短編小説:あの砦を護れ第3話
第3話:基本教練
朝6時
「パッパパッパッパパッパパ~」ラッパ音が鳴り響く
眠たい目を擦りながらムクっとベッドから起き上がる。
「なにボサッとしている!!点呼だ!!!外に集合だ!!!」
教官の怒鳴り声が響く。俺たちは慌てながらもとりあえず寮の前の広場に集合した。
台に上がっている教官が「おはよう!!!!」1人から発せられたとは思えない凄く大きな声で発声した。
教官が続けてこう言った。「いいか貴様ら!入隊式が終わったら貴様らは「お客様」じゃなくなるぞ!これから軍隊の基本をみっ