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『リバース:1999』群虎黄金・中編【ストーリー備忘録まとめ】

あらすじ(ネタバレあり)

前回はこちら

財団の内情としては、

神秘学家を従順にして管理下におきたいコンスタンティン
財団に縛られず1999年のストームで何が起きたか知りたいヴェルティ

との間で対立が生まれていました。
ヴェルティがスーツケースの力で独自に神秘学家を集め始めたことで対立が表面化。

ヴェルティの直属の上司であるレディ・Zは、立場上はコンスタンティンに従っていますが、意見としてはヴェルティに賛成派。

ドルーヴィスⅢ達(ヴェルティが集めた神秘学家)は財団ではなくヴェルティについていくとして、自分たちを強制的に従えようとする財団に抗議中。
財団に眠らされているヴェルティの解放を求めます。

08-10

ドルーヴィスⅢ達の抗議活動を、財団の委員会は真剣に取り合いません。

電波ジャックは一瞬にして終了させられてしまう

財団への所属を拒む神秘学家がいることを理解できない委員たち。

レディ・Zは、ドルーヴィスⅢ達の自主権を守りつつ勢力を構成するための方法として、改革を提案します。

ヴェルティの重要性を説くレディ・Z

ヴェルティが集めた人員はヴェルティの編成下となり、直接財団の命令を受ける必要はない。

この改革案に口々に反対する委員たち。
そこにコンスタンティンが遅れて現れ、この改革で最も重要な点はヴェルティだと言います。

ヴェルティは財団に忠誠的か、という点が問題になっていきます。

コンスタンティンは証人としてソネットを呼び出していました。
ヴェルティの最前線学校時代の脱走経験や、1929年にてマヌス・ヴェンデッタに加入する素振りを見せていたことを指摘します。
ソネットはヴェルティを庇う証言をしますが、答えは充分だとコンスタンティンに退出を告げられてしまいました。

新制服で証言の場に立つソネット

最後に、コンスタンティンはレディ・Zの意見を聞きます。
マヌス・ヴェンデッタに対抗するためには新制度が必要と言うレディ・Z。
意外にもコンスタンティンはあっさりとその意見を受け入れました。

会議の結論に戸惑う書記


その夜ソネットは、占い準備中のマチルダのもとを尋ねました。
マチルダに占いをお願いしたいと言います。

ソネットは、財団とヴェルティの対立を恐れているようでした。
そして、自分がどちらの立場にいるべきなのかも迷っていました。

マチルダは心が導く方に耳を傾けるのはどうかと助言しますが、それは4年前に行ったと告げるソネット。
脱走しようとするヴェルティ達を行かせたことが今までで最悪の決断だったと打ち明けます。

占いの結果は、それでも歩んできた道のりを進むべし、脳内の声に耳を傾けるのは有益、と出ます。
ためらうべきではなかったと、ソネットはマチルダに礼を述べます。

ソネットの親愛に動揺するマチルダ


11-19

レディ・Zは改革案を通すため、計画を練っていました。
コンスタンティンがあっさりと草案を通した理由に気づくレディ・Z。
投票で賛成票を集めることに失敗すれば、その案が再び通るチャンスはなくなるからです。

つまり今回、改革を成功させなければ、ヴェルティや神秘学家たちは財団の支配下に置かれたままになってしまいます。

ドルーヴィスⅢ達は占領したエリアに森を成長させ、籠城を行っていました。
APPLeの情報収集で財団の状況は随時把握している様子。
レディ・Zの改革案が勝利するまで、森を守りつづけることを決めます。

ヴェルティとの再会を待つドルーヴィスⅢ


ソネットはレディ・Zに協力を申し出る手紙を送っていました。
指示を待つ間、戦闘訓練をしていると、リーリャに会います。

リーリャは財団本部に昇進したらしく、外出戦闘の機会がないことをつまらなくて仕方ないと嘆いていました。

財団への鬱憤が溜まっているリーリャ

ソネットはリーリャに誘われて最高難易度の訓練を受ける事になりました。
激闘を終えた疲労感と高揚でぐったりしながら思わず笑い出す二人。

そこへレディ・Zからの依頼がやってきました。
リーリャは別れ際に、財団のものを壊したらどう処罰されるかを聞いてきました。
ソネットは不思議がりながら答えます。

軽い場合は罰金と減給



一方、レディ・Zは劣勢を覆す手を打っていました。

レディ・Zの思考イメージは囲碁

影響力のある勢力の票を取り入れようと、シカゴ駐在所の問題を抱えた人物に目をつけます。
そしてシカゴで起こっていた腐敗を証明することが出来たらレディ・Z側に投票するという約束を取り付けました。

シカゴ駐在所の違反を問う「弁論デュエル」に呼ばれたのはソネットでした。
ソネットは、かつてシカゴに暮らしていた少女シュナイダーに関し、調査した結果を発表します。

1929年の出会いについて

シカゴ駐在所は、援助を求めて財団を訪れたシュナイダーに「庇護金」を要求したうえ、差別し拒絶したと。
彼女が遺した衣服には「貧乏人はうせろ」と書かれたメモが残されていました。

もし対応が違っていたら、別の物語になっていたかもしれない


弁論デュエルの間、レディ・Zは投票時間を延ばすため長時間の演説を行っていました。
元は反対派だった級友を説得し草案を若干修正して協力体制を築く等、改革の実現に向けて全力を尽くすレディ・Z。

コンスタンティンはそんなレディ・Zの様子を見て、あの子がここまでやるとは思わなかったと感嘆にも似た溜め息を漏らします。

一足早く投票結果を悟るコンスタンティン

状況からレディ・Zの改革案が通ることを察し、認めます。
そして、すぐに草案に修正を入れ、ただ大多数が満足できるようにと改革の先を見越して動くのでした。
修正の入った草案が、レディ・Z側の修正案と似ていたことに安堵するコンスタンティン。

また、コンスタンティンは投票が始まる前、財団会長と会っていました。

会長に何かを告げられて動揺するコンスタンティンですが、いつかその内容が回収されるときが来るのでしょうか。

「彼らの判断」とは


……


という所でいったん区切りです。

投票パートは知識不足で色々端折ってしまった部分が多いかもしれません。

理解しているのはレディ・Zめちゃくちゃ頑張ってるなっていうのと、みんな頑張ってるなっていうのと、コンスタンティンも悪い人ではないのかな(チョロい)っていうのと。

シュナイダーの件がここで出て来て改革を成功させる決め手になるのも心臓がギュッとなりました。

無事に改革案が通ってどうなるのか、また続きにて。

ここまで閲覧いただき、ありがとうございました!