高校生が考えた野球イベントが、すごかった
高校生が考えた、
とても多幸感あふれる素敵な野球教室がありました。
お金をつかわず、
気軽に、
誰でも、
近所で、
地元のお兄ちゃんお姉ちゃんと交流。
これって最高ですよね。今日はそのレポートです👌
さて、高校野球といえば、選手たちはこの時期なにをしてるのでしょう???
春に向けて基礎トレーニングを重ねる時期です。でも、それだけではありません。オフシーズンには、ボランティアや地域活動に参加して、野球以外の体験を積む選手たちもいるんですよね。
茨城県水戸市にある進学校、水戸一高のグラウンドで、小学生を対象にした野球教室が開催されました。この日は、水戸商業高校の選手たちも一緒に参加し、小学1年生から6年生まで、約100人の子どもたちと一緒に体を動かして野球を楽しむイベントとなりました。
今回の野球教室は、午後1時半から3時半までの100分間行われました。
で、そも内容がとてもユニークだったんです。
グラウンドには10か所のコーナーが設けられ、それぞれが野球の基本を楽しめる仕掛けになっていました。例えば、バッティングゾーン、ピッチングゾーン、ベースランニングのゾーン、さらにはバントや守備を体験するゾーンなど。試合形式のコーナーもあって、野球の楽しさがぎゅっと詰まったプログラムでした。
道具も子どもたちが安全に遊べるよう、テニスボールやプラスチックバットが使われていました。これ、全て高校生たちが考えたそうです。
特に盛り上がったのが、ペットボトルを並べて、それを射的のようにテニスボールで倒すコーナーです。ペットボトルにはドラえもんやピカチュウ、マリオなどのキャラクターが描かれていて、これは女子マネージャーがデザインしたそうです。子どもたちは一斉に「用意スタート!」の合図でボールを投げ始め、大はしゃぎ!
また、ティーバッティングでは、子どもたちが100点を目指してフルスイング。高得点を狙えるように角度を意識する仕組みで、「大谷選手みたいにホームランを打とう!」と高校生たちが声をかけながら応援していました。
100分間と聞くと長いかな?と思うでしょ?
いえいえ、全然そんなことはありませんでした。
10分ごとに次のコーナーに移るスケジュールが絶妙で、子どもたちは飽きることなく次々と新しい体験を楽しんでいました。
保護者の方にお話を伺うと、「こんなに夢中になって2時間も遊ぶことなんて普段はない」とのこと。男の子も女の子も、全員が笑顔で野球に熱中していたのが印象的でした。
今回のイベントでは、大人はグラウンドに入らず、
保護者もフェンスの外から見守る形でした。子どもたちだけの世界が作り上げられていて、これぞ本来の野球の楽しさなんですよね〜。
子どもの遊びに、大人は邪魔なんですw
高校生たちも、子どもたちに教えることで新しい気づきがあったはずです。
これぞ、野球を通じた人間教育ですよねっ!
こうした体験を通じて、野球の魅力がもっと広がるといいなと思いました。
このイベントは一旦終了しましたが、「来年もぜひやりたいーー!」という声が
子どもたちからあがりました。
野球を知らない子どもたちや、室内で遊びがちな子どもたちにも、
こうした体験を届けられると素晴らしいと思います。
そしてできれば、勉強も…。
お兄さん、お姉さんのように好きになってほしいよね。
取材させていただいた、水戸一高、水戸商業の皆さん、
ありがとうございました。
「こんど、水戸一高、水戸商業応援に行きますー!」
小学生と高校野球が繋がる、
そんな声が聞こえてきて、とっても嬉しかったです。