答えるので、
うんうんと聞き役に徹する。
5分ほど話して、
気持ちも場の空気も温まってきたら
授業に入る。
まず、前回の宿題を見せてもらい、
わからなかったところを教える。
そして、そこをもう一度解いてもらう。
うまくできたら、次の問題に進む。
例題を解説しながら一緒に解いて、
練習問題を解いてもらう。
できたら、答え合わせをして、
わからなかったところを解説する。
このとき大事なことは、
できたときには「やるやーん!」と称賛し、
できなくても「どんまいどんまい!」
「解説聞いてできれば無問題!」と慰めること。
叱るとテンションが落ちて
勉強の効率も落ちるし、
気負わせてしまっても
気持ちが萎えて勉強が進まなくなる。
だから、
間違ってしまっても
全然たいしたことないと思えるよう
なるべく明るく軽く接する。
また、解説するときも
明るく軽くを心がけた。
前回出した問題。
これを使って説明すると
こんな感じだ。
こんな感じで
問題にツッコミを入れながら
進めていくわけだ。
彼女もこういう感性で
問題を見ているので、
気持ちがシンクロして
楽しく問題を読むことができる。
ただただ、問題読んで解いてね!
じゃ、気持ちが萎えるので、
いとこのテンションに合わせて
問題を読み合わせたり
解説をしていくわけだ。
こんなふうにして授業を進めていった。