カシユキ

ここに文章や取材メモ、音声配信などを残して誰かに届けようと思います。

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最近の記事

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勇気をもらった200日/水戸一高を取材して

おはようございます。 昨日、応援していた水戸一校が負けてしまいました。試合終了の瞬間、言葉が出ませんでした。ただただ、彼らの終わりを見つめているだけでした。号泣している選手、呆然と立ちすくんでいる選手。作り笑顔を見せているけれど、急に顔を覆って泣き出す選手。その光景を見て、言葉がみつかりませんでした。8ー15、8回コールド負け。エースの小川永惺投手は2回6失点KO。これが現実。これが人生。選手たちは時計の針を戻したいかもしれません。でも過去は変えられない。 残酷ですが、高

    • ベイスターズ優勝熱が残る中学校で社会人講師授業

      先日、横浜市内の中学校で職業についての授業をさせていただきました。横浜スタジアムから一番近い中学校で、なんとベイスターズ優勝からわずか4日後という、最高のタイミングでの授業。テーマは「スポーツライターになるには」。生徒たちは自然と関心を持ってくれて、私の話に耳を傾けてくれました。 スポーツライターという職業について話す上で、最初に話したのは「マスメディアとSNSの違い」です。そして日ごろから心がけてほしい「マインドセット」についてです。なるための経緯や、必要なスキルも話しま

      • ミニ大谷翔平‥なんていうのはたぶん失礼

        ◾️矢澤宏太選手の可能性と成長:貴重な取材の振り返り 昨日、北海道日本ハムファイターズの矢澤宏太選手が、クライマックスシリーズ(CS)初出場ながらも見事な初安打・初打点を記録しました。特に、3回の1アウト2塁・3塁の場面での内野安打は、彼のスピードと機敏さが際立ったプレーでした。三塁前へのゴロを俊足で駆け抜け、同点の1点をもたらした瞬間には、思わず「速っ!」と声を上げてしまいました。 さて、矢澤選手はご存知の方も多いと思いますが、2022年のドラフトで日ハムに1位指名され

        • 下心むんむんです

          本日のクライマックスシリーズ、パ・リーグのファーストステージ第2戦、ロッテ対日本ハム。日本ハムが延長10回、淺間選手のサヨナラ打で勝利。逆王手となりました 今日の試合は本当に劇的な展開でした。 試合のハイライトを勝手に振り返ります。 まずは、序盤から中盤までの試合展開です。5回まで両チームともに点を取れず、均衡状態が続きましたが、5回表、ロッテが先制します。今季55試合でホームランゼロだった安田尚憲選手が、ここでなんと先制アーチを放ちました。これは大きな一打でしたね。その

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        勇気をもらった200日/水戸一高を取材して

          AIって楽しい‼︎

          今日はちょっと趣向を変えて、AIのお話をします。 今日、スタンドFMにゲストをお呼びしました。 元社会人野球の選手で都市対抗で優勝したこともある、 キーボーさんです。今回AIについていろいろ聞いちゃいました。 ・スタンドFM仲間のキーボーさんが登場(元社会人野球選手)。 ・suno-aiという音楽作成アプリで応援歌を作成。 ・新しいAIアプリ「GensPark」は、データや文献を元にした検索生成AI。 ・ 宮城県の県立高校の監督が、生成AIでアニメーションを作成し、SN

          ¥300

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          少年野球の共感性コミュニティ

          こんにちは。 FullCountエグゼクティブエディターの楢崎さんと雑談をしながらミーティングをしたのですが、いろんな話が出て楽しかったです。洗濯から、おにぎり、背番号の不思議、中学チームの体験会の極意まで・・・・。 話は盛り上がり、少年野球を支える保護者や指導者、そして野球少年たちに向けたコミュニティづくりについても話し合いました。 今回はその内容をまとめてみます。(今回はXのspaceにもシェアしました) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 少年野球をしてい

          少年野球の共感性コミュニティ

          誰のために記事を書くのか

          ■加美農業高校野球部の記事が公開されました おはようございます。 まだまだ暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今朝も水戸の天気、30度あります。 残暑が厳しいですね。 高校野球に昨日行ってきて5度目の日焼けをしました。 我が家のコキアもまだ青々としております。 紅葉する頃には秋が深まっているといいなと思っております。 今日は誰のために記事を書くかについてお話をしたいと思います。 昨日一本記事を配信していただきました。 加美農業高校の野球部、 佐伯友

          誰のために記事を書くのか

          少人数野球部の現状を伝える記事

          こんにちは。高校野球は甲子園がとても盛り上がっていますが、その一方でとても寂しい現状があります。そのことに目を向けなければ高校野球の継続はありえないと思っています。年々増えている小規模野球部(連合チーム)の現状です。 連合チームは、甲子園を連続で出場するチームと違って、一人ひとりの成長度に目を向けることが大切だと思っています。そんな中でどうしたら連合チームを正しく指導できるかと迷っている指導者の方も多いと聞きます。夏は高校野球の記事がとても多いので、その中で私は小規模野球部の

