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『リバース:1999』人工夢遊・浅眠域【ストーリー備忘録まとめ】

リバース1999、至るところにテキストがあるので忘れがちだったんですが、
そういえば人工夢遊(現状のエンドコンテンツ)の浅眠域にもシナリオがあったんですよね。

初見では何のことかわからずスルーしちゃってましたが、
本編シナリオを読み返した今ならわかるはず!ということで読み直してきました。

結論
これ、もしかして3~4章でヴェルティが見てた夢か!?

そういえば人工夢遊治療って言ってた気がする。
そんなヴェルティが見た夢?についてステージごとに書いていこうと思います。
脈絡が唐突なオチもありますが、それがむしろ余計に夢っぽい。


1.特別訓練場α


登場キャラクター:ソネット(オレンジ頭の少女)、マチルダ(フランス人)

ヴェルティは全てを忘れて夢の中にいた。
見知らぬ少女達と出会いながら、自分の使命が財団に尽くす事だと思い出す。
そして教官に認められ、最前線学校の首席卒業生となった。

ヴェルティが財団に従順だったりソネットが劣等生だったり、とても違和感のある夢。
マチルダは普段通りソネット意識しまくってて安心する。

2.靄の湖岸α


登場キャラクター:リトルイーグル(イーゴ)、ララ・ファウンテン(湖の妖精)

ヴェルティはリトルイーグルとキャンプをしていた。
リトルイーグルは女子であることを理由にボーイスカウトへの入隊を断られてしまう。
彼女がボーイスカウトを目指す理由は、「お父さんにすごく会いたいから」と言う。

コインを湖に投げ入れていると、妖精が現れて「ボーイスカウトに入るか、お父さんにもう一度会うか」
どちらか一つを選べると言ったが、それはドッキリであり嘘だった。
しかしリトルイーグルはこの件で自分自身の考えがはっきりと分かったと決意を固めたのであった。

3.浮遊パークα


登場キャラクター:テナント(ダイヤモンド商人)、ジェスター(ピエロ)、バニーバニー(バニーガール)、パヴィア(人狼)、五色月(メイド)

ヴェルティは不思議なテーマパークを訪れていた。
入場時に付与されるポイントを賭けてゲームを行える施設らしい。
始めは調子が良かったが、徐々に敗北が続き、遊べるポイントが無くなってしまった。

そんな時にテナントに取引を持ち掛けられ、残った僅かなポイントと彼女のダイヤモンドを交換することに承諾する。
しかし、テナントが去った後、ダイヤモンドは炭と粉末に変わってしまった。

ヴェルティは己の凋落こそがパークのリアリティーショーそのものであったと悟る。
パークの機会と化した彼女は、不意に何かに気づいて口から風船を吐き出した。

4.カーナビー・ストリートα


登場キャラクター:レグルス(キャプテン)、APPLe(チーフオフィサー)、ソネット(警察補佐)

ヴェルティは海賊船のクルーとなっていた。
レグルス船長の海賊船が衝突で大破し、彼女が大事にしていたレコードが壊れてしまった。

レグルスはレコードには魂が込められていると言い、レコードを復活させるため街の魂を集めるようヴェルティに命じる。
ヴェルティが魂を集めていると、警察に扮したソネットが現れる。違法だと指摘され逃げ出すヴェルティ。

APPLeにも協力してもらい魂集めを終えてレグルスのもとへ戻ると、そこはソネットに包囲されていた。
包囲を退け魂をレグルスに渡すも、彼女の納得する魂はそこにはなかった。
怒ったレグルスはドクターコショウ支給停止命令を出す。APPLeとヴェルティは大袈裟に悲しんでみせた。

5.ウェアーハウザーの森α


登場キャラクター:サザビー(あどけない淑女)、エリック(ヴァイキング魔精)、モントリヒト(マントの魔精)、オニオン(司会の魔精)

サザビーのポーションによりヴェルティは魔精の姿になってしまった。
おまけに元に戻るポーションは泥棒魔精に奪われてしまった。
泥棒魔精は、ウェアーハウザーの森には魔精の王国があると言う。

魔精の王国に辿り着いたヴェルティ達は、ポーションがトーナメントの優勝賞品になっていることを知る。
人間を魔精にするという王国の理念に、狂っていると答えるヴェルティ。
ヴェルティはトーナメントに優勝し、妨害してきた魔精国王を倒して復元ポーションを飲み干す。
どこかで飲んだことがある味がした。その味とはドクターコショウであると気づく。

6.特別訓練場β


ヴェルティは再び特別訓練場にいた。
以前と全く同じように教官からの指令を受けたヴェルティは、己の意思を思い出す。
「わたしたちは生まれながらに運命を定められてなんていない」と意思を固めるヴェルティ。

そして、ヴェルティは財団の建物内に空飛ぶ船を見つける。
財団員はその船が朽ちることを望んでいたが、ヴェルティは乗ってみたいと憧れるようになる。

ソネットと再会したとき、ヴェルティは彼女が見知らぬ少女ではないことを思い出した。
ここから出たいと告げるヴェルティの気持ちを、ソネットは尊重することにした。
ソネットはヴェルティにヨーロッパアマガエルを手渡す。

