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ショーヘイのような2ベース!水戸一高が初戦突破



7月12日、ノーブルスタジアム水戸で開催された第106回全国高校野球選手権茨城大会の2回戦で、水戸一高が牛久栄進を8対1で破り、8回コールド。見事な勝利を収めました。試合は8回コールドゲームで決着し、水戸一高は夏の甲子園出場に向けて素晴らしいスタートを切りました。

試合前の様子

朝から雨が降り続き、試合が行われるのか心配されましたが、私も自転車で球場へ向かいました。到着すると、そこには水戸一高の中高全校応援の生徒たちが私服姿で集まり、ブラスバンド応援団がレインコートを着て試合の開始を待っていました。誰もが明るい顔で試合を待っていたのです。
この光景から、学校全体のエネルギーと伝統校の重みを感じました。試合は30分遅れの10時半にスタートしました。

試合の展開

水戸一高の先攻で試合が始まり、初回は三者凡退に終わりました。対する牛久栄進の先発、本多投手は巧みな制球力を見せ、水戸一高打線を4回までわずか1安打に抑える力投を見せました。しかし、水戸一高のエース、小川永惺(ひさと)投手も力強いピッチングで対抗し、2回以降は変化球を織り交ぜた緩急を使った投球で相手打線を封じ込めました。小川投手は昨秋いらの公式戦です。すこしナーバスになっている様子に見えましたが、内外野の守備陣が好プレーを連発し、試合の流れを引き寄せました。

攻撃の見せ場

試合の転機は5回に訪れました。宮川選手がセカンド内野安打で出塁し、小原選手の初球バントでノーアウト一塁のチャンスを作りました。続く大沢選手は三振に倒れましたが、2アウト二塁から小川投手がレフト前にタイムリーヒットを放ち、待望の1点を先制しました。このヒットで勢いに乗った小川選手は、7回にも右中間を超える特大2点タイムリーツーベース。二塁上で見せたガッツポーズはまさにWBCの大谷翔平選手!8回にも2点タイムリーヒットを放つなど、計5打点の大活躍を見せました。
水戸一高の勢いが一気に出ました。

終盤の展開

牛久栄進は本多投手に代わり右の小山投手が登板。しかし、フォアボールを連発し小川選手にタイムリーを打たれるなど苦しみます。8回裏に1点を入れますが、ここまで。7点差となり、8回コールドゲームとなりました。小川投手は7回を無安打無失点に抑え、8回からは米川投手が登板して1失点を許しましたが、試合を締めくくりました。

試合後の感想

水戸一高の勝因は、小川投手の緩急を使った巧みなピッチングと、守備陣の好プレー、そして確実なバントとつなぐ野球にありました。雨の中での試合でしたが、生徒たちの応援は熱く、試合を盛り上げました。雨が強くなる中でも応援を続ける生徒たちの姿には感動しました。

私自身も雨の中、観戦しながらスコアを付けるのは大変でしたが、部員の母親からいただいたゴミ袋2枚が大活躍!1枚は膝の上にかけてレインスカートがわりに。もう一枚はスコアブックを包んで、「防水フード」として雨を凌ぎました。おかげで無事に記録を残すことができました。ただ、放置してたリュックが水没し、中の資料とプログラムが再起不能に涙。これは痛い。。。。次回からはリュックもゴミ袋の中に入れて防水対策をしっかりして観戦に臨もうと思いました。

◾️水戸一高の選手たちのコメント(スポーツ報知より)

木村優介監督
「この初戦がヤマだと思っていました。いい勝ち方をしてくれましたが、小川に頼ったゲームになってしまいました。野手にも火をつけて、これからも頑張っていきたいです。」

津田誠宗主将
「初戦の難しさは分かっていました。点が入らなくても、リードを許しても『5回3点のビハインドまで全然OK』と試合前に話して、そのぐらい余裕を持って試合に入れたことが、守備でも自滅せず、後半自分たちの試合に持って行けたと思います。」

小川永惺投手
「今日は雨の中、状況が悪くてもチームが勝てるように一人ひとり抑えていこうと思い、結果的にはノーヒットになりました。ピッチングでもバッティングでもチームを引っ張れる存在になりたいです。」


最後に

今回の勝利で、水戸一高は1954年以来70年ぶりとなる夏の甲子園出場に向けて大きな一歩を踏み出しました。雨が終盤、強く振りましたが無事に試合成立して、選手たちの勇気と応援団の支えが一体となった素晴らしい試合となりました。牛久栄進の応援の声もこちらまで迫力満点で届き、素晴らしかったです。試合後は水戸一高の選手の肩を叩いて健闘を称え合っていました.いいチームですね。

次戦は17日。引き続き、チーム一丸となって勝利を目指して頑張ってほしいです。

*写真は水戸一高の大会が終わったあとアップします

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