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意外と長期向き?売られまくっているROOTを分析してみたら分かったこと

この記事では主に米国株の銘柄の売上高やキャッシュフロー等ファンダメンタル分析に欠かせない要素をグラフ形式に落とし込み、分かりやすくまとめています。

今回調べてのはROOTについて、広瀬隆雄さんがTweetしていたので筆者も興味を持ち、さっそくペンと電卓を駆使し、分析を始めました。

ROOTは主に自動車保険のサービスを運営している会社で2018年創業で今年の10/27にIPOされたばかりの銘柄になります。

ROOTの他の自動車保険サービスと違うところは、AIを駆使して各ドライバーのデータを分析し、優良ドライバーの要素がAIで確認できれば保険料がそれに応じて安くなるという所で、そこが一般的な自動車保険サービスと違い、革新的なビジネススタイルとなっております。

では売上高の推移を見てみましょう。

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年ベースでみる売上高の推移は好調です。ただし、この表には今年の売上高は記録されていません。

四半期ごとの売上高は以下のようになっています。

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今年の売上高は去年に比べて減少しています。これはビジネスモデルの問題ではなく、コロナの影響が大きいと推測できます。なぜなら、年ベースでの売上高は成長してるからです。

EPSの結果を見てみましょう。

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コンセンサス予想を大きく下回っています。

営業キャッシュフローの推移は以下のようになっています。

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営業キャッシュフローはマイナスに転じています。まだ安定感はないように見て取れます。

営業キャッシュフローが純利益より大きいか確かめます。(粉飾決算の疑いが無いかを見ています。)

cf 純利

問題はなさそうですね。

営業キャッシュフローマージンの推移を見てみましょう。

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このようにマイナスになっています。

ではこのことを踏まえチャートを確認してみましょう。

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12月の決算発表後、窓を開けて株価は下落しています。最初のIPOされてから約45%以上の下落となっています。タックスロスセリングはクリスマスの前後にピークを迎えることが多いとのことなので、その時まで静かに待ち、リバウンド狙いで買いのポジションを持つのは面白いかもしれません。潜在的には革新的なビジネスなので、1月以降利が乗り、次の決算がコンセンサスを上回れば長期保有の候補になる可能性はありそうです。

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