船に向かうヴェルティだったが、財団の隊員に止められてしまう。
船がまだ生きていたとしても、死んだことになっている。それが財団の規則なのだと言う。
「多くの人は舟の復活を望んでいない」らしい。

それでも船が復活する姿を見たいと主張するヴェルティ。
彼らを退け船に乗り込むと、舟はその瞬間を待ち望んでいたかのように輝き出した。
船には船長を失ったクルーがいて、ヴェルティを新しい船長と認めた。
ヴェルティは出航を宣言し、そして新世界へと辿り着いた。

7.靄の湖岸β


登場キャラクター:リトルイーグル(イーゴ)、コーンブルメ(マフラーの少女)、X(Mr.ゴールドバーグ)、マチルダ(ミス・ゴミ袋)、ララ・ファウンテン(湖の妖精)

ヴェルティはリトルイーグルとボーイスカウト活動をしていた。
湖に様々なものを投げ入れると、次々に幻影が現れては去っていく。
リトルイーグルが青リンゴを投げ入れると湖の妖精が現れ、怒った妖精は水を浴びせてきた。
ヴェルティの意識は覚醒し、己が夢から夢へ渡り歩いていることを自覚する。

8.浮遊パークβ


登場キャラクター:テナント(ダイヤモンド商人)、エターニティ(貴婦人)、バニーバニー(バニーガール)、パヴィア(人狼)、五色月(メイド)、ジェスター(ピエロ)、ケントゥリオン(大スター)

テナントに導かれて再び浮遊パークを訪れたヴェルティは、エターニティにVIPカードをもらう。
ゲームのコツを掴んだヴェルティだったが、やはり最後には惨敗してしまう。

そんな時、ケントゥリオンにリアリティーショーの特別ステージに呼ばれ、ステージに投資する権利を手に入れる。
VIPカードを渡したヴェルティだったが、投資は失敗に終わった。

ケントゥリオンはギャンブルの在り方を説き、ヴェルティを励ます。
ヴェルティはテーマパークとリアリティーショーはどちらも人工的な産物だと悟る。

「わたしは勝ったこともなければ、負けたこともない、何故ならまだリアリティーショーに身を委ねているから」

ヴェルティはケントゥリオンから貰ったコインと交換に、エターニティにパークからの脱出方法を教えてもらい、出口に辿り着いた。

9.カーナビー・ストリートβ


登場キャラクター:レグルス(キャプテン)、APPLe(チーフオフィサー)、ソネット(警察補佐)

以前と全く同じ流れでレグルスに魂集めを命じられるヴェルティ。
しかしソネットに出会った際に、己が彼女の上司であったことを思い出す。
ヴェルティとソネットは協力して海賊を追い、無事に捕獲に成功した。

10.ウェアーハウザーの森β


登場キャラクター:サザビー(あどけない淑女)、ポルターガイスト(シーツの幽霊)、ミス・モアッサン(陶器のレディ)、Mr.魔精(カーソン)

魔精の姿になってしまったヴェルティは、復元ポーションを求めて魔精の王国へ向かう。
人間を魔精にするという王国の理念に同調したことにより、ヴェルティ達はトーナメントの見張り番を任されるようになった。

しかしサザビーの家庭教師のミス・モアッサンがサザビーが誘拐されたと思い魔精を攻撃したことにより、
魔精国王は怒って全員を魔精にしようとする。
抗ってもなお、魔精国王は共倒れを狙い襲い掛かってくるが、長老であるMr.魔精がそれを止めた。

ヴェルティが新しい王となり、サザビーは魔精たちと共に残りたいと伝える。
しかしMr.魔精は一緒には暮らせないと言う。
サザビーは驚いてMr.魔精に復元ポーションを飲ませるが、ヴェルティのように人間には戻らなかった。

Mr.魔精は微笑んでサザビー達を送り出す。
涙するサザビー。

身体がダストとポーションに包まれて浮かび上がり、不思議な感覚になる。
ヴェルティの舌先にはドクターコショウの味がした。


ここで夢は終わりとなります。

リーリャが起こしに来なかったらもっと続いてたんだろうなぁ。
深眠域がリーリャが来ない世界線とか?考えたら楽しい。

全体としては、夢の中の出来事と現実(本編シナリオのエピソード)が混ざり合って不思議な感じ。
好きな雰囲気の読み物だったからもっと読み返しやすくして欲しい。

カーナビー・ストリートβがほぼチュートリアルのシナリオだったことを思うと、
βは実際に起きたことにより近いのかなと思いました。

ウェアーハウザーの森βはサザビーとカーソンの別れ。

特別訓練場βはヴェルティが独自に動くようになった頃の話?
船はスーツケースのことかなと直感で思ったけどどうなんだろう。

マチルダとか、ロックンロール海賊団のやり取りとか、微笑ましい場面もあって良かったです。
あと本編に出て来ないキャラクター達がちょっとだけでも登場したのが嬉しかった。

登場キャラクター達と戦闘する流れでは、戦闘準備の画面でも各キャラごとにフレーバーテキストがついてたりして
本当にテキスト周りの作り込みがすごすぎるんですよね……。

絶対まだ読めてないテキストいっぱいある。
次は新イベントが来るのでそっちもじっくり楽しみます。

ここまで閲覧いただき、ありがとうございました!