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誰のために記事を書くのか
■加美農業高校野球部の記事が公開されました
おはようございます。 まだまだ暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今朝も水戸の天気、30度あります。 残暑が厳しいですね。 高校野球に昨日行ってきて5度目の日焼けをしました。 我が家のコキアもまだ青々としております。 紅葉する頃には秋が深まっているといいなと思っております。
今日は誰のために記事を書くかについてお話をしたいと思います。 昨日一本記事を配信していただきました。
加美農業高校の野球部、 佐伯友也監督の記事です。 合計3本になる長編となりました。 佐伯先生を紹介いたします。
部員2人の野球部をこの夏26人まで増やして単独チームで頑張っている先生なんです。 野球部の部員不足というのはどの高校にも今起こっていて、特に過疎地の高校は深刻なんですよね。 その中、同じ過疎地である加美農業高校、佐伯先生が初心者にも声をかけて、とにかく一緒に野球をやろうぜ、野球で未来変えようぜと言って部員を集めているんです。 こんだけ勧誘を頑張っている理由には、加美農業高校には中学時代、挫折を経験した生徒がいて、そういう生徒たちの自己肯定感がとても低いんですよね。
やっぱり学校に行きたくないとか、そういう経験をかつてしているんです。 そういう生徒たちに仲間を増やしたり、野球の楽しさを教えたり、体を動かしたり、失敗することから学んだりということを教えながら勝利を目指しています。
とは言っても、7年間でまだ公式戦ゼロ勝なんですよ。 なかなか勝てないんですよ。 しかも70対0とか60対0とか、なかなか厳しい試合が最初は多かったです。 そんな彼らが段々と点差を縮めることができて、今では一点差で負けるというところまで来ています。 もう勝利は目の前なのかもしれません。
そんな加美農業高校の佐伯先生の周りにはいつも人が集まっています。
なぜでしょうか。
■佐伯先生のエネルギー
佐伯先生は逆境をプラスに変えて前に進むエネルギーがあるからなんですね。 同じように、部員不足だったり過疎地だったり、野球部の上に苦労している先生たちが駆け込み寺のように佐伯先生に会いに来て、エネルギーをもらって帰っていくんです。 こういう人間的にも惹かれるものがある佐伯先生の記事、よかったら読んでください。
■記事を書く対象
そして本題なんですけどもね、私やっぱり記事を書くときに、いつも悩むのが誰のために記事を書くかというところなんです。
今回の記事は部員不足で悩んでいる先生や、初心者で野球をやりたいんだけど踏みとどまっている高校生、そういう初心者の高校生の姿を思い浮かべて記事を書きました。 こういう連合チームが増えているんですが、決してネガティブではないですよというところを伝えたかったんです。
頑張っていこうね、みんなで励まし合っていこうねというメッセージを込めて書いた記事なんですけども、こういうメッセージが強すぎると、読者の声というのを、読者の思いというのを置いてきぼりにしてしまうところがあるので、そこがすごく難しいところなんですよね。
読者はもっとこういうところを知りたいとか、裏側を知りたいとか、もっと刺激的なセンセーショナルな内容を知りたい、そういう部分があるので、
その狭間でいつもノンフィクションの記事、とくにアクセス数で判断される
ネット記事の場合は、、、悩みがぬぐえません。
ただですね、昨日記事が出て、1日中いろんな方から反響をいただき、
うれしかったんですよね・・・。
同じように少人数で頑張ってますとか、
佐伯先生のように僕ももう少し頑張ろうと思いますとか、
うちにも初心者の選手いるんです「最強の初心者」を目指しますと言ってくれる方など、いろんな先生や関係者の方からメールをいただきました。
こういうのを読むと救われる思いがします。 だからこれでもいいのかなと思っているんですが、この葛藤は永遠に続きます。
まだまだ私の力が不足している証拠だと思います。
これからもっと精進して、この葛藤と戦っていきたいなと思っております。
【記事の感想ありがとうございました】