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チャートは窓を閉めた?Salesforce($CRM)を筆者が注目した3つの理由

この記事では主に米国株の銘柄の売上高やキャッシュフロー等ファンダメンタル分析に欠かせない要素をグラフ形式に落とし込み、分かりやすくまとめています。

今回注目した銘柄はSalesforce(セールス・フォース) ティッカーシンボル$CRMです。前回の決算は好調だったものの、売りが入って現在もみ合い中のセール・スフォースをなぜ注目しているかも合わせてご紹介したいと思います。

まずセールス・フォースは1999年にサンフランシスコの小さなアパートにて創業、2004年6月にニューヨーク証券取引所にて上場しました。主にクラウドを通じて中小企業から大企業まで顧客関係管理に関するサービスを提供していて様々な営業支援プログラムをサブスクリプション型で提供しています。日本でも富士フィルムやNEC、ライザップ、サンリオなど様々な企業でセールス・フォースのサービスが使われています。

前回の決算結果を見てみましょう。

決算日は12月1日で売上高予想52.5億ドルに対して結果54.2億ドル。EPS予想75セントに対して結果1.74ドルでした。無事決算をクリアしています。

年ベースでの売上高の推移を見てみましょう。

売上

見事なまでの右肩上がりに推移しています。

四半期ごとの売上高の比較は以下のようになっています。

四半期ごとの売上高の

前年度を上回っています。前回の決算結果では前年同期比20%増となっています。

EPS予想と結果の推移を見てみましょう。

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前回前々回と予想を大きく上回っております。

営業キャッシュフローの推移は以下のようになっています。

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4年連続で増加しています。全く問題ないですね。

次に営業キャッシュフローが純利益を上回っているかを確認します。(粉飾決算の疑いが無いかを確認しています。)

純利

表示したすべての年において問題なくプラスで推移しています。

営業キャッシュフローマージンの推移を見てみましょう。

マージン

25~26%で推移しています。儲かるビジネスモデルであることが言えますね。(米国株平均11%前後)

ここでチャートを見てみましょう。

スクリーンショット 2020-12-23 125631

上のチャートは2018年から現在(2020/12/23現在)までのチャートになります。前々回の決算(8/25)では大きく窓を開けて上昇していることが分かります。しかし前回の決算(12/1)後窓を開けて株価が下落しています。

スクリーンショット 2020-12-23 125559

前回の決算結果は好調だったのにも関わらず売りが出ていて株価が下落した理由の一つに、セールス・フォースがSlackティッカーシンボル$WORKを買収するとの情報が決算同日に入り、それに嫌気をさした投資家たちが売りかけたということだと推測します。

チャート的には窓を窓を閉め再び上昇トレンドに入るのではないかと推測しています。

セールス・フォースについてまとめると、3つのことが浮かび上がりました。1つ目に前回の決算結果は好調であったこと2つ目に営業キャッシュフローマージンの推移も問題なく、儲かるビジネスモデルであることが確認できた。3つ目に前回決算結果は良かったものの、Slackの買収の情報による嫌気、利益確定の売りが入り、株価は決算内容とは裏腹に下落しています。

筆者の個人的な見解では決算内容は良かったので、チャート的に青色の線の抵抗線を守り、ピンク線の直近の線をブレイクした段階で買いを入れたいと考えています。

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