          少人数野球部の現状を伝える記事

          noteの奇跡、音声配信の力

          音声配信(stand fm)の奇跡と水戸三高野球部の物語 こんにちは、先日とても嬉しい出来事がありました。 今年の夏、私は茨城大会の高校野球を観に行っていました。取材という形ではなく、完全に観客として、チケットを買って試合を楽しんでいたんです。 自分なりにスコアをつけたり、写真を撮ったりして楽しんでいたのですが、茨城大会では自分で撮った写真をSNSにアップするのが禁止されていたため、自分だけの記録として写真を残していました。 大会が終わった後、その思い出や感じたことを

          noteの奇跡、音声配信の力

          直視しないといけない現実

          連合チームにも光を。高校野球の未来 朝日新聞の記事です。 全国の高校野球部のうち、約3割が5年後の夏の地方大会に単独チームで出場できるかどうか見通せないという現状が明らかになりました。 朝日新聞社が実施したアンケート調査では、全国47都道府県の3239チーム(連合チームを含む)が回答し、そのうち28.7%(930チーム)が5年後に単独チームでの出場を見通せないと答えたそうです。 また、過去5年と比べて部員数が減少しているチームが52.2%に達し、「増えた」と回答したのはわ

          直視しないといけない現実

          コラボライブのテーマは高校野球

          こんにちは。 今日は7月29日月曜日。茨城県水戸市は晴れ、気温36度と猛暑日となっています。明日はさらに37度まで上がる予想で、熱中症警戒アラートが出ています。 さて、今年の夏の高校野球も明日の愛媛大会決勝で全ての代表校が決まります。私は茨城大会の開幕から約2週間取材し、その後全国ポニーリーグ大会の主催を経て、再び準決勝・決勝を観戦しました。 今年の夏の大会には、3つの大きな特徴がありました。 1. 新バット導入初の夏 春の選抜に続き、夏の大会でも新バットが使用されま

          コラボライブのテーマは高校野球

          優勝チームに、日本代表はいなかった、という話

          近年、中学野球界では革新的な指導法や最新のトレーニング方法を取り入れるチームが増えています。そんな中、今年のポニーリーグ全国大会で優勝を果たしたのは、意外にも基本を重んじる福岡のポニー筑後リバーズでした。この結果は、私たちに多くのことを考えさせてくれます。 筑後リバーズの特徴は、一見すると地味に感じられるかもしれません。ポニーリーグが選出する(33人の)日本代表選手は一人もおらず、個人の能力も飛び抜けているわけではありません。近年流行の野球スクールのような経営形態でもありま

          優勝チームに、日本代表はいなかった、という話

          中学生パワー全開!ポニーリーグ開会式、熱狂の夜

          みなさん、こんにちは。 今日から始まった中学野球の取材、その様子をお届けします。といっても、普通の開会式じゃありませんよ。これがまた、とんでもないお祭り騒ぎだったんです。 まず、場所はJPアセットスタジアム江戸川。なんだか株式市場みたいな名前ですね。ここに106チームが集結!そう、中学生が106チーム。想像してみてください。エネルギーだけで発電できそうです。 しかも、今年は50周年。ポニーリーグ記念大会にに、海外からもたくさんのゲストがお祝いに駆けつけてくれました。アメリ

          中学生パワー全開!ポニーリーグ開会式、熱狂の夜

          部員14人のチーム。地元を元気づけた希望の145キロ右腕

          2024年の夏、茨城県立太田西山高校野球部は、創部6年目にして初の夏勝利を収めました。1回戦で勝田工業に9回裏3点を挙げて劇的なサヨナラ勝ちを果たし、続く2回戦では甲子園経験校の水城高校と対戦しました。太田西山エース関景介投手は145キロの速球で3回まで順調に抑えましたが、4回に乱れ4失点、7回にも3失点し、最終的に1-8(7回コールド)で敗れました。関選手は不登校を克服し、外部コーチの北川雄介氏の指導で成長し、プロを目指しています。 レポートは音声で↓ ●大逆転した古豪

          部員14人のチーム。地元を元気づけた希望の145キロ右腕

          高校野球の面白さは、4回戦から!?

          連日投稿を目指すカシモトです!爆 さて、中盤戦です。 高校野球が4回戦を迎えると、その魅力は一層深まります。 なぜなら、この段階から強豪校同士の対戦が増え、緊張感溢れる試合が続くからです。ここでは、選手たちの技術力や思考の鋭さが試され、 観戦者にとっても目が離せない展開が続きます。 まず、4回戦以降の試合では、選手たちのメンタルと体力が試されます。 連戦の疲労が蓄積する中で、いかにして最高のパフォーマンスを発揮できるかが鍵となります。特に、強豪校同士の試合では、どちらの

          高校野球の面白さは、4回戦から!?

          高校野球の数は減少の一途ですが…こんな話もあるんです

          今回は茨城を中心に取材している高校野球地方大会についてのレポートをお届けします。最近、この底辺校も取材して!!!…という、取材依頼をメールでいただくようになり、バーチャル高校野球を通じて彼らの戦いを見守る夏を過ごしています。 ってか、私って、、、、 底辺校ライターなのか、、、??? (ご自由に呼んでください) というわけで、今回は水戸第三高校(以下、水戸三高)の挑戦について、特に柴田優太監督とのインタビューを交えながらお伝えします。(水戸三は底辺校ではありません) ◾️

          高校野球の数は減少の一途ですが…こんな話もあるんです